好かれやすい人気男性キャラの特徴と、
嫌われやすい不人気男性キャラの特徴を、それぞれ解説します。
「人気の男性キャラ」の、主な特徴
態度は荒っぽいものの、同時にかっこいい
- 基本的な態度は、ごろつき・ならず者に近い
- ただし、これに加えて「極めて強い」「きちんと筋を通す性格」「敵には容赦しなくても、身内には優しい」などの特徴を備えていて、『男があこがれる男』に該当している
本項目の具体例:漫画「進撃の巨人」の、リヴァイ兵長
イケメン
- 顔の造形が良い男性キャラの場合、女性人気が高まりやすくなる
- 「顔はイケメンでも、ただの優男(やさおとこ、柔弱な男)」だと男性からの人気は下がるが、「顔はイケメンで、気骨があったり泥臭い行動をいとわない」だと男性からの人気が上がる
イケメンかつ、女性に好まれる属性を備えた男性キャラ
- さわやか系(スタンダードなイケメンキャラ、という属性)
- 王子系
- クールな性格のインテリ系
- 毒舌をふるう、ドS系
- 子犬系
- 女性向けのメディア(少女漫画やBL漫画や乙女ゲームなど)で、上記のリストのような男性キャラが高人気になりやすい
本項目の具体例:漫画「君に届け」の、風早翔太(かぜはや しょうた、さわやか系)
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「圧倒的すぎる力・強さ」を備えている
- 作中で、二位以下を大きく突き放して、ぶっちぎりで最強
- 世界屈指の圧倒的な強さであり、拳・肉体言語で何でも押し通し、そのキャラが強すぎるせいで誰にもそいつを止められない
- このようなやりたい放題の男性キャラは、『純粋な強さ』で人々を魅了するため、高人気になりやすい
本項目の具体例:漫画「刃牙シリーズ」の、範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)
熱血キャラ
- 「熱い心」「燃えさかる闘志」などメインの支柱にして戦うタイプのキャラ
- 熱血キャラは性格が単純なようでいて、かなり調整が難しいタイプのキャラ(倫理観や向こう見ずの程度などの配分具合が難しい)ではあるが、
上手くはまった熱血キャラは男性読者・女性読者の両方から大きく支持される
- 熱血キャラは性格が単純なようでいて、かなり調整が難しいタイプのキャラ(倫理観や向こう見ずの程度などの配分具合が難しい)ではあるが、
本項目の具体例:漫画「鬼滅の刃」の、竈門炭治郎(かまど たんじろう)
「男に求められる美徳」を色濃く備えている
困難に直面していても、めげない・くじけない
- 「苦しい局面が続いても、諦めずに果敢に立ち向かう」という性格的特徴が強い男性キャラ
本項目の具体例:漫画「ベルセルク」の、ガッツ
不屈の精神
- いちじるしく辛い過去を乗り越えて、信念・信条・復讐心などを心の支えにして今もなお戦い続けている、という男性キャラ
本項目の具体例:漫画「ブラック・ジャック」の、ブラック・ジャック
ストイック(禁欲的に厳しく身を持するさま)
- 余計なことは言わず、やらず、自身がやるべきことだけを黙って淡々とやり続ける、プロフェッショナル的な男性キャラ
「勝負」が好き
- 他者との勝負
- 「賭け」に挑むこと
- これらが好きだったり、好きであることに加えて勝負に強いという男性キャラ
本項目の具体例:漫画「アカギ〜闇に降り立った天才〜」の、赤木しげる
天才キャラ
- 天才の頭脳を備えているキャラ
- 広範な分野を巧みにこなせる、万能の天才
- 上記のリストのような、非常に優れた才覚をもつ男性キャラは、人気キャラになりやすい
- 「最初から完成されている天才キャラ」も人気を博しやすいが、
「発展途上の天才キャラ(修得速度が非常に高く、その天才キャラのできること・世界内での行動範囲・能力がストーリー上でどんどん拡張されていくタイプ)」の方も人気
本項目の具体例:漫画「HUNTER×HUNTER」の、キルア
「高いカリスマ性」を備えている
- 「非常に強い」「実力者であり、かつ、壮大な目標へ向かってまい進している」「集団の統率能力が高い」「その男性キャラの容姿や雰囲気に”オーラ”がある」などの理由により、作中で大勢の味方に支持されていたり、多数の信奉者が存在する
- 本項目の、高いカリスマ性を備えた男性キャラは、「善側」「悪側」の両方に存在している
