犯罪心理学におけるサイコパスの定義にかなり近い、創作物でのサイコパスキャラの特徴を解説します。
リアルなサイコパスキャラの、2つの特徴
1「他者達への共感能力がゼロ」
- 他者達の「嬉しい」「悲しい」「怒り」といった基本的な感情に、まったく共感できない
- 本項目には、
「生まれつき、心理的感覚が部分的に壊れているタイプ」と「独自の感性にもとずいて思考・行動しているため、他者達の感覚・感情に同意・同調できないタイプ」の2つがある
- 本項目には、
本項目の具体例:アニメ「PSYCHO-PASS」の、槙島聖護(まきしま しょうご)

「人間は自らの意志で選択・行動するからこそ、価値があり、魂を輝かせることができる」
という持論のもとに、殺意を隠し持つ者達に殺人の機会と場を提供し、彼らの動向・精神の変遷を見守るという異常行動を繰り返す人物。
他者および自身が殺人を為すことに拒絶感をいっさい抱かない。
人間の精神・性格傾向を正確に数量化できる「シビュラシステム」が行き渡った本作世界において、槙島聖護の精神はあまりに特異すぎるせいでシビュラシステムでも計測不能であり、
槙島聖護側からも世の人々にまったく共感できないが、世界のシステム側からも槙島聖護は理解不能という状況になっており、彼の孤独さが強調されている。
スポンサーリンク
2「良心・モラルが、異常なレベルで欠如している」
- 罪悪感
- 罪の意識
- これらが生まれつきほぼゼロ
- この性格的特徴から派生して「他者達に、平気で嘘をつく(嘘による演出で外面は良い、というパターンが多い)」「罪悪感やモラルといったブレーキ機能が無いせいで、目的を果たすために必要であれば、残虐な行為を平常心で行う」などの様相を呈する
- これらが生まれつきほぼゼロ
本項目の具体例:アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の、シュナイゼル

世界の1/3を支配する超巨大帝国・ブリタニアにおける第二王子であり、卓越した知性と優秀な政治手腕により、次期皇帝の筆頭格として周囲に扱われている。
常に穏やかで優しい態度を保っているものの、
その内面は、意欲・欲望・執着心などの我欲をいっさいもたない虚無。
善人と悪人のそのどちらでもなく、自身の生死にさえこだわりが無く、その空虚な本質は、シュナイゼルに長年接してきた親友などごく一部の人間にしか理解されていない。
情動がゼロであるがゆえに「他者達の熱烈な願望・希望を叶えることで、他者達の熱情や歓喜を疑似体験すること」を唯一の目的にしており、
計画の1つとして自身の血縁者・皇族が多く住んでいるブリタニア帝都を超能力な兵器で住人ごと躊躇無く消滅させた。
『世界平和』という万人の希望を現実のものとするために、
戦争を起こしうる全ての国に上記の兵器を撃ち込むことで、10億~20億の人々が死のうが、それを代償に恒久的な世界平和を実現しようとする。
スポンサーリンク
本ブログ推奨の、アニメ見放題サービス
コメント