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「中二病キャラ」の、服装・行動方針・能力などの特徴と傾向

 

漫画やアニメやライトノベルにおける中二病キャラ(中二設定を備えているタイプのキャラのこと)の、各種特徴を解説します。

 

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キャラクターの服装・装飾品・装備などの特徴

ゴシックロリータ的な服装

  • 少女の中二病キャラの場合、高確率でゴスロリ(ゴシックロリータの略称)の服装をしている

 

本項目の具体例:ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の、五更瑠璃(ごこう るり、通称「黒猫」)

 

 

 

 

 

黒ずくめのコート姿

  • 男性の中二病キャラは、この服装をしている場合が非常に多い
  • 本項目と似た傾向として、真っ黒いローブ(ワンピース仕立ての、長くてゆったりした外衣)を着ている中二病キャラも多い

 

本項目の具体例:ライトノベル「ソードアート・オンライン」の、キリト





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眼帯(がんたい)

  •  隻眼(せきがん、片目が見えないこと)を隠すための道具・装飾品
  • ギャグ系の中二病キャラの場合、両目が見えるのに「かっこいいから」などの理由で眼帯をしているケースが多い

 

本項目の具体例:漫画「邪神ちゃんドロップキック」の、花園ゆりね(はなぞの ゆりね)

 

 

 

 

 

仮面

  • 目の付近のみを隠すタイプの仮面
  • 顔面全体を隠すタイプの仮面
  • 頭全体を隠す、フルフェイス型の仮面

 

本項目の具体例:漫画「メイドインアビス」の、ボンドルド




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「特定の種類の武器」を使って闘っていること

大剣・長剣・レイピア・日本刀など
  • スタンダードな形状の刀剣
  • 何かしらの特異な形状・性質を備えた剣
    • 中二病キャラが、これらの剣を武器にしているケースが多い

 

本項目の具体例:ゲーム「ファイナルファンタジー7」の、セフィロス

 

 

 

  • 銃というカテゴリーの中でも、拳銃タイプの銃で闘う中二病キャラが多い

 

本項目の具体例:漫画「BLAME!(ブラム!)」の、霧亥(キリイ)

 

 

 

大鎌(おおがま)
  • 大鎌は、中二病設定が好きな人達が好む「死神」をイメージさせるため、中二病キャラが大鎌を武器にして闘っているケースが多い

 

本項目の具体例:漫画「BLEACH」の、檜佐木修兵(ひさぎ しゅうへい)

 




キャラクターの身体的特徴

銀髪(あるいは白髪)

  • 神聖
  • 高級
  • 特別な存在
    • これらのイメージを彷彿とさせる髪の色であり、中二病キャラはそれなりに高い確率で銀髪をしている

 

本項目の具体例:ゲーム「ファイナルファンタジー7」の、セフィロス

 

 

 

 

 

オッドアイ(左右の瞳の色が、それぞれ異なっていること)

  • 良い意味での特別感がキャラクターに付与され、しかも、瞳(目)という注目度が高い部位であるため、中二設定キャラがオッドアイである場合がかなり多い

 

本項目の具体例:ライトノベル「僕は友達が少ない」の、羽瀬川小鳩(はせがわ こばと)




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目に、何かしらの特殊能力が宿っている

  • 目の瞳の部分に、紋章のような模様がある
  • 魔法的現象を起こす際に、両目あるいは片目を介して発動する
    • これらのように、そのキャラクターが特殊能力を行使する際に、目について何かしらの演出があるという設定

 

本項目の具体例:アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の、ルルーシュ・ランペルージ

 

キャラクターの出自・人生の境遇・行動方針などの特徴

普通の人達とは一線を画す、特別な存在であること

  • 稀少な種族・一族の、その一人
  • 古代種の末裔(まつえい)
  • 王族の出身
  • 普通の人達が持ち得ない、特殊な能力が発現した「能力者」
  • その世界の能力者達の中で、たぐいまれな天才に生まれついていること
    • 上記のリストのような、そのキャラクターが特別な存在であることを強くアピールする作中設定が、多くの中二病キャラによく見られる

 

本項目の具体例:漫画「アカギ〜闇に降り立った天才〜」の、赤木しげる(あかぎ しげる)

 

 

 

 

 

負の力・闇の力などに、心身をむしばまれている

  • 負の力・闇の力によって特殊能力を使える代わりに、少しずつ心身が負の力・闇の力にむしばまれていき、いずれ死んだり化け物へ変化してしまう、という状況

 

本項目の具体例:漫画「CLAYMORE(クレイモア)」の、クレイモア達




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「妖魔」という人を食らう化け物の血肉を体内に移植されており、施術の効果で身体能力がいちじるしく高められているが、
戦闘中に妖力解放を繰り返すと、不可逆的に妖魔へ変化してしまう。

 

 

 

 

 

今の間違った体制・世相に、反逆している

  • 間違っている・腐っている今の世の中を直すために、そのキャラクターが命がけで体制に反逆する、という行動方針

 

本項目の具体例:漫画「DEATH NOTE」の、夜神月(やがみ らいと)

 

相手の「顔」を見たうえで「本名」をページに書き込むと、死因・死亡時刻・死ぬ前の行動などを指定して殺すことができる死神のノートを偶然手に入れた天才高校生が、
犯罪の無い新世界を創るために、世界中の犯罪者達をノートの効力で殺し続け、新世界の神になろうとするストーリー。

