「中年者」「高齢者」がかかりやすい危険な病気の、その症状と予防方法を調査しました。
危険度:小、重度の痛みをともなうため危険な病気
ぎっくり腰
主な症状:腰を中心にした激痛
- 非常に程度が強い、腰痛
- 「立ち上がる」「あおむけ状態・うつ伏せ状態から、起き上がる」「しゃがむ」といった動作の時に、腰を中心にして激しい痛みが生じる
- 身体を静止状態に保っていても、腰が痛み続けることが多い
- ぎっくり腰は再発しやすい病気であることも危険
ぎっくり腰の原因と、予防方法
重量物を持ち上げた時に、「腰の周りを支えている靱帯(じんたい)」「腰の周りにある筋肉」が断裂し、
それが神経を強く刺激して、激痛を生じさせる。
・日頃から筋トレをすること
・日頃からストレッチ運動をすること
・「度を超えて重い物」を、手作業で運ばないようにすること
尿路結石(にょうろけっせき)
主な症状:下腹部の激痛
- わき腹から下腹部にかけての激しい痛み
- 腰痛
- 背部に激痛が生じる
- 血尿
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尿路結石の原因と、予防方法
・肉料理のような、動物性タンパク質・脂肪の摂取過多
・慢性的な運動不足
・肥満状態を維持している
これらの原因が複合して、腎臓で出来た大きめの結石(体内の種々の臓器内にできる石のような固まり)が、尿とともに体外排出される前に、体内で詰まってしまう。
・日頃から運動や筋トレをすること
・カルシウム結石が出来ることの大きな原因である「シュウ酸」を含む食べ物(ほうれん草、たけのこ、さつまいも、レタス、ブロッコリーなどが代表例)の摂取を控える
・動物性タンパク質・脂肪を摂取しすぎないようにする
・1日、2リットル程度の水を飲む
・クエン酸(シュウ酸とカルシウム、リン酸とカルシウムが結合するのをそれぞれ抑制する効果がある)を意識的に摂取するようにする
危険度:大、重大な後遺症や死につながりやすい病気
糖尿病
主な症状:慢性的な疲労感と、のどの乾き
- 手先や足先に、しびれる感覚がひんぱんに起こる
- のどがよく乾く
- 頻尿
- 常に疲労感がある
- 糖尿病が重症化すると「失明」「脚の一部が壊死」といった深刻な症状を呈する
糖尿病の原因と、予防方法
「食べ過ぎかつ運動不足」が慢性化しているせいで、血液が高血糖状態(血液中のブドウ糖の濃度が高すぎて、血液がドロドロ状態になっていること)になり、
そのせいで身体中の細い血管が詰まっていて、身体の血液が上手く循環しない状況になっている。
・日頃から運動や筋トレをすること
・暴飲暴食をしないようにすること
・血圧を下げる(=血管を拡張させる)ように、食事の内容を変えること
血管の障害から引き起こされる「心筋梗塞(しんきんこうそく)」
主な症状:胸部に激痛が起こり、それなりに高い確率で死亡する
- 胸が、締め付けられるような激痛に見舞われる
- 心筋梗塞の病状がかなり悪い場合、死亡する確率がかなり高くなる
- 呼吸困難
- 意識の喪失
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心筋梗塞の原因と、予防方法
動脈硬化(血管がコレステロールなどのせいで狭くなり、血管がもろく硬くなった状態)で、心臓の太い血管が血栓によって詰まり、
心筋が酸素不足状態になったり心筋が壊死することによって心筋梗塞が起こる。
・血圧を下げる(=血管を拡張させる)ように、食事の内容を変えること
・塩分と脂質(この2つは動脈硬化を促進させてしまう)の摂取を制限する
・日頃から運動や筋トレをすること(血圧と血流を正常化させる、多大な効果がある)
血管の障害から引き起こされる「脳梗塞(のうこうそく)」
主な症状:激しい頭痛や意識喪失が起こり、それなりに高い確率で死亡する
- 意識の喪失
- 脳梗塞を発症した場合、多くは「半身不随」などの重い後遺症を負うことになる
- 手足のしびれ
- 足がもつれて上手く歩けなくなる
- 激しい頭痛と吐き気
- ろれつが回らなくなり、上手くしゃべれなくなる
心筋梗塞の原因と、予防方法
動脈硬化(血管がコレステロールなどのせいで狭くなり、血管がもろく硬くなった状態)で、脳の太い血管が血栓によって詰まり、
脳が部分的に酸素不足状態になることによって脳梗塞が起こる。
