大人気を博している格闘技漫画「刃牙シリーズ」や「餓狼伝」を描いていることで有名な、
格闘漫画の第一人者「板垣恵介(いたがき けいすけ)」の漫画の魅力について解説します。
板垣恵介の代表作「刃牙シリーズ」
高校生にして地上最強の少年・範馬刃牙(はんま ばき)が、格闘技の華やかな表舞台には出てこない裏世界の実力者達と対戦しつつ、
世界最強の存在にして父親の範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)に勝つために修行を繰り返して強くなっていく、
というストーリーの、大人気格闘漫画です。
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超独特の濃い絵や濃いキャラクターや濃いセリフ、迫力がある格闘描写、いちどハマると病みつきになる中毒性がある世界観など、魅力的な点をたくさんもっている漫画です。
刃牙シリーズの魅力的なキャラクター達の一部
範馬刃牙(はんま ばき)
刃牙シリーズの主人公にして、地球の少年達の中では最強の存在。
「ルール無し」という世界で最も過酷なルールの地下闘技場において、不動のチャンピオンとして長年頂点に君臨し続けている。
地上最強の父親・範馬勇次郎の強さを追い越すべく、常軌を逸した鍛錬を日々積んでいる。
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ファイトスタイルは、超高度な技術によって組み上げられた総合格闘技。
範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)
上記の範馬刃牙の実父にして、地上最強の生物であり、ホッキョクグマをはじめとした地球上のどの猛獣でも勇次郎にはまったくかなわない。
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打撃力・体力・耐久力・速度が他の格闘家達とはまったく別次元であり、アメリカ合衆国が範馬勇次郎一個人と多額の献金にもとづく友好条約を結び、勇次郎からの国家侵攻を防止しているほど。
ファイトスタイルは、細々とした格闘技術は弱者用だと認識しているため、元々の桁外れの身体能力で殴る・蹴るなどの単純な打撃。
烈海王(れつ かいおう)
中国人であり、膨大な技術体系である中国拳法を若年で極め抜いた希有な天才。
その拳法の冴えは「魔拳(まけん)」と表現され、中国拳法界で最高峰の実力者達にのみ贈られる「海王(かいおう)」の称号を名前に冠している。
蛮勇さと真摯さを合わせ持つ人柄で、どことなくユーモラスな言動が多いため、読者に高人気。
ファイトスタイルは、優れた身体能力と高度な中国拳法を駆使した変幻自在な打撃。
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ビスケット・オリバ
人間の限界を超えるほどの筋肉量を身につけている巨漢のアメリカ人。
自身は犯罪者であり囚人でありながら、優れた知力と戦闘力と膨大な知識量があるため、犯人逮捕のための捜査協力としてアメリカの刑務所を自由に出入りできる。
オリバ用の監獄も監獄とは名ばかりの、ホテルの豪華スイートルームのような特別仕様で、出入り口には鍵さえかかっていない。
範馬勇次郎と旧知の間柄で、個人的な親交をもっている。
ファイトスタイルは、異常な腕力と耐久力で、剛力で敵を圧倒する。
他にも、
- 渋川剛気(しぶかわ ごうき)
- 「達人」の通り名として知られる。極められた渋川流合気道によって敵を翻弄する。
- 愚地独歩(おろち どっぽ)
- 「武神」の通り名として知られる。長年をかけて鍛え上げた空手で敵を圧倒する。
- 愚地克巳(おろち かつみ)
- 愚地独歩の養子であり、空手の天才。
克巳独りで、空手を数十年先の境地まで進化させている。
- 愚地独歩の養子であり、空手の天才。
- ジャック・ハンマー
- 強さを得るためだけに、寿命をいちじるしく縮めるドーピングを躊躇無く繰り返す巨漢の狂戦士
- 花山薫(はなやま かおる)
- 強者として生まれ落ち、一切の鍛錬をしないまま、
持ち前の剛力とタフネスだけで敵を叩きつぶす日本一の喧嘩師
- 強者として生まれ落ち、一切の鍛錬をしないまま、
