一昔前に流行したオリジナルアニメ「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」。独特な世界観から2期も作られ、話題になりました。
しかし、本アニメの真価は、オリジナルストーリーのコミック版にあるとブログ管理人は思っています。ぶっちゃけて言うと、アニメ本編よりもずっと面白くて完成度が高い…。
高品質な漫画「DARKER THAN BLACK 漆黒の花」の魅力の紹介です。
「DARKER THAN BLACK 漆黒の花」のストーリー
大規模な決戦「トーキョー・エクスプロージョン」から数週間が経った。
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被害者の身体が原型をとどめずに溶かされている不可解な殺人事件が起こり、警視庁公安部の霧原未咲は、事件の犯人が普通の人間ではない「契約者」であること、その契約者がおそらく物質分解系の能力者であること、そして本事件に何らかの形で契約者「BK-201」が関与していることを確信する。
「組織」の後ろ盾を無くした黒と銀、独自の目的をもって行動し一般人達を擬似的な契約者に変えて回る「ハーヴェスト」という契約者、ハーヴェストによって擬似的な契約者へ変えられてしまった女子高生・月森梓が、それぞれの思惑のもとに動き、惨劇が起こる。
「DARKER THAN BLACK-漆黒の花-」は、アニメ第一期の「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」から数週間後に起きる物語です。
アニメ第二期は第一期から2年後の物語なので、第一期と第二期をつなぐストーリーになります。
「漆黒の花」は、「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」のキャラクター原案者の漫画家・岩原裕二の作画と岩原裕二によるオリジナルストーリーであり、非常に完成度が高い漫画という評価が多いようです。
漆黒の花編の重要な登場人物をピックアップ
ハーヴェスト
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本作における黒の敵で、強力な能力を持つ契約者。
長髪でボロボロの布をまとっており、一見すると浮浪者のようだが、個性派ミュージシャンのような独特の風貌と強い存在感を放つ「薄汚かっこいい」とでも評すべき人物。
ある目的により、契約者になりたい一般人達に「漆黒の花」の種を植え付け、擬似的な契約者にして回っている。
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- 能力は「物質の分解」
- 身体に触れた物質の電子に干渉し、物質を構成する分子同士の結合を寸断して、あらゆる物質を分解する。銃弾でさえも身体に命中した瞬間に分解し、ノーダメージ
- 能力の対価は「丸い物を飲み込むこと」
- 大きめのあめ玉のような「ギリギリで飲み込める物」でないと飲んでも対価を支払ったことにはならないので、ハーヴェストは大きいあめ玉を常に携帯してそれを飲み込み、相応の苦しみを味わっている
月森梓(つきもり あずさ)
バレー部員で、垂直跳びに関しては全国トップクラスだが、それ以外は特に取り柄が無い女子高生。
バレー部のコーチとひそかに交際していたが、コーチにもてあそばれ、「感情を持たない契約者」になって復讐をしたいと考える。
ハーヴェストと接触して「漆黒の花」の種を植え付けられ、擬似的な契約者となり、脚力と残忍さが大幅に強化された。蹴りの一撃で軽々と人間を殺せるほど。
銀(イン)
アニメ本編でおなじみの、黒の仲間であるドール。
無表情なのは変わらないが、アニメ本編よりも人間味が増していて可愛い。
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漫画作者の描写が上手いおかげで無口系美少女のような存在として描かれ、あれこれ黒に頼ったり、銀が黒の心の支えになったりする。
黒(ヘイ)
アニメ本編でおなじみの、「黒の死神」の異名をもつ能力者にして、主人公。
ハーヴェストを追っているが、ハーヴェストの「電子を操る能力」と黒の「電流を操る能力」は似通っていて、たがいの能力が打ち消し合ってしまうので、なかなか決着を付けられずにいる。
パーセル
国連直属のゲート研究機関「PANDORA」に所属している契約者で、本作の敵であり各地で「漆黒の花」の種をばらまいているハーヴェストを、抹殺する目的で行動している。
自身と同じくハーヴェストを追っている黒と協力関係を結ぶ。
男の子のような外見や言動であるが、実は女の子。
- 能力は「物質を空間転移させること」
- 自身や他者や道具を別の場所へ空間転移させる「黒い球体」を作り出し、黒い球体で対象を覆うことで移動させる
- 能力の対価は「頭に耳を付けること」
- 猫耳・犬耳などをかたどったフードを頭にかぶるだけで対価を支払ったと見なされる。能力の汎用性が非常に高く(瞬時に戦線脱出・味方を連れての移動・敵と自身をはるか上空まで瞬間移動させて自分だけ無事帰還など)、フードを被るなどで動物耳を付けるだけでこれだけの能力を使えるので、「こいつチートすぎるだろ…」との意見も。
アビゲイル
「漆黒の花」の奪取を計画している組織に加わっている契約者。
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「漆黒の花」の本体を所有しているハーヴェストや、ハーヴェストが花の種を植え付けた人間を追っていて、ストーリー途中で黒と接触する。
- 能力は「人間の平衡感覚を完全に狂わせること」
- いったん発動させると、被害者が契約者であっても完全に目が回って行動不能になり、長時間無防備状態になってしまうので、非常に危険
- 能力の対価は「人間の顔を舌でなめること」
- 相手が老人だったり病人だったりしてなめ心地が最悪的でも、なめずにはいられない
漫画「漆黒の花」の魅力
まず、アニメ版のキャラクター原案者の漫画家さんが描いている作品なので、DTBファンにとってはこれ以上は望めない最高の配役です。
そして、漫画のページを開いた瞬間に「!?」となること請け合いの、非常に個性的な漫画の絵。
1コマ1コマが丁寧に描かれたイラストのようで、絵を追うだけでもすでに楽しい。どことなくアメコミテイストの絵。
ストーリーは暗く、人間の負の部分をクローズアップした内容で、その手のダークストーリーが好きな人には特におすすめ。アニメ本編で鼻につくのが問題だった中二病臭さも上手く消えている印象です。
黒いタンポポの効果で一時的に超人的な能力を得たバレー部女子高生が、体操着+ブルマ姿で憎しみにかられたまま次々と人間を殺す、などのようなフェチ的展開もアリ。
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