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冨樫義博…物語構成やシーンの演出が卓越した人気漫画家

 

「HUNTER×HUNTER」「幽遊白書」「レベルE」といった数々の大ヒット作を描いてくれる、大人気漫画家・冨樫義博(とがし よしひろ)の作品の魅力について解説します。

 

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漫画「HUNTER×HUNTER」

 

主人公の少年「ゴン=フリークス」が、世界のどこかにいる敏腕ハンターである父親のジンを見つけ出すために、超難関のハンター試験に挑戦して合格し、プロのハンターになって旅立つというところから物語が始まります。

他の漫画とは明らかに一線を画している面白さで大量の作品ファンを獲得しつつも、度重なる休載のせいで作品と作者が非難される隙も作ってしまうという二面性があります。

 

 

「HUNTER×HUNTER」で印象的なキャラクター

ヒソカ

 

 

戦闘の天才であり、「強者との命がけの闘い」を至上の喜びとする戦闘狂。




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主人公のゴンの才能に大きな可能性を見出し、ゴンが成長して強くなるまでじっと見守っている。

イケメンで頭の回転も極めて早く、才能にあふれているという勝ち組の人間なのに、性格がどうしようもなく変態的です。

 

 

 

イルミ

 

伝説の殺し屋一族「ゾルディック家」の長男。

常に人形的な表情で、感情は無機質であり、内面がうかがい知れず不気味な印象があります。




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イルミ自身の念能力で他者を人形として操り、仕事や目的のために人命を奪うことにこれっぽっちの躊躇も無い様子。

本作の主人公の一人であるキルアの実兄であり、キルアに対してのみ異常な偏愛を示す。ありていに言うと、重度のブラザーコンプレックス。

上記のヒソカとビジネスライクな協力関係を持っています。




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クロロ

 

 

非常に危険度が高いとされる盗賊集団「幻影旅団」の団長。

頭が切れてカリスマ性に満ち、優れた念能力の才能・体術の才能を持っていますが、クロロ独自の死生観によりいつ死んでも構わない模様。

「他人の念能力を盗み取る」というクロロ自身の念能力により多数の念能力を貯蔵しているようで、作中でも相当の実力者です。

 

 

 

ネフェルピトー

 

キメラアントの王・メルエムに仕える3匹の王直属護衛軍のうちの一匹です。

登場初期は悪魔そのもののような雰囲気であり、途中からは王であるメルエムが誕生したことで忠実に命令に従い、当初のやりたい放題の言動がだいぶ抑えられました。




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自由奔放であるような言動とは裏腹に、3匹の中ではメルエムへのまっとうな忠誠心が最も備わっているというギャップが魅力的です。

 




冨樫義博作の漫画が、他の漫画とは違っている点

1人1人のキャラクターが漫画世界の中で命をもって動いている

 

  • キャラクターの感情表現がものすごく生々しいこと
  • その生々しさのおかげで「キャラクターが本心からセリフをしゃべっている」「キャラクターの発言や行動に嘘っぽさが無い」ことが伝わってくる

という、作者の特殊なスキルによって、キャラクター達に命が吹き込まれています。

 

 

 

悪人キャラクターが魅力的

 

よくあるテンプレート的な悪の思想ではなく、その人間が生まれ持った「性癖的な性格の悪さ」「性格の異常性」「生々しい悪意」によってキャラが悪人になっているのが冨樫漫画の悪人の特徴です。

そのおかげで、悪人キャラクターも生命をもって漫画世界の中で動いているので、「悪人には悪人側の事情がある」ということがストーリーで伝わってきて悪人キャラが魅力的に映ります。

 

 

 

漫画の演出・魅せ方が卓越している

 

 

 

冨樫漫画はストーリーの構成の上手さ・ストーリーの面白さがよく知られていますが、ミクロの視点で分析すると、

  • コマ回し
  • セリフ回し
  • その時々のキャラクターの表情

などをそれぞれ工夫して、読者を漫画世界に没頭・没入させることに長けています。

漫画の表現方法が映画的であるため、一度読み始めたら止まらないほど面白いと感じるようになります。




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読者達が求めてやまない「中二病要素」を作品へきっちり導入

 

  • 遠い先祖が魔界の強大な妖怪で、その血を受け継いでいた
  • 一般人とは一線を画す、特別な念能力者
  • 爆弾や爆破をメインの攻撃手段にする能力者
  • 人間の暗黒面をメインテーマにした漫画の章
  • 感情が高まると瞳が紅く染まる、稀少な少数民族の一人であること
  • 元は殺し屋の稼業で、今でも数々の暗殺スキルが使える
  • 自身の念能力にあえて制約ルールを設けることを代償にして、能力が大幅に強くなる
  • 世界中を敵に回しても、そのことを意にも介さない最凶の盗賊集団
  • 「邪王炎殺黒龍波」というネーミングと技の概念 などなど

