現代の若者が「あれは要らない。これも要らない」と清貧を志向することの問題点を調査したので、分かったことを報告します。
若者の清貧志向が危険である3つの理由
1.物欲を封じようとすることで、絶対に必要な欲まで失われる危険が高い
「欲しがらない」「興味を持たない」「買わない」「物欲はあさましいモノだと信じ込む」を日々心がけていると、たしかに消費は抑えられるが、その弊害として「自分にとって一番大切な欲求」までいっしょに黙殺してしまう危険が非常に高い。
たとえば、「自分が最もやりたい事」「自分にとって最も価値のあるモノ」。
それらが欠落した人生は、死ぬまで「私は何か大事な事をやり残した……」ともやもやする一生となる。
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2.資本主義社会下では「清貧=不戦敗状態」
日本を含む資本主義社会では、会社経営者のような「資本家」に「労働者」が使われるルールが大原則。労働者が資本家側へと移動するには特別な才覚や多大な努力が必要だが、
清貧という生き方はそもそも「上へ昇る戦いを放棄している不戦敗状態」。
仮に自身に高い能力や才能が隠れていたとしても、清貧という生き方のせいで上へ昇る可能性を自ら潰してしまっているし、労働者としてコキ使われる一生は普通に辛い。
「物欲を手放したんだからこれでもう一生心穏やかな生活だ!」と勘違いしがちだが、実は資本家が「無欲で従順な羊達」を良いように使い倒すという未来が待ち受けているだけ。
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3.求めるレベルが低いので成長しないしまるで生けるしかばねのような人生
求めるモノが少なかったり要求レベルが低いと、低い段階で満足してしまうので成長しない。個人の心情ではそれで満足かもしれないが、低レベルの人材は格差社会の底辺層を生きていくのが必然なので、辛い一生を送ることになる。
そして、人間にとって、全ての欲が完全に消えた状態とは何だろうか?答えは「死んでいる状態」。
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数々の欲を抑えて生きるという事は、どんどん「死んでいる状態」に近づいていくということ。その不自然でいびつな生き方は、必ず人生のどこかで大きな破綻を引き起こす事になる。
物欲がほとんど失われた若者へのネット上のコメント
とことん突き詰めれば、つまり「若者に金が無いから」。
その事実を、価値観の多様化とかコスパ信仰とか、いろいろな言葉でごまかしているだけ。
というのが良しとされた時代から、
ゆるく働いて少々のお金を得るのが何より大事、
って価値観へ変わってきている気がする。
代わりに「承認欲求」を満たすのが現代の若者。
SNSで自分のメッセージが何回リツィートされたか・いいねされたかに人生を賭けている状況。
SNSにメッセージを投稿するのにお金はかからないからね。
物体から情報へと変わったんでしょ。
おっさん世代は現物のカードを収集して楽しんでいたけど、
今の若者はソシャゲの電子データのカードを集めて楽しんでる。
情報はお金がかからないものが多い。
ワーキングプアと無職が多くなりすぎた。
高級品を買う買わない以前に、そもそも買うお金を持っていない。
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若者間で支配的になっている気がする。
結婚して、配偶者や子どもに縛られたくない・お金や時間を捧げたくない。
自分の幸福が最も大事。
その主義の結果、非婚化が進んでいる。
日本の明るい未来の兆しが全然見えてこない。
この状況で、若者が向上心を持てないのも仕方がない。
中には頑張って上へ上へと進んでいる若者もいる。
現代は、増えすぎた人間達が淘汰されていく段階なんだよ。
意欲があって頭が良くてコミュ力がある者以外は、絶望のうちに底へと沈んでいく。
戦後に、本来ならとうてい結婚できないスペックの男女同士を無理矢理お見合いでくっつけた失策のツケを、
お見合いで生まれた現代の若者達が払っている形になっている。
3Y無い(欲無い・夢無い・やる気ない)
だと言われているよな。
かなり安いうえに高機能の商品がそこらにあふれるようになった。
ブランド名だけで何倍も高い商品より、安くて高機能の外国製品を買うようになるのは必然でしょ。
生まれてからずっと陰気な時代が続いていく。
将来が不安だから、収入の大部分を貯蓄へ回しているんだろう。
が若者の間で美徳としてすでに定着してしまっている。
宗教の修行僧でもあるまいし、ほとんどの人間にとっては欲望を封殺して生きるなんて不健全。
清貧の生き方なんかを自分に強いたら、確実に人生が失敗するよ。
無欲で何も挑戦しないだろうから、必然的に何も成長せず、低レベルのまま人生を終えることがすでに確定している。
欲を根絶することなんて不可能。
しかし、欲を満たすために「やってやる!」って奮起する情熱を時代の流れで綺麗に失った。
欲はあるのに情熱が無いものだから、満たされないままくすぶり続けて、ひねくれて斜に構えるように生きるしかない。
「ミニマリスト」になることの問題点
- 次々と物を手放してしまうと、たとえば急な冠婚葬祭のような用事で、必要な物が家に無いせいで困ることになる
- ミニマリストを続けていると、「綺麗な洋服を着てファッションを楽しむ」「価値のある書物を収集する」「美味しいケーキを食べる」といった人生の色々な楽しみが次々と閉ざされていってしまう
- お金を使わないように生きると、自分への経験・知識の投資行為が極端に減り、同年代のライバル達にどんどん差を広げられてしまう
- 「持たないことを選んだ道」を進んでいくことは、自動的に「持ち物を増やしていくことを選んだ道」から外れることになる
「ミニマリスト」とは余計な物・所有しようとする欲そのものを捨てて、シンプルな生活を実現しようとする人を指します。
お金持ちがミニマリストへと転身して、「裕福なのに、あえて質素な暮らしをしている」という状況ならば人々からの賞賛が得られるでしょう。
しかし、並の収入の者がミニマリストになったところで、ただいたずらに生活を不便にしたり人生の色々な可能性を自ら閉じてしまう、逆効果になってしまう行為と言えます。
現代社会はどこまで行っても競争社会である以上、自らの人生と能力を弱体化させる行為は、結果的に競争に負けることが多くなって不幸になる危険性が高いと考えられます。
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