「恋愛時に起きている、脳内の変化」を調査したので、分かったことを報告します。
恋愛ホルモンこと「PEA」が分泌されている
恋愛ホルモンなどと呼ばれ、正式名称を「PEA(フェニール・エチル・アミン)」という物質が分泌されています。
- 恋愛特有の、恋人に対するときめき感が発生する
- 集中力が高まる
- 快感が増幅する
「ドーパミン」が分泌されて、やる気がUPする
恋愛中は、神経伝達物質である「ドーパミン」の分泌量も高まっています。
- 「やる気」が大きく高まる
- どきどきわくわく感を味わえる
- 集中力が高まる
恋愛中以外にも、自分の好きなことに熱中している時・楽しい時・映画や小説や漫画やゲームで感動している時・何かを達成して喜んでいる時などに、ドーパミンの分泌量が高まります。
触れ合いホルモンこと「オキシトシン」が分泌
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オキシトシンは、恋人と手をつないだり、ハグしたり、キスをした時などに大量に分泌されます。相手と触れ合った時に分泌されるので、「ふれあいホルモン」などと呼ばれます。
オキシトシンはホルモンの1種で、中枢神経系で神経伝達物質として作用します。
- 感情を安定させて、安らぎの感覚が得られる
- 「痛み」「ストレス」「不安感」を緩和する
- 愛情・信頼という気持ちを維持させる
- 他人への警戒心を抑え、社交的になる
- 女性の場合、母性本能の感覚が強化される
恋愛時以外にも、女性の出産・授乳時にオキシトシンは多量に分泌されます。分泌されたオキシトシンの効果で、乳児とふれ合いたい・愛情を注ぎたいという気持ちがわき起こります。
恋愛による肉体面での変化もたくさんあった
肌がキレイになる
恋愛中は「エストロゲン」というホルモンが多量に分泌されます。エストロゲンの効果で、肌が美しくなるようになります。
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免疫系が活性化する
恋愛をしている時間帯は、心身がリラックスするため「副交感神経」が優位に働きます。恋愛をしていない時間帯の勉強中や仕事中は緊張感が高まり「交感神経」が優位に働きます。
副交感神経と交感神経の活性度が交互に入れ替わることが、免疫系の活性度を高めることになり、風邪をはじめとした病気にかかりにくくなります。
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恋愛中はストレスが劇的に軽減され心身ともに健康になる
以上で記してきたように、恋愛中は「PEA」「ドーパミン」「オキシトシン」といったホルモンが大量に分泌されることにより、やる気と集中力にみなぎった状態で、しかも幸福感に満たされ、社交的な状態に変わります。
身体的な変化でも、血圧が下がり、免疫系が強化され、健康増進の効果が大きいようです。
恋愛にはマイナスの副作用や、賞味期限がある
恋わずらいは実質的に精神病状態に近い
- 「恋わずらい」の状態は、「強迫性障害」の症状と酷似していることが研究で判明した
- 過去6ヶ月に熱愛を経験したことのあるグループ、強迫性障害の患者のグループ、そのどちらでもない普通の人達のグループの3つのグループに、それぞれ血液検査をした↓
- 精神を落ち着ける効果がある神経伝達物質・セロトニンの量が、熱愛を経験したグループと強迫性障害の患者のグループで、通常よりも40%も減少していることが判った
- 強迫性障害はセロトニンの分泌バランスが崩れることで引き起こされるのではないかと考えられているので、恋わずらい状態は強迫性障害に似た症状を呈したり、強迫性障害を引き起こす危険性がある
2006年2月号「ナショナル・ジオグラフィック」に掲載された記事より
恋愛中は、判断力を司る前頭葉が活動停止におちいる
恋愛中の人間は、MRIスキャンによって脳の前頭葉の活動が停止することが判っています。
「恋は盲目」「あばたもえくぼ」と昔から言われている通り、恋愛中は相手を全肯定してしまって正常な判断が下せなくなります。
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恋愛ホルモン・PEAの分泌は2~3年が限度
恋愛のときめき感・相手への愛情の根源となるホルモンの「PEA」は、恋愛が始まってPEAの分泌を開始した時点から、2~3年で分泌量が一気に降下します。
つまり、相手へのときめき感・愛情がほぼ消失してしまいます。恋人関係がマンネリ化したり夫婦が倦怠期に入るのも、ちょうど2~3年目。PEAの分泌が枯渇し、恋愛が「賞味期限切れ」となった結果が、マンネリ化・倦怠期というわけです。
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