本項目の具体例:漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の、DIO(ディオ)
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かっこいいヤクザキャラ
- 「任侠系のヤクザキャラ」には、その生き様が多くの男性達を魅了することから、常に一定の需要がある
- ヤクザキャラ以外にも、「アウトロー系の男性キャラ」も作者がかっこよさを上手く付加できれば人気が出やすい
しぶいおっさんキャラ
- キャラの姿・セリフに、若者キャラには無い貫禄(かんろく)がある
- 発するセリフや思想に、年長者ならではの重み・深みがある
- 長い人生経験から、優れた判断力・知見や、豊富な経験を活かした高い戦闘能力などを備えている
本項目の具体例:漫画「ONE PIECE」の、クロコダイル
特定の条件を満たした、突き抜けた外道キャラ
- 基本的には、とんでもない悪人・外道(自身の都合で、罪の無い人々を大量虐殺するなど)
- この条件に、「非常に有能」「自身の悪行について全く反省・後悔せず、外道レベルが突き抜けている」「無鉄砲・考え無しとは違う、本物の度胸がある」などの特徴が付加されている男性キャラが、
「ヒール(英語で”悪役”)」「ヴィラン(英語で”悪役”)」というタイプのキャラとして人気を博すことになる
(ただし、キャラクターの調整が非常に難しく、作者の優れた手腕が必須)
- この条件に、「非常に有能」「自身の悪行について全く反省・後悔せず、外道レベルが突き抜けている」「無鉄砲・考え無しとは違う、本物の度胸がある」などの特徴が付加されている男性キャラが、
本項目の具体例:漫画「HUNTER×HUNTER」の、ゲンスルー
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優しくておおらかな父親
- 家庭で、妻と子どもの間で板挟みになってあれこれ苦労するものの、頑張って妻子・家庭を支え続ける父親
- 現代の非婚化社会ではかなり稀少であるため、上記のような父親像は余計に社会人男性のあこがれになりやすい
- 「圧倒的な強さ」「子どものためを思っての厳しさ」「それまでの人生で築き上げてきた、地位・権力・財力」などで魅せるタイプの父親キャラも人気だが、『優しくておおらかな父親』の方に軍配が上がりやすい
本項目の具体例:漫画・アニメ「クレヨンしんちゃん」の、野原ひろし
王様キャラ
- 一国の王であり、ばく大な「財力」「兵力」「権力」などをもっている
- これら以外にも「王を崇拝する、多数の臣民」「ハーレム」「貴重な財宝」などももっている場合が多い
- 「王様」という社会的ステータスは、間違いなく男のあこがれとして最上位の1つであり、
また、王様キャラは本記事の「高いカリスマ性」を備えているの項目も兼ね備えている場合が多いため、王様キャラは人気になりやすい
本項目の具体例:ゲーム「Fateシリーズ」の、ギルガメッシュ
武人キャラ
- 「戦うこと・極限の死闘」「戦いの中で、自身の限界を極めていくこと」をひたすら追い求め、そのためには自身の命すら惜しくは無い、という武人
- 『急激なパワーアップのための処置』の代償として、寿命を大きく縮めたり、自身の身体を不可逆的に変化させてしまうことがある
- 軍人として軍に所属し、武将として活躍しつつ主君のために命を捧げているパターンもある
本項目の具体例:漫画「ダイの大冒険」の、ハドラー
自身の欲望・欲求に忠実な、破天荒(はてんこう)な生き方のキャラ
- 大金
- 女
- 財宝
- 快楽(美食や酒やタバコなど)
- 上記のリストのようなモノを、欲望のおもむくままに追い求めているキャラ
- 多くの場合で「ドロボウ」「賞金稼ぎ」などの堅気(かたぎ)でない生き方であるが、危ない橋も自己責任で渡っているため、読者達・視聴者達から好感されやすい
- 上記のリストのようなモノを、欲望のおもむくままに追い求めているキャラ
「不人気の男性キャラ」の、主な特徴
「性格」「他者への態度」などに、見過ごせないレベルの問題を抱えている
自己中心的すぎる、幼稚な性格
- 過度に自己中心的な性格(わがまま・他者への不平不満が多い)であり、
また、その性格から派生して、「ごう慢」「他者を見下すことが多い」といったマイナスの特徴を備えやすくなる
