日本の漫画・アニメを海外輸出した際に、海外で規制の対象になる主な物事を解説します。
日本では問題無しなのに、海外輸出版では規制対象になること
「暴力的な表現」に関する規制が、非常に強い
- 流血シーン
- 「斬られる」「撃たれる」「槍などで身体を刺し貫かれる」などの流血シーンが、無難なものに改変されることが多い
- 武器(銃器や刃物)で、相手を脅迫するシーン
- 大人キャラが、子どもキャラを殴る蹴るなどで攻撃するシーン
- ショッキングなストーリー内容・シーンが多すぎる日本の作品は、国によっては販売禁止になることがある(デスノートや進撃の巨人や東京喰種などの人気作が、特定の国で発禁になった例がある)
スポンサーリンク
「性的な表現」に関する規制が、非常に強い
- 女性キャラの、露出度が高い服装や、着替えシーン
- 胸が大きい女性キャラである場合、胸のサイズを小さく変えられるケースがある
- 男性キャラであっても、半裸状態は規制がかかることが多い
- 日本の原作における「キスシーン」「ベッドシーン」などが、海外版では丸ごとカットされやすい
- 本項目は、中東のような「イスラム教(女性の肌を隠すことが教義に含まれる)」が支配的である地域で特に顕著
「女性の児童キャラが目立ちすぎる作品」は、規制されやすい
- 作中に1人~2人の可愛い児童キャラがいる作品は見逃されても、
「作中の大部分の登場人物が女児で、なおかつ、露骨な萌え描写や性的魅力をアピールする描写が目立つ作品」は販売禁止になりやすい
スポンサーリンク
「飲酒」「喫煙」などの行為に関する描写
- 明らかに成人済みのキャラ(おっさんキャラやおばさんキャラ)であっても、そのキャラの飲酒シーンや喫煙シーンがカットされたり、不自然に改変されることが多い
- 例えば、お酒のワインの赤色を、青色などに改変してお酒に見えなくする
- 本項目に類似することとして、
「身体にタトゥー(入れ墨)を入れたキャラ」が、公序良俗に反すると判断されて、タトゥーを入れていない肌の状態に改変されることが多い
「宗教要素」が介在するシーンへの規制も強い
- 「神」「天使」「聖職者」など、一般的な宗教では善とされる存在と、対立したり戦うシーン
- キリストの磔刑(たっけい)を想起させる、キャラクターのポーズ
- 十字架、あるいは、十字架を想起させるマーク
- 六芒星マーク(ユダヤ人差別を想起させるため、規制の対象になる)
- 「聖書」「コーラン(イスラム教の聖典)」に出てくる人物名・地名と、名前が被っているキャラ
- 主に上記のリストのような物事が規制されやすい
スポンサーリンク
その他、まれに規制の対象になる要素
- 日本の原作における、肌が黒いキャラ(人種差別問題に抵触しやすくなるため、肌の色そのものが改変されやすい)
- 「ナチス」に関係している人物や組織を、親近感がわくような描写にしているシーン
本ブログ推奨の、アニメ見放題サービス
コメント