「クローン人間キャラ」という種類のキャラクターによくあること・よくあるストーリー展開を解説します。
「クローン人間キャラ」にありがちな特徴・ストーリー展開
1「クローン人間キャラに人権そのものが無くて、人間扱いされていない」
- 特定の目的・作戦のために、死ぬこと前提で使い潰されている
- 奴隷扱いされていて、死ぬほど過酷な労働に次々と投入されている
- 主にこれらの状況に追いやられていて、あまりにもクローン人間キャラの命が軽んじられている
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本項目の具体例:ライトノベル「とある魔術の禁書目録」の、妹達(シスターズ)
200万人以上の能力開発を志す学生達・少年少女達の中で、たった7人しか存在しない最上位の「レベル5」という区分の超能力者についての実験で、クローン人間の妹達(シスターズ)が利用される。
レベル5の中でも突出して優れている第一位の少年を「レベル6(詳細不明。神、あるいは、神よりも下位の天使のような能力と思われる)」へ人工的にシフトさせるために、
第三位の少女(電気・電撃を操る強力な超能力者)のクローン人間を2万体用意し、(単価18万円で短期間で量産できるが、能力はレベル2~3へと劣化している)
様々な戦闘シチュエーションのもとで第一位と交戦させて第一位に殺害させ、それによって第一位の能力成長の方向をレベル6へと誘導していく、という極めて非人道的な実験が開始された。
本実験の工程が半分ほど終了した時点で重大なトラブルが起こり、実験は無期限凍結される。
約1万体の妹達(シスターズ)は第一位に殺害されたが、
実験中止により生き残った約1万体は、実験動物ではなく人間として扱われるようになる。
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2「オリジナルを超える・オリジナルに成り代わろうとするが、上手く行かない」
- 「自身は、クローン・コピーである」という出自を嫌悪し、
オリジナル(クローン元となった人間のこと)を超える・オリジナルに成り代わろうとするが、ほとんどの場合で上手く行かない- 「オリジナルがもつ、独自の人生経験や、その経験から獲得した独特の思考」が強さの源になっており、
クローン人間キャラの方にはそれが欠如していて、オリジナルの強さ・存在価値には及ばないから、
というストーリー展開であることが多い
- 「オリジナルがもつ、独自の人生経験や、その経験から獲得した独特の思考」が強さの源になっており、
本項目の具体例:ライトノベル「スレイヤーズ」の、コピー・レゾ
現代の五大賢者の一人に数えられる赤法師レゾが、生まれつき盲目である自身の目を治療するために、実験台として魔術で生み出したコピー(クローン)が、コピー・レゾ。
コピー・レゾの方はあっさりと視力を取り戻してしまい、オリジナルのレゾは何をしても目が治らなかったため、オリジナル・レゾはこれに激怒する。
(オリジナル・レゾは最後まで自覚できなかったが、複数に分割されたこの世界の魔王のうちの1体がレゾの中に封印されており、盲目なのはそれが原因であり、魔王の封印とは無関係のコピーの方はすぐに視力が戻った)
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激怒したレゾが、八つ当たりとしてコピーを魔族と融合させ、コピーは醜悪な怪物に成り果ててしまう。
(この際、オリジナル・レゾへの憎悪を発端にして、コピー・レゾに自我・目的が生じる)
オリジナル・レゾを倒した本作の主人公達を殺害することで、オリジナルを超えることをもくろみ、魔族と融合した力で主人公達を圧倒するものの、
「オリジナル・レゾから与えられた力で勝ったとしても、それではオリジナルを超えたことにはならない」
という事実に気づいてしまい、そのことに動揺しているわずかな隙を突かれて主人公達に倒された。
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