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ラノベ作家の、デビューの難しさや不安定さなど数々の困難

 

新人賞受賞の異常な難しさや生計の不安定さなど、ライトノベル作家を目指すことの危険性を調査したので、分かったことを報告します。

 

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新人賞倍率があまりに高すぎてほとんど努力が報われない

 

ライトノベルの新人賞の競争倍率

  • 倍率は、どの出版社の新人賞でものきなみ100倍程度
  • ライトノベルの最大手の「電撃文庫」の倍率にいたっては1000倍近い

 

 

バイト・派遣社員・正社員での仕事では、「面接→仕事→給料」のサイクルが早く、労働がそのまますぐにお金に繋がるため、実用的で生活に根を下ろした現実的な働き方だと思われます。

しかし、ライトノベルでは、「応募用小説を書き上げる→新人賞受賞→商業作家として稼いでいく」というサイクルが極度に遅く、しかも確実性も乏しいため、努力が非常に報われにくい労働手段です。

企業活動では、(商品開発、商品の仕入れなど)投資によって利益を得る、という「投資→リターン」の原則によって成り立っており、先行投資から利益獲得までのスパンが長すぎると、投資分の資金と労力の回収が遅れ、資金繰りが上手くいかなくなってその企業は破綻に陥ります。




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ライトノベル作家になろうとすることはつまりひたすら先行投資を行う、ということであり、リターンが得られる可能性も低くリターンが得られる時期も相当遅いので、上記の企業活動の例に照らし合わせると、破綻の可能性が極めて高い、リスキーな行為といえます。

 




昔よりもラノベ打ち切りのペースは早くなっている

 

庄司 智:打ち切りの決まるタイミングは最近早まってますね。

ちょっと前3年、5年前かな・・・2、3年かな・・・ぐらい前までは1巻がちょっと売れるor売れない(場合でも)2巻3巻で一区切りにしましょうか みたいなのが多かったのですが、最近結構(ラノベの)点数が増えている影響もあって出てすぐ1巻の状況で・・1巻が厳しいと2巻が厳しいみたいな・・・

僕らもね、上手く続けるのなら続いてくれればいいんですけど、やっぱり売れない物ってその作家さんに対するリターンもすごく少なくなっちゃうので、辛い思いをして何ヶ月か頑張って原稿を書いてそれで入るお金が少ないとあ~となるのでちょっと早めに切り替えましょうかというのはある。(※庄司 智:2000万部ものラノベを売った編集者)

 

 

出版業界では、3回打ち切りが続くと「うちの社では君はもう要らない」と戦力外通告を受ける、と言われています。そのため、一度見限られたら他の出版社へ作品の持ち込みを繰り返すか、断筆して普通に就職するしかなくなります。

文筆業は、漫画家等と違って、他の漫画家のアシスタントとして働くような糊口をしのぐ手段もほとんどないため、作品を出版されなくなったら即デッドエンド…という結末になりがちです。

 

ラノベ作家の不安定すぎる収入

 

ライトノベル出版と収入の関係

  • ライトノベルを1冊出版すると、印税は約60万円
  • 年間3冊というハイペースで出版したとしても年収は200万円以下
  • 3巻以上続くラノベ作品の割合は全体の3~4割しかない

 




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そのライトノベル単行本が世間で好評を博し、「増刷」という話になれば、ライトノベルの印税は60万円よりも増えます。

しかし、それはただの希望的観測であり、現実的には「続刊の2巻目を出すのもかなり難しいという状況」が平常だと考えられます。




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「年間3冊というハイペースで出版したとしても年収は200万円以下」と書きましたが、それはラノベ作家の作品がすんなり出版された場合であり、非常に甘い見通しです。作家のプロット案が編集者にボツにされるまくることもよくあるので、下手をすると1年に1冊も出版できないラノベ作家も珍しくないのかも知れません。

ライトノベル作家の稼ぎはフリーターの稼ぎと似たり寄ったりであり、専業作家ではとても食っていけないので、大部分のラノベ作家が会社員と兼業しつつ執筆活動をしています。

 




ラノベ作家志望者が小説執筆で覚悟しておくべきこと

 

400字原稿用紙を300枚程度も埋めるほどの小説を何作も書き上げる根性と意思力を持つライトノベル作家志望の方は、非凡な努力家で、「自分の作品でこの世を良くしたい」「小説の楽しさと面白さを伝えたい」と考えている方も多いと思われます。

しかし、2019年現在のライトノベルは現実逃避用の物語ばかりが求められ、現実逃避をしたいオタク読者にとって都合の良い夢が見られる「何もできないニートが異世界へ飛ばされてチート能力を得て~」や「売れ筋路線のテンプレ異世界ファンタジーを~」や「やれやれ系主人公が美少女達にモテまくって一大ハーレムを~」や「過激で露骨なエロを~」のような酷く低俗な小説が増えています。

社会状況が悪化して現実に夢を持てなくなる若者が増えるほど、こういった作品傾向はより強まっていくでしょう。

 

 

「食うため」と割り切ってライトノベル執筆を無感情に淡々と行えるビジネスライクな人はまだしも、ライトノベルに期待と、一種の使命感をもって執筆している人は、理想と現実の落差に心がぽっきり折れるような構造になっている業界です。

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