やっぱり、いつの時代も少年少女や漫画好きな大人のハートをつかむ王道要素は、自分が特別な存在であることを意識させてくれる「中二病要素」です。

冨樫漫画は各種中二病要素を積極的に取り入れてくれるので、そこに魅力を覚える読者がたくさんいます。

 

 

 

 

冨樫義博先生の実態を教えてくれる「先生白書」

 

冨樫義博氏の漫画アシスタントを務めていた漫画家によるコミックエッセイで、冨樫先生の生態(幽遊白書連載時期)が伝わってきます。

 

 

連載を休載しまくりなので、そのせいで世間からのイメージはあまり良くない冨樫先生ですが、アシスタント達に非常に優しくて誠実な方のようです。

「先生白書」によると、冨樫先生は

  • TVゲームが大好き
  • アシスタント達への人当たりがとても良い
  • 作画作業に支障をきたすほどの深刻な腰痛を抱えている(現在の度重なる長期連載の大きな原因の1つ)
  • 少年ジャンプにおいて過酷すぎる週刊連載を続けていたせいで、連載末期には心身がボロボロになってしまった

などの事実が発覚します。

 

漫画「幽遊白書」

 

不良の中学生の主人公「浦飯幽助(うらめし ゆうすけ)」が、小さな子どもを事故から助けるために自分が車に轢かれて死んでしまい、その後、霊界から課せられた試練を乗り越えて生き返ります。

幽助は霊界側から「霊界探偵」という役目を背負わされ、妖怪が関わっている事件を解決するために奔走するという漫画作品で、冨樫氏の名前が一気に有名になるきっかけの作品でした。




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「ドラゴンボール」「スラムダンク」という熱狂的に支持された2つと並んで「幽遊白書」が少年ジャンプの黄金期(1995年前後)を支える三本柱として日本中で認知されていたことからも、「幽遊白書」がいかに面白く、大人気であったかが伺えます。

 

 

「幽遊白書」で印象的なキャラクター

戸愚呂(弟)

 

 

戸愚呂(とぐろ)弟は戦闘時に、相手の強さに応じて自らの筋肉を増強させ、パワーアップできる。

元は高名な人間の格闘家であり、永遠の若さと人間以上の強さとさらなる闘争を求めて、人間から妖怪へと転生した。

幽助を良い勝負ができそうな相手と認め、作品中盤でたびたび激突します。

ハードボイルドな言動や容姿とは裏腹に、茶目っ気がある性格なので、読者に高人気の敵キャラ。

 

 

 

仙水忍(せんすい しのぶ)

 

幽助の一代前の霊界探偵で、天才としか表現しようがない霊力の強さ・戦闘センスをもっていた。

生真面目すぎる性格がわざわいし、霊界探偵の仕事中に目撃した人間の悪行を許すことができず、人間全体を憎悪するようになり、人間界と妖怪の世界である魔界を界境トンネルでつなぐことで人間界を滅ぼそうと計画・実行する。

ごくごく限られた資質のある者しか体得できない、究極の闘気「聖光気」を操る。人間界基準では神がかり的な強さである。

その力により、人間なのにS級妖怪(最高ランクの強さをもつ妖怪のカテゴリー)と同じ強さがあり、幽助とその仲間達が束になってもかなわないほどの力を持っていた。

 

 

 

躯(むくろ)

 

魔界を牛耳る3大妖怪のうちの一人で、他の2人よりもずいぶんと小柄。

覆面のようなもので頭全体が覆われているので普段は顔が判らないのですが、実は女性の妖怪です。

通常状態でもすさまじい強さであるが、躯が抱く感情の種類によって強さが大きく上下する。




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最も強くなるのは「憎悪と怒りが最大になる、陰惨な戦場」。最も弱くなるのは「おだやかでなごやかな時」。

作者の冨樫氏のお気に入りのキャラクターのようで、作中で躯が主役の回があるなど、優遇されています。

 




漫画「レベルE」

 

「幽遊白書」の連載終了後、少年ジャンプで月1掲載された漫画です。

地球でひそかに暮らしている宇宙人達と、主人公の人間が出会って事件に巻き込まれるというSF系の漫画です。

「巻数が少ない割に話が異常に濃い」ということが特徴的で、さらに、実験作的で風変わりな作風の作品が多く、楽しく読むことができます。

「レベルE」の連載終了後にスタートする「HUNTER×HUNTER」の作中で登場する、「グリードアイランド」や「キメラアント」といった要素の前身となる話が「レベルE」で出てきます。

 

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