「仕事ができたり、問題を解決できる有能な人」と「問題発生時に全然役に立たない無能な人」の違いが表れやすくなる場面について調査したので分かったことを報告します。
有能と無能の差が表出しやすい4つの場面
1「問題解決を第一に考えているか、いないか」
刻々と悪化していくような問題が発生した場合、口先だけの言葉よりも、手と足を使った行動の方が大事なことがほとんど。
有能な人物は、情報交換と意思疎通が必要なとき以外は、あまり口を開かずに黙々と行動してさっさと問題を解決してしまう。
無能な人物は、解決すべき問題を直視せず、関わっている人達の人格否定や、行動しない言い訳と理屈を並べることや、人材の配置におかどちがいの文句をつけたりと、問題解決に効果が無い行為ばかりを取る。
有能な人物と、無能な人物とでは、問題解決に当たって「危機意識の大小」と「当事者意識の有無」に露骨な差が出てくる。
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2「自分自身にとってそれが有用か、役に立たないかの判断」
有能な人物は、表面的にはかなりの自己中心的な性格に見える。その原因を突き詰めると、「有能な人は、それが自身にとって役に立つか、役に立たないかの判断が、極めてシビアであり、役に立つものだけを好むから」という答えにたどりつく。
例を挙げると、勤めている会社の経営が傾いてきた場合、有能はまっさきに退職して安全かつ確実に逃げ出す。もうその会社には未来が無いのが理解できるし、自分に何の益をもたらさないから居ても無駄だとシビアに判断している。
無能は、お世話になった会社に申し訳ない…というような考え方で沈みゆく会社にしがみついて、運命を共にする。
3「自分にできることできないことを理解しているか、理解していないかの判断」
願望も過大評価も抜きにして、自身の能力の方向性と限界を客観的に理解している人は有能な人だといえる。
有能な人物は自身を客観視し、それが自分にできそうか、その問題が自分の手に負えるか負えないかを冷静に判断する。そのおかげで、成功を重ねやすく、手に負えない危険な問題には最初から近寄らない。
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無能な人は自身を過大評価したり、適性を理解していないので、自分の力ではとうてい成功しない問題や進路に手を出し、失敗し続ける。
4「他人に勝つことにこだわるか、こだわらないかの違い」
勝つことは、お金やプライドを奪って優位に立つこと。負けることは、それらを奪われて下へと落とされて嫌な思いをさせられること。有能な人はこの勝敗の真相を熟知している。
他人と利害が衝突したり口論が起こった時、有能な人は「勝てば奪える、負ければ奪われる」ことをはっきり理解しているので、何が何でも勝とうとする。
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無能な人は、勝負の結果で起こる奪取を理解していないので、負ければ奪われてしまうという意識ももたないまま勝負相手のなすがままになってしまう。
「次々と問題解決できる人=有能な人」
結局、有能か無能かを分ける最大の差は、有事の際に上手く問題解決できるかできないか。有能な人になるために、問題解決する力を磨いていこう。
- 単純に投入する労力が足りないのか、それとも方法論自体が間違っているのか
- 方法論が間違っているのなら、どの部分が全体をダメにしているのか
- 困っている相手が必要としているモノは何なのか
- その問題の根源の種類は何なのか、そしてどうやったらその根源を絶つことができるのか
- 自分の得意な事や、周囲の人間や状況をどうやって活用すれば、その問題を解決できるか
その問題を解剖学的に分析して構造を読み解くことができれば、おのずと解決方法が浮かび上がってくる。
そして、そのような問題解決力を身につけるには、普段からその分野の知識を蓄え続けたり、日常生活のちょっとした問題を解決し続けて問題の解き方に慣れるのが効率的だ。
「何をもってゴールとするか、の設定」が極めて重要
実際に問題を解決できる有能な人と、解決できない無能な人との大きな違いが、「どの地点をゴールに設定して、行動するか」。
ネット上でよく見かける、その時に炎上しているSNSアカウントや、スキャンダルを起こした芸能人や、特定の政党を毎日しつように叩いている人。こういう人達は、ゴールの設定とその後の行動が下手だと言わざるを得ない。
上記の、ゴールの設定とその後の行動では、時間とエネルギーを消費して、ただの満足感しか得られない。そして、叩き続けて満足感を得ていっても、同じ場所でひたすらぐるぐると円を描いて歩き回っているような行為なので、どこかを目指すこともできない。
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有能な人は、他の人達が同じ場所をぐるぐるしている間に、別のことをしている。
このようなゴールの設定とその後の行動を何度も繰り返すと、具体的利益が得られ、さらに特定の方向=自分にとっての大きな目標へと進み続けることができるようになる。
つまり、ただの満足感や承認欲求を満たすことをゴールに設定して時間とエネルギーを空費するのが無能な人、問題解決や具体的利益をゴールに設定して時間とエネルギーを投資するのが有能な人だということだ。
もぐら叩きのゲームを延々と続けているかのように、敵を発見(ゴールの設定)→敵を叩く(ゴールに到達)→敵を発見(ゴールの設定)→敵を叩く(ゴールに到達)→…をずっと繰り返している人は多いので、そうならないように注意したい。
有能な人と無能な人の、それぞれのゴールの設定とその後の行動は、ゴールの種類と達成するために必要な行動が全く違っていて、有能な人も無能な人もどちらも同じように時間をかけて行動しているのに、結果はまったく別のものになっている。
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