キャラクターが闇堕ちする原因・理由の、その主なパターンを解説します。
キャラクターが闇堕ちする原因の、主な3つのパターン
1「信じていたモノからの裏切り・犯罪の被害などが原因で、闇堕ち」
- 信じていた人から、ひどい形で裏切られる
- 信じていた事(正義や、人間の善性など)が、自身の願いとは違っていた
- 犯罪者のせいで、自身の人生が台無しになったり、家族・恋人などの大切な人の命が奪われた
- たとえば上記のような事情により、正義側から悪側へと闇堕ちする
- この闇堕ちパターンが、各種のパターンの中で最もメジャーなもの
- たとえば上記のような事情により、正義側から悪側へと闇堕ちする
本項目の具体例:アニメ・乱歩奇譚 Game Of Laplaceの「カガミ」
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生真面目な性格のエリート警視であり、正義を信奉して犯罪の撲滅のために真摯に働いていたが、
自身が逮捕した犯人が措置入院先から逃亡し、逮捕への報復として、カガミがいっしょに暮らしていた彼の妹を惨殺。
この痛ましい事件をきっかけにして、
「犯罪者が警察によって逮捕されたとしても、心神喪失(精神機能の障害により、行為の是非の判断や行動を制御することができない状態。刑法上は責任無能力者として処罰されない)などが理由で正しく裁かれない場合が多く、今の警察のやり方では犯罪の抑止力が足りない」
とカガミは思い込むようになり、闇堕ちする。
れっきとした犯罪者であるのに法の効力が及ばない者達に私的制裁を加えて殺害する、「怪人二十面相」の模倣犯となってしまった。
2「”悪の性質を帯びた、強大な力”を手にしてしまい、闇堕ち」
- 「絶大な力であり、なおかつ、何かしらの悪の性質を帯びている」というものを手にしてしまい、圧倒的な力を手にすると同時に悪人化(闇堕ち)してしまう
- 絶大な力を渇望した結果、力と引き換えに悪人化することは承知のうえで力を手にするパターンもある
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本項目の具体例:漫画・DEATH NOTEの「夜神月(やがみ らいと)」
「相手の顔を見たことがあり、なおかつ、相手の本名(偽名や芸名などは無効)をページにボールペン・シャーペンなどで記述すると、相手をある程度自由に殺すことができる」
という死神のノートを、偶然手にしてしまう。
元々、正義感が強い純粋な性格であり、色々と腐敗している世の中に不快感を覚えていたが、
死神のノートを手にしてからは、
世界中の犯罪者達をノートの効力で片っ端から殺し、さらには自身を逮捕しようとする者・自身に逆らう者や不服を唱える者も躊躇無く殺害するようになる。
「犯罪の無い新世界」を創造し、その新世界の神として君臨するために、死神のノートの力を利用し続け、独裁者のような存在へと闇堕ちしてしまった。
3「心境の変化・悪化により、闇堕ち」
- 怒り
- 不安
- 嫉妬
- 憎悪
- 世の中の真理を悟り、諦観する
- 上記のリストのような負の感情・不快な出来事により、闇堕ちする
- 行動や考え方が悪人寄りのものへ変化したが、完全な悪人とまでは言えないことが多く、
本記事の1「信じていたモノからの裏切り・犯罪の被害などが原因で、闇堕ち」の項目よりは闇堕ち度が低い
本項目の具体例:漫画・ラーメン発見伝の「芹沢達也(せりさわ たつや)」
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自身が経営していたラーメン店がまだ無名だった時代、
自身の理想を具現化した「鮎(あゆ)の煮干しの清涼な風味を利かせた、薄味ラーメン」が世間でほとんどウケず、店は経営破綻の危機に瀕していた。
なかばヤケになって上記の薄味ラーメンにラード(豚の脂)をぶち込んだギトギトのラーメンを客に出したところ、これが大ウケしてまたたく間に繁盛店となり、
これをきっかけにして自身の理想・夢を客に理解してもらおうという考え方が後退し、馬鹿舌の客達を金づる扱いするようになり、闇堕ちする。
ただし、ラーメンへ向ける情熱・理想はいまだ捨てておらず、彼のビジネススタイルがより現実に即した冷徹なものへ変化しただけであり、商業的には大成功している。
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