 

 

 

 

 

過去の悲惨な出来事のせいで、闇堕ちしている

  • 「大事な仲間」「愛する人」などに、ひどい形で裏切られた
  • 人間の暗部に触れ続けて思考・思想を害され、人間を信用できなくなった
    • 一例としてこれらの事情で、闇堕ち(悪人化)している

 

本項目の具体例:漫画「NARUTO」の、うちはサスケ

 

 

 

 

 

そのキャラクターに、世界の存亡がかかっている

  • そのキャラクター(多くの場合で、少年少女などの若者)が敵に勝つか負けるかが、世界の存亡に直結している、という状況

 

本項目の具体例:アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の、碇シンジ(いかり シンジ)

 

「使徒」と呼ばれる謎の敵性存在の襲撃で世界は滅びかかっており、
使徒に対抗できる巨大決戦兵器・エヴァンゲリオンを操縦できるのは、本項目のキャラを筆頭にしてこの世にわずか数名だけ、という状況。

 

 

 

 

 

殺し屋・暗殺者

  • 殺し屋
  • 暗殺者
  • 「闇討ち(暗闇にまぎれて人を不意に討つこと)」に適したスキルを持っていること
    • これらの職業に就いていたり、暗殺系列のスキルをもっている
    • また、「諜報員(相手の情勢などをひそかにさぐって知らせる者)・スパイ」という中二病キャラも多い

 

本項目の具体例:小説「Fate/Zero」の、衛宮切嗣(えみや きりつぐ)




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魔術を行使できる魔術師でありながら、銃火器・爆薬などの近代的武装で主に戦い、魔術をその補佐役として利用する、という異端の魔術師。
銃器を取るに足らない稚拙な道具とあなどる魔術師達を、不意打ち・だまし討ちという暗殺スタイルで過去に何人も殺してきたことから、「魔術師殺し」の異名をもつ。

 

 

 

 

 

「ダークヒーロー」であること

  • ダークヒーローとは、悪人でありながら、ヒーロー的側面も兼ね備えている人物を指す
    • たとえば、そのダークヒーローが「自身の目的を遂げるうえで、あいつらが邪魔だから」などの理由で他の悪人達を潰すため、社会での悪人の総数が減って平和に近づく、など

 

本項目の具体例:漫画「HUNTER×HUNTER」の、幻影旅団の団員達

 

幻影旅団という名称の、非常に危険度が高いことで広く知られている盗賊団。
作中では、世界規模のマフィアが所有する財宝を大量に盗み、さらに大勢のマフィア達を一方的に殺すなど、結果的に旅団の活動が慈善活動につながった。

 

 

 

 

 

いわく付きの出自

  • 生まれつき、他者達に害を為すような忌まわしい能力・属性を身につけている
  • 「他の種族からうとまれている・ひどく嫌われている」といういわく付きの種族に生まれついている
    • 上記のリストのような出自であり、そのキャラクターの運命自体が呪われている、という人生設定

 

 

本項目の具体例:漫画「幽☆遊☆白書」の、飛影(ひえい)

 

氷女(こおりめ、雪女のようなタイプの妖怪)が、禁を破って一族の外部の男と出会って子をなし、本来ならば氷女からは決して生まれるはずが無い男児として生まれた。
氷女の子でありながら例外的に強い炎の妖気をまとっており、不吉な存在・忌み子(いみご)と周囲に見なされ、
赤子のうちに捨てられ、氷女の一族から追放される。

 




キャラクターの能力の特徴

呪文や召喚の際の「詠唱」

  • 「~へと~されし者よ…~より~給え!!」といったような詠唱を、呪文の発動や、高位の存在を召喚する際に行う
    • 本項目と類似した中二病設定として、呪文や、そのキャラクターの生まれつきの能力のタイプに、「属性(火属性や氷属性など)」という概念が設けられている場合が非常に多い
      • なかでも中二病キャラは「闇属性」「聖属性」といった属性に該当していることが多い

 

本項目の具体例:ゲーム「Fate/stay night」の、アーチャー

 

I am the bone of my sword.
――― 体は剣で出来ている。

Steel is my body, and fire is my blood.
血潮は鉄で 心は硝子。

I have created over a thousand blades.
幾たびの戦場を越えて不敗。

Unknown to Death.
ただの一度も敗走はなく、

Nor known to Life.
ただの一度も理解されない。

Have withstood pain to create many weapons.
彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う。

Yet, those hands will never hold anything.
故に、生涯に意味はなく。

So as I pray, UNLIMITED BLADE WORKS.
その体は、きっと剣で出来ていた。

「Unlimited blade works(無限の剣製)」という高位の魔術を発動させる際の詠唱で、作中では英語部分を発声する。
詠唱文の内容は、アーチャーという錬鉄の英霊の、その生涯を象徴するものになっている。

 

 

 

 

 

「天使」をイメージさせる物体

  • 天使の翼
  • 頭上に浮かぶ、光輪
    • 能力を発現させる際に、これらの「天使を彷彿とさせる物体」が顕現する
    • 堕天使(もとは天使であったが神に反逆して悪魔となったものたち)の象徴として、翼・羽が黒色になっている中二病キャラもそれなりにいる

 

本項目の具体例:ライトノベル「とある魔術の禁書目録」の、垣根帝督(かきね ていとく)

 

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