オオスズメバチのような大型ハチが、別種の小型ハチの巣を襲撃して滅亡させる理由を解説します。
オオスズメバチを筆頭にした大型ハチが、他のハチの巣を襲撃する理由・原因
「襲撃対象の巣にいる、幼虫・サナギ・働きバチ」をエサとして回収するため
- ろくに動けない「幼虫」「サナギ」を、優先して確保する
- 襲撃中に攻撃して、殺したり瀕死にした働きバチも、後からエサ用に確保する
- 女王バチも、仮に逃げずに自身の巣に留まっている場合、確実に殺される
- オオスズメバチのような大型のハチにとっては、他の小型のハチの巣は「エサが密集している絶好の狩り場」であるため、小型のハチの巣を発見すると戦争を仕掛ける場合が多い
スポンサーリンク
オオスズメバチが、シダクロスズメバチの巣を襲撃して働きバチを捕獲し続ける動画
大型のハチが、小型のハチの巣を戦争で滅ぼす流れ
1「大型のハチが周回中に、小型のハチの巣を発見する」
- 巣にいる小型のハチを、生体あるいは死体の状態で自身の巣まで運搬し、それによって小型のハチの巣の存在・巣の位置情報が大型ハチの巣に伝達される
- ターゲットになりかかっている小型のハチ達にとっては、上記の偵察に来ている大型ハチを迅速に殺して「生きて帰さないようにすること」でしか、助かる道が無い
2「少数の大型ハチが襲来し、小型のハチ達を一方的に殺し続ける」
- 小型のハチが数百頭(ハチの数え方は匹ではなく頭)いても、数十頭の大型ハチ(オオスズメバチであることが多い)がほんの数日で全滅させてしまう
- 小型ハチは頭部(頭と胴体をつなぐ首の部分)・腹部をアゴで噛み切られ、それによって死んでしまう
スポンサーリンク
3「小型ハチの巣を乗っ取り、サナギ・幼虫を回収する」
- 戦える働きバチ(小型のハチ)がほぼ全滅すると、巣の外皮の一部が破壊されて穴を開けられる
- 穴から巣へ入り、巣の中でいるサナギ・幼虫を、その場で噛み殺して肉団子状に丸めて、巣へ持ち帰る
- 余裕があれば、巣の周りに有る働きバチ(小型のハチ)の死骸も噛んで分割し、それもエサとして持ち帰る
同種のスズメバチのコロニー同士が戦争状態になり、片方の巣が占領される動画
本ブログ推奨の、書籍や漫画の読み放題サービス
スポンサーリンク
コメント