近年、テレビ番組・テレビ業界が急速に衰退・オワコン化しつつある理由を解説します。
テレビ業界が衰退・オワコン化しつつある、2つの理由
1「ネットの動画投稿サイト・動画配信サイトに勝てないようになってしまった」
ネット動画なら時と場所を選ばずに、手持ちのデバイスで好きな動画を観ることができる
- 動画投稿サイトの動画ならば、いつでも都合の良い時間に動画を観ることができる(TV番組のように、特定の時間帯にわざわざスタンバイしておく必要が無い)
- 「スマートフォン」「タブレットPC」「ノートPC」「デスクトップPC」など、自身が普段から愛用しているデバイスで動画を観ることができる
良心的な月額料金で、映画・ドラマ・アニメ・スポーツ中継などを見放題になった
- Amazon Prime Video
- Netflix
- Disney+(ディズニープラス)
- 上記のリストに代表される動画系サブスクリプションサービスが社会に普及したことにより、TV番組の優位性が失われるようになってしまった
動画の個人配信が一般的となり、芸能界の優位性が揺らいでいる
- YouTuber
- TV番組では「ニッチすぎて、とても視聴率が取れない・採算が合わない」というジャンルも各人が採算度外視で動画投稿し続けるため、『多種多様な需要に応えられること』も動画投稿サイトの強みになっている
- VTuber
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2「TV番組の内容がつまらないせいで、消費者達がTVから離れて行っている」
単純に、現行のTV番組が低クオリティー
- バラエティー(視聴者を楽しませるためのさまざまな要素を盛り込んだテレビの娯楽番組)
- クイズ
- 芸能人による街中での食べ歩きや、店舗(スーパーや電化製品系であることが多い)へ入っての買い物
- 上記のリストのような番組(比較的、低予算で仕上がる番組)ばかりが繰り返され、TV番組に面白みを感じられない視聴者が非常に多い
- 内容に華が無いうえに、番組内で出演者を使った露骨な広告シーン(特定の商品やサービスをおすすめするシーン)がはさまれるため、それにうんざりする視聴者が多い
TV番組独自の強みを追求するべきなのに、ネットコンテンツの後追いが多すぎる
- ネット上で話題になっている出来事(例えば、SNSで物議をかもしている特定の話題など)の報道
- ネット上で話題になっている動画を、番組上で再放送する
- 上記のリストのような、ネット上の出来事の後追いのような番組が多いせいで、TV番組の存在意義そのものがあいまいになってしまっている
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参考:TV番組は確実に衰退しているが、それでも需要はゼロにはならない
- 昔からTV番組に慣れ親しんできた高齢者世代(ネットリテラシーが低いので、ネット動画を取捨選択することが困難)
- 世界各国の出来事を報道する、ニュース系の番組(特定の時間帯にTVを見れば受動的に速報情報を得ることができるので、一定の需要がある)
- 上記のリストのような視聴者層が多かったり、ニュース系番組に一定の需要があるため、TV番組の需要は低下しつつもゼロにはならない
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