漫画やアニメにおいて、
「扱いが難しいせいで、作者の足かせになりやすい」というキャラ・能力・ストーリー展開を解説します。
扱いが非常に難しくてやっかいな、キャラ・能力・ストーリー展開
特定のタイプのキャラクター
天才キャラ
- その天才キャラを動かす漫画作者が極めて高知能でない限り、天才キャラは作中のストーリー展開ですぐにボロが出る
味方側にいる、作中最強のキャラ
- ストーリー上で少し扱いを誤ると、容易に最強から格落ちしてしまう
- 最強であるため、そのキャラが出張ればあらゆる戦闘系トラブルを解決できることから、「味方に最強キャラがいるけれど、今は動けない」など不自然な理由付けがされやすい
- 作中の主人公のポジションが、その最強キャラにいつの間にか乗っ取られることが多くなる
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戦闘狂キャラ
- 「戦闘が大好きなら、どうして最強のラスボスに挑戦しないの?」と読者達に突っ込まれることになりやすい
サイコパス・狂人キャラ
- キャラの人格の前提条件のままストーリーで暴れさせると、たいてい話に収拾がつかなくなる
- かといって、それなりの思慮を備えさせてカオス度を低下させると、読者達に「こいつって、ファッションのサイコパス・狂人キャラだよね」と叩かれるため、扱いがかなり難しい
「無能力者」「才能が無い」けれど、あれこれ工夫することで格上の敵と戦えるキャラ
- そのキャラの最初の数回の戦闘までなら上手く扱えても、それ以降はたいてい理不尽に超人化して、キャラの前提条件が反故(ほご)にされる
特定のタイプの能力(それに加えて、そのタイプの能力を使った話の展開)
未来予知
- あまりに便利・万能すぎる能力であるため、たいていの場合で、ストーリーの途中から「封印」に近い措置をとられる
「当たると即死」という性質の能力
- あまりに強すぎる能力であるため、本能力の初登場以降は、命中率をいちじるしく落とされて実質的に使い物にならない能力に格下げされる
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「制約」「能力を使う代償」が大きいというタイプの能力
- 使える回数に限度がある(一生のうちで5回までしか使えない、など)
- 「一回使うごとに、寿命が〇年縮む」という代償
- 「効果は非常に大きいが、その代わりに、能力を使える条件・状況が極めて限定的」という制約
- その能力の最初の数回の使用までなら上手く扱えても、それ以降は、能力の出番自体が激減したり、制約・代償の内容が緩和化されて前提条件が反故にされる
タイムリープ
- タイムリープ(時間跳躍)して過去世界へ移動しても、
タイムパラドックス(もしも過去に干渉すると、タイムリープを実行した現在の状況との矛盾が必ず生まれること)の問題を上手く処理できずに、読者達から叩かれやすくなる
特定のタイプのストーリー展開
ストーリーのテンポが遅くなり、読者達が退屈になる系
- 悪人キャラの、悲しい過去
- 主要キャラクターが記憶喪失におちいる
- 多数のキャラクターVS多数のキャラクターという展開(とたんに話がごちゃごちゃしだすうえに、ストレートな面白さも失われやすくなる)
賢いキャラが主要になる、頭脳戦系
- たいていの場合で、作者の力量不足のせいでストーリー上で突っ込みどころが多くなり、読者達に叩かれることになりやすい
- 天才VS天才というストーリー展開の場合、特にボロが出やすくなるので非常に危険
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話の規模を大きくしすぎてストーリーの収拾がつかなくなる系
- メインキャラクター達(スポーツ系部活動の、そのメンバーであることが多い)が、海外遠征する
- 初期は主人公の小さなコミュニティーにおけるストーリーだったのに、事態が大規模になるにつれて「政府」「国家同士の関係」「軍隊」などがからむようになる
- 主人公達が住む世界をつかさどっている上位存在を登場させて、それと対決する
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