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繁殖力が高い生物・植物に共通している、5つの特徴・生態

 

「繁殖力が非常に高い生物・植物」に共通する特徴・生態を解説します。

 

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繁殖力が高い生物・植物の、主な4つの特徴

1「劣悪な環境でも生存ができる性質・高い耐性がある」

  • 「汚水」「止水(とどまって流れない水)」「汚物や細菌だらけの、いちじるしく不潔な環境」などにおいても、問題無く生存ができるほど環境ストレス耐性が高い
  • 本項目は、特定外来生物(日本の生態系に被害を及ぼすおそれがあるため、外来生物法によって飼養・輸入等が規制されている生物)が該当していることが多い
    • 特定外来生物の具体例は、アライグマ・カミツキガメ・オオクチバスなど

 

本項目の具体例:アメリカザリガニ

 

 

 

 

2「子育てをする習性があり、なおかつ、子どもの数が多い」

  • 生まれた子どもがまだ小さくて弱々しい段階で、親が子どもを庇護する性質がある
  • 一度に生む子ども(あるいは卵)の数が、かなり多い
    • 上記の2項目をそれぞれ兼ね備えている生物は、子どもの生存率がかなり高くなるため繁殖力が非常に高くなる

 

哺乳類の動物は子育てする習性があり、子どもの生存率は高いものの、
「妊娠期間が長い」「一度に出産できる数が少ない」
といった特徴により、繁殖力はあまり高くない傾向があります。

 

本項目の具体例:ブラックバス(オオクチバスの通称名)




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3「繁殖に適した生態を有している」

  • 一年のうち、その大部分が発情期(交尾して妊娠可能な時期)
  • 妊娠率が非常に高く、一回の交尾でほぼ100%の確率で妊娠し、どんどん子どもを産む

 

本項目の具体例:ウサギ

 

 

 

 

4「傷つけられてもすぐに再生するほど、生命力が強い」

  • 「人の手で地面から引き抜かれたとしても、土中に残った根の一部から再生」「耕運機に巻き込まれて全体を寸断されたとしても、破片の1つ1つから再生」など、生命力が極めて高い
    • 本項目は、主に植物が該当する


 

本項目の具体例:ワルナスビ




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5「成長速度が異常に高い」

  • 極端に成長が早く、そのせいで、誕生から短期間で繁殖適齢期に達する
  • 植物の場合、
    短時間で急激に生長して周囲一帯に繁茂(はんも、草木の生いしげること)し、他の植物の光合成を阻害して枯死させ、成長速度が高い植物の一強状態になりやすい

 

本項目の具体例:葛(クズ)

 

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