もう10年以上前のアニメにもかかわらず、いまだに大量の根強いファンをもつ「カードキャプターさくら」。
最近、中学生になったさくらの漫画がCLAMPによって新たに連載され始め、過去の伝説が現代へと復活しつつあります。
伝説的なさくらの可愛さと、世間を揺るがす破天荒なエピソードの数々は、日本のアニメ史に名前を刻むに十分な破壊力をもっています。
カードキャプターさくらの伝説の数々を調査したので、分かったことを報告します。
伝説1「驚天動地の、さくらの可愛さ」
天真爛漫かつ純粋な性格で、女の子としての可愛らしさと、ボーイッシュで王子様的な凛々しさを合わせもつ、どこか中性的で、唯一無二の特別感を放つキャラクター。
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現在、ちまたにあふれる粗製濫造された凡百の萌えキャラ・少女キャラとは格が違う。
- 「さくら怪獣じゃないもん!」※お兄ちゃんに怪獣呼ばわりされたときに発動
- 「ほええええええええええ」※びっくりしたときなどに発動
- 「はにゃーん」※雪兎や観月先生を見たときに発動、ともよちゃん曰く、通称「はにゃーん・モード」
さくらの恋人役として登場する小狼(しゃおらん)へのさくらファンの反応は、嫉妬・発狂など様々だが、
小狼自身が性格の良い好キャラということもあり、作品・カードキャプターさくらへ深い理解を示すファンほど、「小狼は許した」「さくらちゃんは小狼君とお幸せに」という反応を取るようになる。
参考:作品「カードキャプターさくら」のあらすじ
小学生の木之本桜(きのもと さくら)は、父親の書斎で見つけた不思議な本の封印をうっかり解いてしまい、本の中へ納められていたこの世に災いをもたらすとされる「クロウカード」が街中へと散らばってしまった。
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さくらは、本の封印の獣・ケルベロス(通称ケロちゃん)といっしょに、散らばってしまったクロウカードの回収を始める。クロウカードを発見して封印するごとに、そのカードに宿る魔法が使えるようになる。
伝説2「武蔵丸の悲劇」
「武蔵丸の悲劇」とは、よりにもよってアニメ・カードキャプターさくらの最終話放送時に、
NHKの相撲中継放送が延長されたことで、カードキャプターさくらのラスト数分が予約録画できないという事態を招いた悲劇です。
- 予約録画を、アニメ本編放送時間の「18:02~18:28」に設定していた者。この者は、録画内容を見てみると、「相撲中継→最終回本編の途中まで→ラスト数分が不明」という状況になる
- 相撲の試合で負けた、武蔵丸
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- 最終回を、テレビ画面の前にスタンバイしてリアルタイムで視聴・録画した者
- カードキャプターさくらの後番組「装甲救助部隊レストル」まで予約録画した者
- 相撲の試合で勝った、貴ノ浪
感動の最終話が相撲中継のせいで途切れてしまった、という悲劇を受けて、放映後の2ちゃんねる「CCさくら板」では祭り状態となりました。
伝説3「コスチュームが毎回替わるという手の込みよう」
魔法少女モノは変身して特殊コスチュームをまとうのがお約束だが、カードキャプターさくらは、さくらの親友の大道寺知世が毎回手作りしたコスチュームを着て戦う、というコスプレであり、
戦うごとにコスチュームが全く違うという、魔法少女モノとしては異例の事態。
ちなみにコスチュームのみならず、普段着まで毎回違う。
大道寺知世はさくら用のコスチュームを手作りする、さくらの活躍をビデオ撮影しまくる、など、さくらの事が大好きであり、
たとえさくらが他の男と恋愛をしようとさくらが幸せならただそれだけで自分も幸せ…という、百合や恋愛感情を超越し悟りの境地に至った大いなる慈愛を抱いている。
伝説4「本作が、アニメ業界へ多大な影響を及ぼす」