・血圧を下げる(=血管を拡張させる)ように、食事の内容を変えること
・塩分と脂質(この2つは動脈硬化を促進させてしまう)の摂取を制限する
・日頃から運動や筋トレをすること(血圧と血流を正常化させる、多大な効果がある)
がん
主な症状:強い痛みを生じ、それなりに高い確率で死亡する
- 強い痛み
- がんが発症している臓器の機能に異常が生じる
- たとえば、大腸がんならば「血便」「便秘や下痢などが慢性化する」「強い腹痛」などの症状が起こる
- 体重減少
- 慢性的な疲労感
- リンパ節の腫れ
がんの原因と、予防方法
過度の刺激によって正常な細胞が「がん細胞」へ変わり、がん細胞が増殖し続けることで臓器が正常に機能しなくなってしまう。
・喫煙をしないようにする(喫煙が、がん発症の最大のリスク要因とされている)
・飲酒を控える(エタノールが代謝されて生成されるアセトアルデヒドには発がん性がある)
・日頃から運動や筋トレをすること
・運動や食事制限によって、「肥満状態」になることを避ける
・ウイルス感染を避ける(B型・C型の肝炎ウイルスによる肝臓がんの発症など、ウイルス感染はがん発症の多大なリスクになる)
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「日々の運動」で予防できる、本記事の病気
運動や筋トレによって上記のリストの病気を予防できる理由は、
「運動や筋トレで血糖値が低下することによって、血流がスムーズになるから」
「運動や筋トレで心肺機能が強化することによって、血流がスムーズになるから」
が主な理由です。
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本ブログでは、健康維持用の運動として「日々の継続的な、スロースクワット」を推奨しています。
スロースクワットのやり方
- 両足を「肩幅よりも広く開く」かつ「足のつま先は、外側に向けて30度ほど開く」という姿勢を取る↓
- 10秒かけて、ももと床が並行になる程度まで腰をゆっくりと静かに下ろしていく
(この間、はっきりと息を吸って吐くことを行うことが重要なポイント)↓ - ももと床が並行になったら、その体勢で2秒間、止まる↓
- 上半身を上げて、本項目の1の体勢へ戻す
1~4を10回行い、1分~5分程度の休憩を挟み、
3セット(合計30回の屈伸運動)のスロースクワットをします。(辛ければ2セットでもOK)
このスロースクワットを1週間に2回行うだけで、脚の筋肉が成長して血糖値が下がるなどの健康効果が見込めると言われています。
より早く健康効果を得たい方や、より大きな健康効果(血糖値の大幅な低下やはっきりとした痩身効果など)を得たい方は、週に4回や、毎日行うようにすると良いでしょう。
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スロースクワットの効果やメリットの詳細は、本ブログの↓の記事のスロースクワットの項目をご覧ください。
「日々の血流改善」で予防できる、本記事の病気
血流は、日々の運動によって「血糖値を低下させること」「肥満を防止すること」によって改善させることができます。
また、
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「酢(す)」を毎日摂取することでも、血圧を正常化させて血行を改善させることができます。
酢の健康効果
- 血管を拡張させることにより、血圧が低下して血行が正常化する
- 内臓脂肪を減少させ、肥満を防止する
- 疲労回復効果
- 酢にはクエン酸が豊富に含まれているため、尿路結石の予防にも多大な効果がある
「1日、15ml(ペットボトルのふた2杯分がほぼ15ml)の酢を、継続的に摂取すること」で、はっきりとした血流の改善効果を得ることが出来ます。
「料理に、酢を15ml程度混ぜる」「コップ1杯の水に、酢を15ml程度混ぜて希釈することで飲みやすくする」など、酢を摂取しやすくする工夫が必要です。
「1週間に一度くらい、思い出したように酢を摂取する」といった方法では目立った健康効果は得られないため、毎日の継続的摂取が重要です。
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