田舎から次々と若者が出て行き、田舎の過疎化が進んでいます。
現代で、どうして田舎は若者に人気が無いのか?「田舎が若者に拒絶される理由」を調査したので、分かったことを報告します。
理由1「田舎には仕事が無い」
- 月給が額面で10万円台前半の求人ばかり(手取りではさらに額が減る)
- 「社会保険は未加入」という雇用条件の求人も珍しくない
- 「農家」や「介護」「薬剤師のような医療系」、「役所や教員のような公務員」の仕事以外がほぼ無い
- アルバイトでさえ求人を探すのが困難
- 真面目に毎日働いても年収が200万円以下という世界
上記の「田舎の求人にありがちなこと」は、周りが畑や田んぼばかりで住人も高齢者ばかり、という真性の田舎の場合です。
真性の田舎とは違う、さびれた田舎街である「地方都市」の場合は、「運送」「工場」「飲食」「地元企業の営業職」「ホテルや旅館のスタッフ」といった正社員求人がありますが、いずれも低収入で待遇がいまいちの仕事ばかりです。
理由2「田舎は店も娯楽施設もバス電車もほとんど無い」
- 過疎が進行すると、物を買う人が減るため、店が閉店したり全国チェーン店もその地区へ進出しようとしなくなる
- 過疎が進行すると、鉄道やバスの利用者が減ることで需要が低下したり採算が取れなくなるため、廃線や減便のような公共交通網の減少が起こる
- 過疎が進行すると、医療機関が機能縮小したり学校の廃校も起こる
- 上記のように、過疎が進行すると、どんどん田舎は不便になっていき、そのことで若者が出て行ってますます人が減り、さらに不便化が加速するという悪循環におちいる
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大型商業施設グループ「イオン」が田舎に君臨し、田舎民の需要を一手に引き受けて、田舎の商店街をまるごと駆逐する、という現象が多発しているようです。
かつてはこういう状況でイオンが恨まれ役でしたが、近年では商店街がイオンのテナントに入ってイオン傘下で商売をするなど、共存共栄を図っているようです。
「イオン」くらいしか娯楽と商業施設がない田舎では、若者は田舎の何も無さに嫌気が差して都会へ引っ越してしまうようです。
また、病院や鉄道やバスのような生活に不可欠のインフラが不十分というのも過疎が進む大きな要因です。
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理由3「田舎の人間関係は密接で陰湿」
- 「助け合い」によって暮らしていくのが基本なので、どうしても人間関係が密接となり、プライバシーを守ることが難しくなる
- 近所に住む人についてのうわさ話・批判は日常的にある
- 「土着精神」が強いので、田舎独自の異常な価値観・風習に疑問を持たず、それらに疑問を投げかける者を村八分にする
- 上記の状況を、外部の人間から見ると「田舎は人間関係が陰湿」と感じられる
田舎の住民は、よく言えば「非常に郷土愛が強い」、悪く言えば「排他的すぎる」ので、都会から田舎へ引っ越してきた新参者は冷たくあしらわれがちです。
30歳や40歳になっても中学時代の人間関係・上下関係を維持していることが決して珍しくないので、そのような「狭くて閉じた人間関係」に嫌気が差して、田舎から都会へ行ってしまう若者も多いようです。
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親「田舎に帰ってきてよ…」は親と子の共倒れの道
以上に説明してきたように、田舎にはそもそも仕事が無いので、介護や「親が心配」という理由で田舎へ帰ると、年収も生活レベルもガクッと下がってしまいます。
結果的に、親と自分の両方が破滅を迎えるということに…。感情に流されるままに「田舎に帰る」という選択は考え物です。
親の介護のために仕事を辞めて田舎へ帰り、田舎では再就職ができなくてそのままニート化する女性がかなり多いようです。
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