アニメ・カードキャプターさくらがアニメ業界へ及ぼした影響
- カードキャプターさくら放送後、木之本桜のパクりのような容姿・性格のアニメヒロインが急激に増える
- 本作のクオリティーと社会への影響度は、同年代に放送された「新世紀エヴァンゲリオン」「ポケットモンスター」と並ぶとされ、1990年代後半を代表するアニメのひとつになっている
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伝説5「現実世界の人々にまで多大な影響を及ぼす」
アニメ・カードキャプターさくらが現実世界へ及ぼした影響
- さくらの可愛さや、魔法陣・カード封印のための詠唱・魔法の行使といったオタク要素がちりばめられていたせいで、視聴者の子ども達の多くがオタク化した
- アニメ・カードキャプターさくらの放送はNHK-BSのみだったため、NHK-BSの契約数が平常時よりも明らかに増大した
- 当時の2ちゃんねるでも非常に珍しい、単独作品専用の板「CCさくら板」が設けられる。
「CCさくら板」以外の単独板は、現在は「エヴァンゲリオン」「ゾイド」「ラブライブ!」「アイドルマスター」「遊戯王」しか存在していない。 - アニメ・カードキャプターさくらの放送時に、子どもの名前付けランキングで「さくら」が連続1位となる
アニメ・カードキャプターさくらを賞賛する、ネットの声
さくらは群を抜いて可愛かった。
このことが、アニメ・カードキャプターさくらが人気を博した重大な理由。
視聴者達が萌え要素に慣れすぎて、耐性があるから。
耐性が無かった昔に放送したからこそ、みんなが夢中になった。
そういう、運の良さ・時代の良さにも恵まれた作品。
剣や槍を武器にしてちまちま魅力を争っていたとするなら、
さくらは核兵器。
圧倒的熱量で、有象無象をまとめて消し飛ばした。
としてもそこそこ面白かった。
たださくらが可愛いだけのワンマンアニメじゃない。
セル画アニメは手間がかかる分、色合いや絵の動きに味わいがある。
名残惜しくて、希少価値が高い。
そのせいで、ファン達がカップルの組み合わせをあれこれ想像する余地があったのが話題を呼んだ。
シャオランとの会話時。
「汝のあるべき姿に戻れ!」
「れぇれぃーーーすぅ」
中毒性が高すぎる、丹下桜ボイス。
さくらの私服が毎回違っていて、さらに戦闘時のコスプレ衣装も毎回違う。
カード封印時の衣装もコスプレごとに違うから、変身シーンなどで流用されるアニメーションバンクが使い回せない。
なので、封印シーンのアニメーションを毎回作り直す必要がある。
キャラクターもぬるぬる動きまくる。
こんなに手間のかかったアニメは、本当に珍しい。
小狼に新しい世界を開拓された視聴者も相当いるはず。
不健全なものを全然感じさせない清涼感がある。綺麗な世界観の作品。
という少女漫画の特性を上手にアニメ化し、そこへたまたま、さくらという奇跡のキャラクターが加わったのが、
カードキャプターさくらというアニメ。
見ていて心が綺麗になり、さくらの可愛さに悶えることができる、二重に嬉しい作品。
さくらみたいな外見のヒロインが一気に増えた。性格の天然要素まで共通している。
後続作にパクられまくったんだから、アニメ業界への影響力が大きすぎる。
中二病要素・オタク要素を視聴者に一通り仕込んでくれる。
高速オタク製造機が、このアニメの正体。
CLAMPの手による続編「クリアカード編」が連載開始
「クリアカード編」は、さくらが中学1年生になったお話です。2016年6月3日から連載スタート。
集めたクロウカードに異変が起こり、さらに、夢の中で出会った「鍵」に導かれて、ふたたびカードを集め始める、というお話。
そして、クリアカード編がアニメ化。2018年1月7日から、以前と同じNHK枠で放送されています。
「カードキャプターさくら クリアカード編」公式PV
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