元々は味方サイドや正義側についていた人物が、事件等で人間の暗黒面に触れて世の中に絶望し、悪人側へと変化してしまう「闇堕ち(やみおち)」。
闇堕ちの現象のあれこれについて調査したので、分かったことを報告します。
闇堕ちをしやすいキャラクターに共通してみられる特徴
- いくら努力しても「優れた血統」には勝ちようがないという現実に絶望する
- いろいろな事について思い詰める性格をしている
- 正義感が過剰に強い
- 理想が高すぎる
- 家族や一族のような親しい人達が全員殺される
- 何かの大きな目的のために力を渇望している
- 何かしらのコンプレックスを抱いている
- 正々堂々やる主義だったが、相手の汚いやり方によって負かされる
- 良くも悪くも、他の何かの要素に染まりやすい性格をしている
「闇堕ち」とは、正義側の人間・善人が、ショッキングな出来事をきっかけにして悪人へと変化してしまう現象を指します。
闇堕ちしたキャラクターのその後は「主人公達の説得や戦いで、考えを改めて元の善人へと戻る」「主人公達に倒されて、そのまま死んだり意気消沈して物語からフェードアウトする」といったパターンが多いです。
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印象的な有名闇堕ちキャラ
夜神月
純粋な性格かつ超優秀な学生だったが、顔を知っている人間の実名を書くだけで思い通りに殺せる死神のノート「デスノート」を偶然入手してしまい、犯罪者を葬り続け、見事に闇堕ち。
仙水忍
人間の善性を信じて人間のために妖怪と戦い続けていたが、ある時に人間の悪行の極みを目撃してしまい、一変して人間を絶滅させるために魔界に続く界境トンネルを空けようとする。
闇堕ち完了済みだが、聖なるオーラを駆使できる「聖光気」が使え、異常な強さ。
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ゴンさん
主人公の少年「ゴン」が、怨敵のネフェルピトー相手に憎悪と怒りを爆発させて、命と才能の全てと引き替えに闇堕ち。
強力でどす黒いオーラをまとい、凄まじい強さとシュールな風貌。
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暁美ほむら
友達のまどかが好きすぎて闇堕ち。
魔法少女形態から悪魔のような容姿となり、闇堕ちによって手にした絶大なエネルギーを使い、まどかと過ごす世界を作り上げるために世界そのものを改変してしまった。
現実世界の人間も社会へ出ると闇堕ちしやすい
- 上司に怒鳴られたり嫌味を言われ続けて、ストレスが蓄積して、怒りっぽくなる
- 仕事でのノルマ達成のためには、詐欺まがいの営業トークもしなければならない
- 相手の年収・勤めている会社の知名度で人を値踏みするようになりやすくなる
- 大手企業に入ると、中小企業勤めの人達や世間一般の人達を見下しやすくなる
- 業界によっては、困窮している顧客を見捨てる業務もしなくてはならない
- 上司に媚びまくることで卑屈な性格になる
- 労働の辛さで心がすり減り、暗い人間になる
- 人間同士の絆ややりがいを重視していた人間だったはずなのに、いつの間にか完全な拝金主義者になっていた
それを続けていると闇堕ちしやすい仕事の代表例は、銀行・証券・保険といった金融業界の仕事です。
金融業界でやる仕事には、達成するのが困難な量のノルマを課せられるのが常です。どうにかノルマをクリアするために、顧客に一方的にリスクを押しつけた契約を結び続けるしかなくなるので、世界的な金融危機が起こった時などに顧客達が激怒してクレームを入れてきます。
このような特徴をもつ業務を続けたり、上司に叱責されたり同僚と出世レース争いを続けているうちに、いつの間にか人でなしの性格へと闇堕ちしてしまうことが多くなります。
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