「繁殖力が非常に高い生物・植物」に共通する特徴・生態を解説します。
繁殖力が高い生物・植物の、主な4つの特徴
1「劣悪な環境でも生存ができる性質・高い耐性がある」
- 「汚水」「止水(とどまって流れない水)」「汚物や細菌だらけの、いちじるしく不潔な環境」などにおいても、問題無く生存ができるほど環境ストレス耐性が高い
- 本項目は、特定外来生物(日本の生態系に被害を及ぼすおそれがあるため、外来生物法によって飼養・輸入等が規制されている生物)が該当していることが多い
- 特定外来生物の具体例は、アライグマ・カミツキガメ・オオクチバスなど
本項目の具体例:アメリカザリガニ

2「子育てをする習性があり、なおかつ、子どもの数が多い」
- 生まれた子どもがまだ小さくて弱々しい段階で、親が子どもを庇護する性質がある
- 一度に生む子ども(あるいは卵)の数が、かなり多い
- 上記の2項目をそれぞれ兼ね備えている生物は、子どもの生存率がかなり高くなるため繁殖力が非常に高くなる
本項目の具体例:ブラックバス(オオクチバスの通称名)

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3「繁殖に適した生態を有している」
- 一年のうち、その大部分が発情期(交尾して妊娠可能な時期)
- 妊娠率が非常に高く、一回の交尾でほぼ100%の確率で妊娠し、どんどん子どもを産む
本項目の具体例:ウサギ

4「傷つけられてもすぐに再生するほど、生命力が強い」
- 「人の手で地面から引き抜かれたとしても、土中に残った根の一部から再生」「耕運機に巻き込まれて全体を寸断されたとしても、破片の1つ1つから再生」など、生命力が極めて高い
- 本項目は、主に植物が該当する
本項目の具体例:ワルナスビ

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5「成長速度が異常に高い」
- 極端に成長が早く、そのせいで、誕生から短期間で繁殖適齢期に達する
- 植物の場合、
短時間で急激に生長して周囲一帯に繁茂(はんも、草木の生いしげること)し、他の植物の光合成を阻害して枯死させ、成長速度が高い植物の一強状態になりやすい
本項目の具体例:葛(クズ)

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