かなりシビアなゲームバランスで、雑魚戦でもまさかの全滅連発という人気ゲーム・世界樹の迷宮シリーズ。
全滅死の時に味わう独特の暗い快感と素材集めの面白さがクセになる、世界樹の迷宮シリーズの紹介です。
世界樹の迷宮シリーズの特徴と魅力
- 雑魚敵・ボスが全体的に強くて、迷宮探索も色々な仕掛けを解きながら進める必要があるので、他のRPGよりも難易度がかなり高い
- 難易度が高いのでひんぱんに全滅する
- ゲームのストーリーは非常に薄く、それに加えて、パーティーを構成するキャラクター達にも個人的な物語はなくてただの操作キャラに過ぎない
- キャラクターデザインは可愛らしいが、ゲーム制作側は狙ってやっているわけではないと公言している
- BGMは名曲揃いでプレイヤー達からの評価が高い
世界樹の迷宮シリーズは、「現代の技術と視点においてWizardryを作るとどうなるか」というコンセプトで制作されたゲームです。
「Wizardry(ウィザードリィ)」とはかなり昔に発売された、キャラクターを自由に作成できる高難易度の3DダンジョンRPGです。
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レトロゲームであるWizardryを意識して作られているので、いまどきのRPGとはかけ離れた硬派な雰囲気のゲーム世界をたんのうすることができます。
その難易度の高さが世界樹の迷宮シリーズ最大の特徴
- 全体的に雑魚敵が強く、レベルが高くないうちはちょっとした判断ミスで容易に全滅する
- 初見殺し的な技を使ってくる敵がよく出てくるので、初見の戦いで全滅する
- フィールド上で追跡してくる強敵「F.O.E.」に接触して、バトルに突入してあっけなく全滅する
- 各階層の最後に待ち構えているボスは、意図的なレベル上げをせずにそのまま挑戦するとかなりの高確率で全滅するほど強い
- ステータス異常「毒」のダメージがストーリー後半になると毎ターン300程度食らう などなど他にも多数
「全滅しないように、細心の注意を払いながら迷宮探索を進める」「次はどんな展開で全滅させてくれるのか、楽しみに待つ」といった感じで、世界樹の迷宮シリーズにつきものの全滅要素を楽しむことができます。
世界樹の迷宮シリーズでよく全滅するポイント
FOEにからまれて全滅
迷宮探索の難易度と緊張度を格段に上げている元凶がFOE。近づかれるとどきどきは必至。雑魚戦が長引いた結果、強力なFOEが戦闘中に乱入してくると全滅が近い。
ただし、レベルを上げてから、かつて逃げ回ったFOEをあっさり倒しても面白くないので、ある程度レベルアップしてからギリギリの戦闘を楽しむのがおすすめ。
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全体睡眠や全体毒の凶悪ステータス異常で全滅
当ゲームではちょっとした判断ミスでも雑魚戦で全滅することが珍しくないので、全体睡眠で数ターン行動不能になると非常に危険。眠っている間に全滅する危険が高い。
各階層の最後に待ち受けるボスに勝てるかどうかは「毒が通じるかどうか」という運要素も大きく、運良く毒が決まった場合は毒ダメージでどんどんHPを削れ、毒の判定が外れた場合はそのまま全滅、ということも多く、毒や睡眠の存在感の大きさがよく分かる。
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糸の買い忘れで全滅
迷宮内から街へ一瞬で帰還できる「アリアドネの糸」はどんな時でも絶対に必要なアイテム。
しかし、これを買い忘れていたり、まだ残っていると思っていたらすでに使い切ってしまっている状況で、街に帰還できずに雑魚戦で消耗して全滅のパターンが多発。
しかも、可愛い外見をして、手をさしのべると、所持しているアリアドネの糸をピンポイントで盗む「リス」まで各所に存在している。
第6階層の鬼畜仕様で全滅
各シリーズの題6階層は共通してどこか不気味な雰囲気の階層で、精神的なプレッシャーは必ず受ける。
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凶悪なダメージ床や落とし穴やワープなどのトラップが大量にあり、しかもマップ構造が異常に複雑。
通常エンカウントする敵も異常に攻撃力・防御力が高かったり、全体毒や全体睡眠のような鬼畜攻撃、仲間のHP大量回復のようなえげつない仕様ばかり。
