10代~20代の若者が就職活動で、ほぼ実現不能な目標・夢に挑戦しやすい現象の原因・理由を解説します。
若者が実現困難な目標・夢に挑戦しやすい、主な4つの原因
1「やりたいことを仕事にしよう」という社会の美辞麗句にだまされているから
- 本項目が、若者達が成功の見込みが無い夢に挑戦してしまう現象の最大の原因
- 「やりたいことを仕事にするべき」という主張自体はまったくもって正しいが、
その主張を誤って解釈してしまうと「漫画家やアイドルなどの、極端に競争率が高い職種に就こうとしてしまう」という結果になってしまう- 現実的には、自身がやりたいことを「他者の助けになりたい」「安定的な生計を立てること」といった具合に、やりたいことの条件を大幅に緩和しなければならない
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2「若いせいで、自身の選択と行動に責任がともなっていることを自覚できていないから」
- 自身がした選択・行動の責任は自身にあるため、選択・行動の結果で損害を被った場合は「その人のせいだから・その人が悪いから」と社会的に見なされるようになる
- 社会人になって何度か痛い目を見れば、上記の事柄が理解できるようになって自身の選択と行動について慎重になるものの、
両親に庇護されている子ども~若者は自己責任のもとで痛い目に遭った経験がゼロに近く、そのせいで無謀な夢に挑戦しやすくなってしまう
- 社会人になって何度か痛い目を見れば、上記の事柄が理解できるようになって自身の選択と行動について慎重になるものの、
3「人間心理の原則として、物事を自分に都合良く考えてしまうから」
- 正常性バイアス(困難や危機に面しても、自分だけは上手く行く・助かると無根拠に思い込んでしまう認知バイアス)
- 自信過剰バイアス(自身の能力・判断を無意識に過信してしまう認知バイアス)
- 人間心理に備わっているこれらの認知バイアスのせいで、成功確率は5%未満のような挑戦でも「自分なら上手く行く」と思い込んでしまいやすい
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4「一回きりの人生だから、やりたい仕事をやるべき」と思い込んでしまう
- 「一回きりの人生だから、やりたいことをやるべき」という主張自体はまったくもって正しいが、この主張を就職に当てはめて、難しい夢に挑戦して人生が台無しになる若者が多すぎる
- 多くの若者達が挑戦について楽観的すぎであり、
「一回きりの人生だからこそ、貧困や困窮する可能性をできる限り避けて、安全な生活を築きたい」という現実的な思考・結論に至ることが難しい - 本項目と、本記事の3「人間心理の原則として、物事を自分に都合良く考えてしまうから」の項目が組み合わさって、実現困難な目標に挑戦してしまいやすくなる
- 多くの若者達が挑戦について楽観的すぎであり、
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