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睡眠不足による、うつ病リスクや作業効率低下など5つの損害

 

睡眠不足がもたらす健康被害について調査したので、分かったことを報告します。

 

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睡眠不足の害1「うつ病になる危険が高まる」

 

不眠と「うつ病」の関係

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の調査では、学生時代に不眠を経験した人は、それを経験しなかった人よりも、その後の数十年間で「うつ病」の発症リスクが高い、と判明した。

 

 

たとえば、ブラック企業では激務を強いられるため、慢性的な睡眠不足状態へ追い込まれ、結果的にうつ病を発症しやすくなります。

あまりに睡眠不足の日々が続くような会社は退職した方が良いです。




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睡眠不足の害2「認識力が落ち作業パフォーマンスが激減」

 

睡眠時間が6時間では、徹夜と同じ状態になる

ワシントン州立大学の実験では、「毎日、睡眠が6時間の人」と「2日間徹夜した人」ではテスト結果が同じだった。

睡眠時間が6時間では、認識能力が、徹夜をした人のそれと変わらないレベルまで落ちてしまう。

 

 

睡眠不足状態に陥ると、認識能力が劇的に低下します。認識能力とは、「注意力」「記憶力」「集中力」などから成る能力を指し、認識能力が低下すると作業効率が大幅に低下してしまいます。

 

睡眠不足の害3「死亡率そのものが高まる」

 

睡眠不足は死亡リスクを高めてしまう




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イギリスの調査で、約10000人を20年以上追跡調査した結果、睡眠時間が5~7時間・あるいはそれ以下の人は、死亡率が高くなると判明。

心臓や血管に関係する心筋梗塞・狭心症のような病気では、その死亡率は睡眠不足によって2倍に高まる。

 

睡眠不足の害4「お肌が荒れる」

 

睡眠不足が続くことによる、ホルモンの分泌の変化

  • ストレスに反応して副腎から分泌される「コルチゾール」が脂肪代謝を阻害し、血行不良を起こすことで肌荒れが起こる
  • 「成長ホルモン」の分泌が減ることで肌の張りが失われる
  • 女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が減り、肌荒れが引き起こされる

 

 




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「睡眠不足は美容の大敵」という格言が昔から語り継がれていますが、睡眠不足はホルモンの分泌状況を変化させて肌へ悪影響を及ぼすので、その格言はまったくもって正しいと言えます。

ホルモンの分泌状況の変化の他にも、睡眠不足は細胞の新陳代謝を遅らせるので、肌荒れがなかなか治らず、肌のシミ・シワ、ニキビなどができやすくなります。

 

睡眠不足の害5「その他もろもろの睡眠不足の害」

 

睡眠不足によって起こる、数々の悪影響

  1. 免疫力が低下する
  2. 慢性的な便秘
  3. 空腹ホルモン「レプチン」が15%多く分泌され、空腹感が増して、食べ過ぎで太りやすくなる
  4. アンチエイジング効果があるホルモン「メラトニン」の分泌が減ることで老化が早まる
  5. 高血圧症・糖尿病といった生活習慣病にかかるリスクが上がる
  6. 神経過敏状態になって、イライラしやすくなり、ネガティブで悲観的な考えをしやすくなる
  7. 飲酒運転と同じように、交通事故を起こす大きな要因となる

 

睡眠のさまざまな回復効果

 

睡眠の回復効果

  1. 心身を休息させる
  2. 脳内での記憶の整理
  3. ストレスの軽減効果
  4. 2時間から3時間の間隔で成長ホルモン=ソマトトロピン(STH)が分泌され、成長ホルモンによって子どもの成長、創傷の細胞レベルでの治癒、肌の新陳代謝が起こる

 

 

年代別の適切な睡眠時間

  • 子ども:12時間
  • 10代:9時間
  • 大人:8時間
  • 高齢者:6時間

 

 

子どもの身体を睡眠中にしっかり成長させ、大人の疲れを取るには、だいたい上記の睡眠時間が妥当だと言われています。

 




おまけ:漫画「睡眠のチカラ」

 

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