その人間の本質・本性が表れる、特定の場面について調査したので分かったことを報告します。
日常でかいま見える、その人の本質が見える場面
1「食事」
人間は原則的に、欲望の対象を目の前にすると心のタガがゆるんで本性があらわになる。食べ物というものは食欲の対象そのものであり、その人の本質がむき出しになりやすい。
食材となってくれた生き物と、調理をしてくれた人にきちんと感謝ができるか?食べ物をこぼさないように繊細な動作ができるか?同席している人達へ食べ物を分ける気遣いはできるか?欲望を自制しながら美しいマナーを実現することはなかなか難しい。
社会へ出たら食事のマナーが重視される理由は、食事作法にその人の育ちの善し悪しが表れることに加えて、卑しい人間であることがバレやすい場面でもあるからだ。
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2「お酒」
お酒に酔うと、たいていは誰でも気が大きくなるものだが、取り繕うための理性がお酒で麻痺している分、その人の本質があらわになりやすい。
動物的にわめき散らす人、普段と全然態度が変わらない人、優しくなる人、他人をけなしまくる人など、お酒の酩酊感はその人の正体を浮き彫りにする。
3「お金」
お金とはすなわち、欲望を満たす手段。大金を手にして数々の欲望を満たすことが可能となったとき、その人の本質が表れてくる。
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誘惑に弱くて散財してしまう人、将来を考えて今は自制し貯蓄したり投資に使う人、今までお世話になった人へのお返しに使う人など、お金の使い道にその人の性格傾向がはっきりと反映されている。
4「店員への態度」
お客様の立場である場合、店員は自分よりも立場が下。立場が下の者への対応が、丁寧か、横柄かで、その人の心根が見えてくる。
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5「車の運転」
自動車を運転する時、慎重さや、他者への気遣いや、その人の本性がすべて表れる。
スピードを出せば、心が高揚して楽しい。そして、他のドライバーを威圧することもできる。「高速で走る、1トン以上の凶器」という大きな力も手にしている。
このような欲望を前にして、事故を起こさないように慎重でいられるか。他のドライバーや歩行者に道を譲れるかなどの、欲望と自制心とのせめぎあいの結果が、運転態度に如実に表れている。
6「ネット上でのコメント書き込み」
匿名性が高くて本名も顔も割れず、相手を慰めるも傷つけるも自由というネットでは、その人の性格の本質が表れやすい。
これまで自分が書いてきたコメントが、事実を的確に分析するコメントだったり、相手を粘着質にけなすコメントだったり、ポジティブな励ますコメントだったり、過去に投稿してきたコメントの傾向がその人の本質に直結している。
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7「物事全般に否定的な傾向か、それとも肯定的な傾向か」
物事全般に否定的か肯定的かという傾向は、その人の中身が充実していて余裕があるかをしっかりと反映している。
自分の中身が無くて、しかも勉強や仕事が上手くいっていない人は、自分の優位を確保するために物事全般をとにかく批判しまくって承認欲求を満たそうとしている。
それに対して、自信があって余裕もある人はどんどん物事を肯定する。「金持ち喧嘩せず」という言葉に近い。
8「感謝」
何かをほどこしてもらって、きちんとお礼を言えるかどうか。
相手へ敬意を抱ける種類の人間か、それとも何かをしてもらって当然と考える横柄な種類の人間かが判明する。
「ダメ人間は感謝のスイッチが入っていない」というのは、漫画・闇金ウシジマくんの隠れた名言。
9「怒り」
悪口を言われたとか、利害が対立しているといった、誰でも怒る場面はある。
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それとは別に、「その人ならではの怒り」が噴出する場面がある。その人が大事にしている事やモノが傷つけられたり侵されているので激怒する。逆に言うのなら、その人が何について激怒しているかをさぐることで、その人が大事にしているモノを知ることができる。
ちっぽけなプライドを傷つけられたからブチ切れているとか、国の未来を担う子ども達の権利がないがしろにされたから深い怒りを覚えているとか、その人間がどんなレベルで生きているのかが、怒りの対象の種類から簡単にうかがい知れる。
一番その人の中身が見える時は、10「追い詰められた時」
本ページで解説する各種の「その人の本質が見える時」の中でも、一番その人の中身が見えるのは「追い詰められた時」。
失敗や敗北のせいで窮地に追い込まれて、それまで人格をおおっていた余裕が全てはぎ取られた時、その人の中身が丸見えとなる。
怒り狂ったり、泣き叫んだり、おびえて声も出せないような反応をする人から、失敗によるマイナスを厳粛な態度で受け止める人まで、色々な本質が浮かび上がってくる。
その人が立派で信用に値する人物か否かは、ピンチの事態の時の態度を注意深く観察することで見極めよう。
その他、人間の本質を見抜くための重要ヒント
- 第一印象に「何か変だ…」と違和感を覚える人・どこか受け付けないものを感じる人と出会ったら、素直に直感に従って避けた方が良い。
その不吉な直感はほぼ的中する。 - 口だけなら何とでも言えるが、実際に行動に移すとなると急に敷居が高くなり、きっちり時間と労力を割いて行動できる人は限られてくる。
よって、言動が一致しているかいないかは、その人が信頼に足るか否かを判断する重要な材料となる。 - 「人は見た目じゃない!」という反発意見は多いが、その人の中身にこの世で最も近い部分が、肉体の表層の顔や服装なので、一番内面が色濃く反映されている部分。
特に、目元を中心にした顔つきは年齢を重ねるごとにその人の正体を表したものへと変わっていく。 - 優れた容姿・高学歴・さわやかな笑顔・名誉ある社会的肩書きに感心して、その人の内面まで優れていると思い込んでしまう人が極めて多い(この現象を、心理学で「ハロー効果」と呼ぶ)。
そして、犯罪者の詐欺師は、容姿や態度を良いものにしたり、偽の肩書きを用意してターゲットに近づく。 - 人は他人のことをあまり見ていない。自分の利害が関心事のほとんどであり、自己犠牲精神に満ちた聖人君子は世の中にほとんどいない。
なので、他人の目を気にしても仕方ないし、他人には最初から期待しない方が良い。
人間が集団になって数の力を得ると、権利の主張や弱者の迫害などが始まり、もともと人間がもっていた醜い部分が露骨になり始める。
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