本項目の具体例:ライトノベル「Re:ゼロから始める異世界生活」の、菜月昴(なつき すばる)
うじうじした言動が多すぎること
- 「落ち込むこと」「迷うこと」が多すぎて、なおかつ、それらの状態から脱却したり通常状態へ復帰するまでにかかる時間が長すぎる
- 男性キャラの場合、メンタルが弱いと不人気になりやすい
本項目の具体例:アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の、碇シンジ(いかり シンジ)
「主義」「主張」が、ひんぱんにブレる
- その男性キャラが声を大にして主張している主義が、コロコロと変わる
- これに対して、「ストーリー全体の長いスパンで、ゆっくりと主義が変化していくこと」はほとんど叩かれない
- 本項目の男性キャラは「無責任」「困難からすぐに逃げる」といった悪癖も併せ持つことが多い
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本項目の具体例:ゲーム「テイルズ オブ ジ アビス」の、ルーク・フォン・ファブレ
作品のストーリーに対して、消極的・ネガティブな態度
- けだるげな態度であり、やる気が低い
- 斜に構えた態度
- 他者や、身の回りの出来事に対して、「やれやれ」と肩をすくめたりうんざりすることが多い
- 上記のリストのようなあまりにも消極的・ネガティブな態度の男性キャラは、読者達・視聴者達にとって見ていて不快になりやすい
本項目の具体例:ライトノベル「氷菓」の、折木奉太郎(おれき ほうたろう)
おちゃらける(冗談を言って、ふざけたようにふるまう)ことが多すぎる
- 本項目のように、「真剣ではない態度の男性キャラ」は嫌われやすい
本項目の具体例:漫画「東京喰種:re」の、旧多二福(ふるた にむら)
「クズ」と評されても仕方の無い性格
- 卑怯
- 残酷な行為を平気で実行する
- 他者を苦しめて、そのことで喜ぶ
- 上記のリストのようなことをする倫理観が崩壊している男性キャラは、たとえ悲惨な過去があろうとそれで帳消しにできないくらいに嫌われやすい
本項目の具体例:漫画「魔法少女・オブ・ジ・エンド」の、姫路弥(ひめじ わたる)
作中でのそのキャラの評価と、読者達の評価が、いちじるしくズレている
- 作中で、その男性キャラ(主人公であることが多い)がやたらと周囲に持ち上げられるが、大部分の読者達・視聴者達からすると、そんな大人物にはとても見えない
(評価のズレが大きくなればなるほど、その男性キャラが読者達・視聴者達に嫌悪されやすくなる)
- たいてい、「異世界に転生した際に、神様的な存在にチート能力をタダでもらい、労せずして強者になった」というタイプ
本項目の具体例:ライトノベル「賢者の孫」の、シン=ウォルフォード
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女性キャラとの交際において、問題行動が多い
- 付き合っている女性キャラに、口汚い言葉で罵倒するなどの何かしらのひどい仕打ちをする
- 浮気をする
- 二股・三股・あるいはそれ以上
- 上記のリストのように、女性キャラとの恋愛の仕方に問題がある場合、その男性キャラが不人気になったり、嫌われる原因になりやすくなる
本項目の具体例:アニメ「School Days」の、伊藤誠(いとう まこと)
性格や境遇などの設定調整が失敗した、ラブコメ・ハーレム作品の主人公
- もともと、ラブコメ・ハーレム作品における男主人公の各種設定は非常に難しいため、ほとんどの男主人公は読者達・視聴者達に叩かれることになる
- 「ほぼ叩かれない、ラブコメ・ハーレム作品の男主人公」は、創作物の歴史上でも数えるほどしかいない
本項目の具体例:ライトノベル「僕は友達が少ない」の、羽瀬川小鷹(はせがわ こだか)
表情・発言内容などが気持ち悪く、生理的に受け付けない
- たとえば、ひんぱんにアヘ顔をさらすなど、読者達・視聴者達が生理的に嫌悪しやすくなる男性キャラ
- 女性キャラならば持ち前の可愛い容姿のおかげで何とか許される行動でも、男性キャラの場合だと全く許されずに即座に嫌われることになりやすい
本項目の具体例:漫画「めしぬま。」の、飯沼(いいぬま)
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