現代の若者達にとって、恋愛という行為のハードルが高く、ハードルが高いせいで恋愛から離れていっている現象の原因について調査したので分かったことを報告します。
現代の若者にとって、恋愛のハードルが高い5つの理由
1「恋愛は、数々の失敗を繰り返すことを前提にしているから」
- 異性に勇気を振り絞って告白するが、断られる
- しかも、断られた事実が、LINEやSNSを通して仲間内に即座に伝達される
- 異性にナンパを仕掛けるが、無視されたり拒絶される
- 異性と恋愛関係まで持って行けたとしても、お互いの意見や感性のズレや、会話の中での失言が原因で、相手との関係が何日間もこじれることが容易に起こる
などが、恋愛における失敗の例
現代の若者達は、失敗することを強く忌避します。
(失敗を忌避する理由は、自身を取り巻くひっぱくした社会情勢のせいで精神や経済状況にあまり余裕が無かったり、
失敗の前例の情報がネット上にいくらでも存在しているのにそれでも失敗してしまうのはかっこ悪すぎるから、など)
恋愛という行為には数々の失敗がつきものなので、失敗が大嫌いな若者達は自然と恋愛を倦厭するようになります。
2「恋愛には、デート代をはじめとしてとにかく支出が多いから」
- 交際相手とデートをするために、
「交通費」「服代や美容院代にかけるお金」「外食費」「食べ歩きのための費用」「遊園地や動物園や水族館などの娯楽施設の入園料」
などの支出が、デートのたびごとにある - 交際相手への、衣服やアクセサリーなどのプレゼント代も折に触れて必要になる
男性の場合、交際している女性の食事費用や入園料などを負担する場面が多くなり、男性にとっては特に恋愛での金銭的負担が大きくなります。
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派遣社員やフリーターのような非正規雇用者の割合が大きくなっている現代の若者は、
低収入のせいで、恋愛と、恋愛につきもののデートにまでお金を回せる余裕はほぼ無い、と考えられます。
3「恋愛は、特定の人間関係に毎日ずっと束縛されてしまうから」
- 恋愛をすると、休日は交際相手とデートをすることがほぼ義務化する
- 毎日の電話・LINE(もしくはメール)での連絡の取り合いもほぼ義務化する
- 仕事後の深夜に、長電話をすることも多くなってしまう
などが恋愛関係によって束縛される代表例
スマートフォンを通して、LINEやSNSやライブチャットで他者と楽にコミュニケーションを取れるようになった現代で、
面と向かったコミュニケーションや定期連絡がなかば義務化する恋愛は、現代の若者達にとって「面倒くさい」「わずらわしい」「重い」と感じることが多いと考えられます。
4「恋愛の果てにある『結婚』が現代の若者達には重すぎるから」
- ネット検索によって、結婚について回るもろもろのリスク(たとえば、結婚すると男性側が不当に大きな法的責任を背負わされることなど)をすでに知ってしまっている
- 男性側は収入額や貯蓄額が低いせいで、結婚相手を養うほどの金銭的余裕が無い
- 女性側も社会進出をしたおかげでそれなりの収入額を得られるようになり、生計のために結婚する必要性が低くなった
恋愛をすると、それなりの高確率で結婚まで進展することになります。社会人同士での恋愛はそれが特に顕著です。
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ネットを介して結婚のリスクを知ってしまっていたり、もともと結婚願望が低い男女が多いと、
結婚の前段階の恋愛をやる動機が見つからなかったり、結婚まで追い込まれる未来の可能性を考えて恋愛に消極的になってしまいます。
5「恋愛は、他の種類の娯楽よりもいろいろと大変すぎるから」
- 恋愛を始めるためには、異性に告白したり告白されたりする必要がある
- 恋愛を始めるためには、自身の容姿もそれなりか、それなり以上であることが要求される
- 恋愛を始めるためには、「異性への積極性」「コミュニケーション能力の高さ」「恋愛をしたいという強い動機」などが自身に備わっていることが前提として求められる
- 交際相手との関係を良好なものに保つために、こまめな連絡や気遣いや、お金をかけたデートやプレゼントを継続していくことが必須になる
- 自身のミス1つで交際相手との関係が破局を迎えることも多々あり、恋愛は娯楽としての確実性が低すぎる
ネット上で無料で視聴できる各種動画や無料利用できるSNS、
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お金を支払いさえすれば一定水準以上の品質の商品やサービスが手に入ることが約束されているあれこれの種類の娯楽に対して、
恋愛という娯楽は明らかに始めるハードルが高かったり、楽しむためのコストパフォーマンスが数段悪いと言わざるを得ません。
楽で、無料だったり低価格で、高品質な娯楽が他にたくさんある現代世界では、
うま味を享受するまでに手間と時間がかかりすぎてしかも不確実な恋愛は若者達にとって魅力的には映りません。
現代の若者にとっての『恋愛』の位置づけ
現代の若者にとっての『恋愛』の位置づけ
- 「恋愛はコストパフォーマンスが悪い」という風潮が若者間ですでに形成されつつある
- 昔の時代と違って恋愛・結婚・子育てを周囲から強要される社会でもないし、
「恋愛をするメリット・意義」「結婚をするメリット・意義」がよく理解できない - 娯楽の質と種類は充実しているし、それらの娯楽で疑似恋愛を楽しんだり欲求を満たすこともそれなりにできるので、
わざわざ男女恋愛に固執する必要があまり感じられない - 「男全体のなかでの、一部のイケメン」「女全体のなかでの、一部の可愛い女の子や愛嬌があって恋愛に積極的な女の子」が、
好条件の異性をほぼ独占してしまっていて、その性別のなかでヒエラルキー下位の男女達にはろくな異性が残されていない - 恋愛相手に望む条件(顔やスタイルの良さ、自分に従順に接してくれることなど)が高くなりすぎて、
顔やスタイルや性格が強くそそられるレベルで無い相手とは、そこまで大変な思いをして恋愛をしたくない - 自身が非正規雇用者だったりワーキングプア状態なので、あれこれ出費が多い恋愛は、娯楽の選択肢のうちにも入らないことが多い
- 自身の生活を安定させるための結婚の実現へ向けて恋愛をしたい女性はそれなりに多いが、
男性にとっては恋愛も結婚も魅力的には映らないせいで、
恋愛市場における需要と供給の大きなギャップができて、女性側が苦しんでいる
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