コンビニ業界ではだんとつの王者である「セブンイレブン」。
なぜセブンイレブンはコンビニ業界でぶっちぎりで強いのか?セブンイレブンが消費者に愛される理由を調査したので、分かったことを報告します。
他のコンビニには無い、セブンイレブンの3つの強み
1.「プライベート・ブランド」へ特に力を注ぐ
セブンイレブンの利用者達の声・意見で多いものが、「セブンイレブンはPB(プライベート・ブランドのこと)の食べ物が美味しい・高品質」というものです。
セブンイレブンはPB商品の開発に特に力を注ぐタイプのコンビニであることで知られていて、PBの食品は普通の食品よりも値段がやや高くなりますが、そのぶん美味しさ・品質には定評があります。
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セブンイレブンでは、「セブンプレミアム」「セブンゴールド」という独自ブランドを立ち上げ、そのブランドの特徴に合わせたオリジナル商品の開発と販売を続けています。
セブンイレブンの人気PB商品の「金シリーズ」
「金の食パン」
- セブン&アイグループ限定仕様のスペシャルブレンド小麦粉
- 北海道産生クリーム
- 北海道産甜菜糖
- カナダ産はちみつ
- 赤穂の天日塩 などを使用して作られた、豪華仕様の食パン
「金の食パン」は、セブンイレブンのPB食品の代表的なものです。
「金のおむすび」
- 特A評価のお米
- 有明海産ののり
- 塩も有名ブランドのものを使用
- おにぎりの包装用紙を高級なものにする
- 開封のしやすさを追及した、独自の包装の仕方
- 独特の良い食感を出すための、米を握るための専用製造ラインを用意
セブンイレブンの金シリーズの中で、金のおむすびも高人気です。
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2.手軽さの中に「上質さ」を含める、という独自路線
一般的なコンビニのイメージと言えば「安くて、手軽」というものですが、セブンイレブンは「上質で、手軽」という路線を選択しました。
手軽さ・安さを追求し続けると、安くなる代わりに商品の品質は落ち続け、さらに同業他社との値下げ競争が続くことで業界全体が疲弊してしまいます。
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高級さ・高さを追求し続けると、それはコンビニ本来の意義からどんどん離れていってしまうので、上手く行きません。
セブンイレブンは、商品やサービスの品質・鮮度などに注力することで「手軽なのに、上質」「上質さの中に、値段や買いやすさという手軽さが込められている」といった独自の商業展開をしています。
3.店員への教育が行き届いている
セブンイレブンへ入店すると、「よく磨かれた床」「商品の陳列がしっかりしている」「店員の接客態度が懇切丁寧」など、店の質の高さを実感できます。
セブンイレブンでは、各店舗へ以下のような4つの接客ルールを守らせています。
- 品揃え(お客様の欲しい商品をそろえる)
- 鮮度管理(常に新鮮な商品をそろえる)
- クリンリネス(清潔で気持ちのいいお店にする)
- フレンドリーサービス (感じの良い接客をする)
それぞれのルールについて、実際のやり方・方針が細かく定められていて、セブンイレブンの店員教育は徹底していると言われています。
セブンイレブンでは、それぞれの加盟店に指導員「OFC(オペレーションフィールドカウンセラー)」が付き、経営指導・接客指導を行い、セブンイレブンが長年の経営で蓄えてきた各種ノウハウが、各店舗へ迅速に伝播していきます。
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そのおかげで、どのセブンイレブンの店舗も、接客や店内環境のクオリティーが高く保たれているのです。
セブンイレブンが提供している、好評のサービス
セブンカフェ
「セブンカフェ」とは、「おいしく飲みやすい本格派コーヒー」がコンセプトになっている、セルフ式のドリップコーヒーが飲めるサービスです。
レギュラーサイズで100円と手頃な値段で、使用する豆は各国の最高グレードのコーヒー豆に限定し、上質のコーヒーを楽しむことができます。
喫茶店で提供される本格コーヒーに勝るとも劣らない味のコーヒーなので、高い人気があります。
セブン銀行
セブンイレブン店内に設置してあるATMで、セブン銀行の各種サービスが利用できます。
日中のATM利用手数料が無料なほか、ネット上でセブン銀行の残高確認や振り込み手続きができたりと、いろいろと便利。セブン銀行を利用することで、電子マネーnanacoが貯まっていきます。
「コンビニで、お金の引き出しや振り込みができる」という手軽な便利な銀行サービスは、手軽さと高品質の両立を目指すセブンイレブンを体現したものと言えます。
コンビニ業界はセブンイレブン一強状態が続く
コンビニ業界では長くセブンイレブン一強状態にあり、他のコンビニグループとは大差があります。
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セブンイレブンが強すぎて他のコンビニグループが勝てない理由は、セブンイレブンの日販額(その店舗の平均売上高)が群を抜いて高いからです。
日販額はセブン-イレブンは約66万円、ファミリーマートは約51万円、サークルKサンクスは約44万円(2014年2月~11月期)と大きな差があり、これは、セブンイレブンが売りにしている「高額で利潤が大きいプライベートブランド商品」が売上額を牽引している形になります。
「セブンイレブン」は、もともとはアメリカの小売店でした。
安さのみを追求していたせいで利益がほとんど出ずに、業績が悪化し続け、倒産しかかっていました。
日本のイトーヨーカ堂がアメリカのセブンイレブンとライセンス契約を結び、1974年に日本でセブンイレブンの営業を開始します。
日本のセブンイレブンは安さではなく「高品質」を追及する方向へ舵を切り、業績が改善して日本のセブンイレブンがアメリカのセブンイレブンを買収して子会社化します。
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