- ピクル
- 地上に恐竜が繁栄していた白亜紀から、現代に奇跡的に復活した、
強い恐竜と闘うことを好む原始の超屈強な戦士
- 地上に恐竜が繁栄していた白亜紀から、現代に奇跡的に復活した、
(上記のキャラクター以外にも多数の人気キャラクターがいます)
などなど、人気のキャラクターが多すぎてとても紹介しきれないほどです。
刃牙シリーズ第一弾「グラップラー刃牙」
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刃牙シリーズ第二弾「バキ」
刃牙シリーズ第三弾「範馬刃牙」
刃牙シリーズ第四弾「刃牙道」
人気格闘小説を板垣恵介が漫画化「餓狼伝」
「餓狼伝(がろうでん)」は、人気小説家「夢枕獏(ゆめまくら ばく)」の同名の小説シリーズを、
格闘漫画分野で大人気の漫画家・板垣恵介が漫画化したという豪華コラボレーションです。
キャラクターやセリフの濃さ・世界観はきっちり板垣恵介漫画のそれであり、
しっかりとした原作付きの漫画なので、板垣恵介漫画の弱点である「ストーリーが迷走しがち」ということも起きていません。
刃牙シリーズよりもずっと硬派な作風なので、そういった板垣恵介漫画を求めている方におすすめです。
餓狼伝の魅力的なキャラクター達の一部
丹波文七(たんば ぶんしち)
本作の主人公。
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強さを追求することと勝負に勝つことにストイックな性格であり、戦いを求めて全国を放浪している。
ルールが設けられた試合や大会よりも「野外での命の奪い合いの実戦」を重視し、ルール無しの闘いならば世界屈指の強さを持つ。
ファイトスタイルは、空手をベースとし、関節技やキックボクシングなどの複数の格闘技術を複合させたもの。
松尾象山(まつお しょうざん)
本作における、2人のラスボスのうちの一人。
世界最大のフルコンタクト空手「北辰館」の館長を務めていて、北辰館最強の実力者。
経営者であり若手達の指導者の立場にありながら、根っからの喧嘩好きで、超絶的な威力と技巧の空手をもって遊びの感覚で敵を一蹴する。
ファイトスタイルは、大威力かつ高速の殴打や蹴りの空手。
グレート巽(グレートたつみ)
本作における、2人のラスボスのうちのもう一人。
「東洋プロレス」というプロレスグループの社長を務めていて、
グレート巽自身にたぐいまれなカリスマ性と華が備わっていることからプロレス試合のメインイベンターをこなしている。
超一流のプロレスラーであり、生きる伝説の空手家・松尾象山と比肩する実力者とされている。
ファイトスタイルは、プロレス技による締めや関節技や投げ技。
板垣恵介によって漫画化された「餓狼伝」
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漫画家・板垣恵介の作品の魅力
板垣恵介の作品の魅力
- 「異常に濃い絵柄」「異常に濃いキャラクター達」「インパクト絶大なキャラのセリフや、解説文」
- 作中でのハデで迫力満点の格闘描写と、それを過不足無く表現できる高度な画力
- 「強さ」を中心にして世界が回っているかのような作品の世界観
(たとえば、歴代のアメリカ合衆国大統領達が範馬勇次郎にさんざん振り回されたり、
日本の総理大臣や有名政治家が範馬勇次郎と範馬刃牙の親子喧嘩騒動に振り回される) - 作中でキャラクターの言動や技の設定にツッコミどころが多々あるので、ネタ漫画としても非常に有用
刃牙シリーズをはじめとした、板垣恵介ワールドの各種要素
「異常に濃い絵柄」
「はったりを効かせすぎた、異常に濃いセリフ」
「~~~ッッッ」(痛みや、驚愕の感情の表現)
「ズチャリ」(キャラクターが一歩踏み出す足音や、格闘家が体勢を整えた時の効果音)
「闘いや事件を目撃した人の視点からの、闘いや事件の解説」
「食べ物の、独特の咀嚼音」
「漢字の特殊な読ませ方」(たとえば、守護る、を、まもる、と読ませる)
「アメリカで大統領が替わるたびに、範馬勇次郎に不可侵を宣誓」
「ギャグとシリアスの融合」(作者も分かっていて意図的にやっている)
「謎の理論による特殊技」
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