アメリカがうつ病大国状態になっている、その原因・理由を解説します。
アメリカで「うつ病」になる人が非常に多い、主な3つの理由
1「強気な自分」をアピールし続けなければならない、アメリカ文化
- 「前向き」「果敢」「勇敢」といったポジティブさを人前でアピールする必要があること
- 「タフさ(あれこれの困難や強めのストレスなどに対し、全然平気である様子)」を人前でアピールする必要があること
- アメリカ人男性は、社交の場では上記のようなタフガイ的人物でなければ許されない風潮が強く、無理をして強がり続けるうちに、それなりに高い確率でうつ病を発症してしまう
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2「アメリカは極めて過酷な競争社会であるため、精神的な負担が大きすぎるから」
能力・才能を常に示し続けなければならない
- アメリカ社会(とくに、企業などの経済分野)では、企業就職したり、就職後に解雇をまぬがれるためには、「優れた学歴」「仕事での実績」などを示し続けなければならず、個人の負担が非常に大きい
- この結果、うつ病になりやすくなる
能力・才能を示せない者は、アメリカでは底辺として生きることになりやすい
- まともな企業に入社できず、その日暮らしに近い低収入生活
- 企業に入れたとしても、すぐに解雇されることの繰り返し
- アメリカでは弱者を手厚く保護する文化・社会保障が存在しないため、上記のリストのような状況に追い込まれてうつ病になりやすくなる
・アメリカは医療費が異常に高額であるうえに、公的な医療保険制度がアメリカには存在しないため、病気・怪我をすると一気に危機的事態へ追い込まれやすい
・日本における生活保護のような、手厚い社会保障制度がアメリカには存在しない(せいぜい、フードスタンプという貧困層に給付される食料引換券の公的扶助がある程度)
このような事情から、
アメリカでは失職などで経済的弱者へ追い込まれることについての恐怖・ストレスがいちじるしく大きいと考えられます。
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3「アメリカでは、精神科に通院することをことさら特別視しないから」
- 精神科に通院することは、アメリカでは普通・当然のことだと見なす文化が醸成されている
- カウンセリング(個人のもつ悩みや不安などの心理的問題について話し合い、解決のために援助・助言を与えること)を受けて、気を楽にすること
- 精神科で処方される向精神薬を忌避せず、スマートドラッグ(人間の脳の機能や能力を高めたり、認知能力や記憶力を高めるとされる薬品のこと)の一種として気軽に服用する
- アメリカでは上記のリストのような慣習が普遍的なものとなっており、気軽に精神科に通院する事情から、うつ病の診断を下される国民の数も多くなる
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