しかも全滅必至のFOEが大量にうようよしていたりと、悪夢のような階層。
世界樹の迷宮シリーズは裏ボスの強さがおかしすぎる
- 本編ストーリーでのラスボスをはるかに上回る強さ
- 特定のイベントをクリアすることで裏ボスの力を半減させたうえで挑戦できるが、弱体化した状態でも攻撃が強すぎて全滅しまくる
- 長期戦になるので味方のTPが途中で枯渇する
- 弱体化させずにフルパワーの裏ボスに挑むと、ほとんど勝てない。パーティー全員がレベル99でも正攻法で戦っては即全滅する。
- フルパワーの裏ボスに勝つには、ゲームを最初からやり直して裏ボス攻略用に特化させたパーティーを構成して全員レベル99にしないと勝ち目が無い(それでも安定的に勝てるかどうかは怪しいところ)
25階まで探索してラスボスを倒すとエンディングを迎えます。エンディング後に第6階層の追加ダンジョンが解放され、その最後に待ち受けているのが裏ボスです。
フルパワーの裏ボスは、HP量があまりにも多すぎる・即死級のダメージ攻撃がランダムで飛んでくるので運要素が強くて対策を立てようがない・定期的に強制全滅攻撃が発動するのでその対策に苦慮するなど、とにかく強さがおかしいです。
弱体化させた裏ボスならば、パーティーの平均レベルを80~90にしたうえで、攻撃パターンにしっかりと対策を練れば勝つことができるので、それほど逸脱した強さではありません。
歴戦の世界樹の迷宮プレイヤー「ボウケンジャー」の特徴
世界樹の迷宮シリーズを好んでプレイし、世界樹の迷宮シリーズの鬼畜難易度にすっかり調教されてしまった人達を「ボウケンジャー」(冒険者と、世界樹パーティーの5人組が戦隊に似ているので○○ジャーという戦隊名とをかけている)とネット上で呼びます。
- 世界樹の迷宮シリーズならではの理不尽なバトル展開であっさり全滅すると、そのことを歓喜する
- ゲームの難易度が頂点に達した「世界樹の迷宮2 諸王の聖杯」が特に好み
- 世界樹の迷宮3や世界樹の迷宮4のように、過去作よりも易化すると、不満に感じる
- 世界樹の迷宮5のようにまた理不尽な難易度へ戻ると、「俺たちの世界樹が帰ってきた!」と喜ぶ
- 「君はしても良いし、しなくても良い」というダンジョン内で起きるイベントで、たとえ罠であることが確定的なイベントであっても、躊躇無く「する」の方を選ぶ
- さすがのボウケンジャーも、鬼畜すぎる裏ボスについては頑張って倒す者と倒さずにスルーする者とに分かれる
- 裏ボスを弱体化させずに倒すことは、ボウケンジャー達にとっての最大級の栄誉
万人向けに生まれ変わった新・世界樹の迷宮シリーズ
世界樹の迷宮1と2のリメイク版です。
元の作品のストーリーへ大幅に肉付けをして、キャラクターに個性と個別ストーリーを付加したものになっていて、一般的なRPGとほぼ同じ作品雰囲気になっています。
普通のRPG的な作風であることに加えて、高難易度とゲームシステムはしっかりと従来の世界樹シリーズのそれなので、世界樹の迷宮シリーズの入門用としておすすめです。
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また、世界樹シリーズと「不思議のダンジョンシリーズ」を融合させた「世界樹と不思議のダンジョン」も好評を博しています。
世界樹と不思議のダンジョン
世界樹と不思議のダンジョン2
世界樹の迷宮シリーズはこんな人におすすめ
高い難易度は人によって好き嫌いが別れますが、やりがいと緊張感はあります。
職業によって能力の個性が全く違ってくるので、好きな外見の職業を選ぶも良し、欲しい能力をもつ職業を厳選して自分なりの戦略を組んでいくのも良し、
そして全滅必至のF.O.E.をいかに避けるかいうダンジョン探索の知恵を付けていくという「考える楽しさ」が他のRPGよりも優れているのが世界樹の迷宮シリーズの面白さです。
おまけ:世界樹の迷宮の類似作「セブンスドラゴン」
キャラクターデザインの雰囲気や戦闘のスタイルなど、世界樹の迷宮と類似する部分が多い。
世界樹シリーズとセブンスドラゴンが似ている理由は、セブンスドラゴンのゲームディレクターやBGMの作曲担当者が世界樹シリーズのそれと同一人物のため。
世界樹の迷宮が好きならセブンスドラゴンもおすすめ。イラストレーターのモタがデザインした各キャラクターがとっても可愛い。
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