10年以上前の過去の漫画原作やゲーム原作やラノベ原作を現代でアニメ化すると、非常に高い確率で失敗・爆死する理由を解説します。
「過去の原作」のアニメ化が高確率で失敗・爆死する主な理由
1「過去の原作の作風が、現代の世相と大きくズレていることが多いから」
- 現代の創作物の基準よりも、「やたらと雰囲気が暗い」あるいは「やたらと雰囲気が明るい」など、作中の雰囲気に違和感を覚える
- 主人公およびサブキャラクター達が、やたらと熱血な性格をしていて、そのせいで暑苦しく感じられる
- ストーリー・世界観が、現代の創作物の基準からすると小難しくて理解困難
- 登場人物が、現代の若者からするとなぜかスマートフォンを所持していなかったり、使っているPCの型が旧すぎて、観ていて違和感が大きい
- 作品のキャラの、そのキャラクターデザインが、現代の基準からすると古くさい
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本項目の具体例:PCゲーム「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のアニメ版

原作のゲームは、その極めて重厚なシナリオと作り込まれた世界観で、発売当時はノベルゲーム愛好家達から絶賛され、アドベンチャーゲームの中で歴代最高傑作と評価されることも多い有名な作品。
しかし、
SFをベースにしたかなり難解なストーリーであるうえに、物語舞台の時代が携帯電話(ガラケー)が普及する前のものであり、キャラクターデザインやキャラクターのノリなども古めかしく、
2019年放送のアニメ版は爆死と評価せざるを得ない売上だった。
2「現代では、すでにその原作の威光・知名度・支持基盤が失われているから」
- その原作が話題になったり一世を風靡したのはずっと昔の話であり、現代の若者の目に触れる機会がほとんど無い
(販売サイトでの人気ランキングでもランクインしていないし、平時での出版社によるその作品の広告やCMなどもほぼ皆無、という状況) - その原作のファンだった人達は、現在では結婚していてアニメから離れていたり、社会人になってからオタク趣味を辞めた、という状況になっていることがかなり多い
- 上記のリストの事情のせいで、放送前から大きなハンディキャップを負っている場合がほとんどであり、
そのせいで視聴率・Blu-rayの売上額などが爆死しやすい
- 上記のリストの事情のせいで、放送前から大きなハンディキャップを負っている場合がほとんどであり、
本項目の具体例:漫画「うる星やつら」のアニメ版

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本作はラブコメ漫画の傑作として有名であり、うる星やつらのメインヒロイン・ラムのキャラクターデザインは現代でも十分に通用するほど秀逸なものではあるが、
原作が連載終了したのが1987年であり、
原作ファンの多くはすでにオタクを卒業しており、令和時代の若者も相当にディープなオタク以外は本作を知らないため、2022年に放送された本アニメの人気はあまり振るわなかった。
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