映画の続編が、ほとんどの場合で失敗作・つまらない作品・駄作になる、その主な理由を解説します。
映画の続編が高確率で失敗する、主な3つの理由
1「1作で完結している作品ばかりであるため、続編は蛇足になってしまうから」
- 「1作で、だいたいストーリーが完結すること」を前提にして映画のシナリオが作られる(最初から続編製作を見越して1作目を作るパターンは、かなりまれ)ため、
続編で、ほぼ完結したストーリーにあれこれ手を付けても蛇足(だそく、あっても益のない余計な物事)にしかならない場合がほとんど
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2「続編は、ストーリーや作中設定などの点において不利な立場になりやすいから」
1作目における、インパクトがあった情報・世界観などの強みが、役に立たない
- 多くの観客が良い意味でだまされた、どんでん返しのストーリー
- 特殊かつ魅力的な世界観(1作目で初出だったからこそ、観客達の評価が高かった側面が強い)
- 続編ではこれらの強みが使えなくなるため、
「既知の事柄の、くりかえし」「二番煎じ」という状態にどうしてもなりやすい - また、すでに1作目で「最も美味しいテーマ」を消費してしまったため、2作目では「いまいちなテーマ」でストーリーを作らざるを得ないことも、かなり痛い
- 続編ではこれらの強みが使えなくなるため、
「内容のインフレ」などの手法によって、1作目の良さが失われやすくなる
- ひたすら、主人公を強大にしていく
- 前作の強敵がザコ化し、2作目ではもっと強い敵が登場する
- 世界観に、新しい設定をどんどん付加する
- これらのような、内容のインフレという安易な手法でファン達からの人気を維持しようとすることが非常に多く、
その手法は、1作目時点での良さ・雰囲気・世界観などを高確率で変質させてしまう
- これらのような、内容のインフレという安易な手法でファン達からの人気を維持しようとすることが非常に多く、
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3「1作目を超えるハードル」がかなり高いせいで、駄作認定されやすくなる
- 原則的に、1作目がかなり好評だったため、続編が制作されることになる
- 人気作である1作目を超えることはかなり難しく、そのせいでおうおうにして続編は駄作認定されることになる
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