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社会現象化した新世紀エヴァンゲリオンの、放送当時の反応

 

大人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が1995年から1996年にかけてTV放送された時の、当時の世間での反応と、

新世紀エヴァンゲリオンが起こした社会現象について調査したので分かったことを報告します。

 

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アニメ・新世紀エヴァンゲリオンの、放送当時の世間の反応

 

それまでの既存のアニメ作品群とは、
何だか異質・異様な雰囲気の作風で、
(戦闘でグロかったり引くような展開が多かったり、主人公の少年が周りの大人達に責められることが多かったり)
多くの視聴者達がエヴァンゲリオンに引き込まれていった。

 

人気だった「ふしぎの海のナディア」
を制作したスタッフ達・庵野秀明(あんの ひであき)監督の新作がエヴァだったから、
当時は放送前からかなり期待されていた。
アニメ雑誌でも、放送前からエヴァの特集がひんぱんに組まれていた。

 

2話で、
初号機が暴走してサキエルを残酷なまでに圧倒するシーン
のインパクトが凄かった。

 

・ロボットと人間のハイブリッドのような独特な姿のエヴァンゲリオン
・何だか知らないけれど、危機的な雰囲気に包まれていて後がない状況の作中世界
・生物とも無機物ともつかない奇妙な姿と生態の使徒達
とにかく、当時のアニメ作品の中では斬新で異質だったから、人々の注目を集めていた。

 

綾波レイという薄幸系のキャラクターが、
それまでに無い新しいタイプの少女キャラだった。
・初登場時から包帯グルグル巻きのボロボロ状態
・自室は廃墟
・薬を常飲していて健康不良状態
・無口で、考えも感情も読めない
・自身の命を粗雑に扱い、N2爆弾を使った使徒への特攻や、使徒と共にエヴァの自爆(エヴァ搭乗者の綾波も当然死ぬ)を平気で行う
そんな綾波が魅力的で、大量の綾波ファンが発生した。




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当時、超人気女性声優だった
林原めぐみ
は、スレイヤーズでのリナ=インバースとか、らんま1/2の女らんまとか、
破天荒な元気娘ばかり演じていた。
だから、
林原めぐみが演じる綾波レイの物静かな声・口調が
特に印象的だった。

 

・セカンドインパクト
・S2機関
・E計画
・ダミープラグ
・人類補完計画
これらを一例にして、
謎の作中用語がろくに解説もされずに大量に使われていた。
エヴァンゲリオンを擁するネルフを取り巻く世界情勢もほとんど不明で、
視聴者達の多くが用語の元ネタを調査したり、
仲間内で考察合戦をしていた。

 

アスカが来日して仲間に加わったあたりから
使徒との戦闘頻度が上がってきて、
どんどん面白くなっていった。

 

自分がレイ派か、それともアスカ派かで、
友達と談義するのが楽しかった。

 

隠れメンヘラのアスカが、
シンジをからかっているのか本気で好きなのか視聴者には判別がつかない様子で、
シンジの鼻を手でつまんでキスで口をふさいで
シンジを呼吸困難にさせたりと、
ドキッとする演出が多かった。

 

アニメでの、各シーンの演出が上手かったから、
キャラクターの恐怖とか危機感とか後悔みたいな感情が視聴者にダイレクトに伝わった。
それと、
初の使徒戦シーンをいいところで中断して、
間を置いてから、
シンジの回想の中で使徒戦の続きを描写したりと、
演出の方法が斬新だった。

 

ストーリー終盤で登場した、
渚カヲル君が印象的だった。
・超イケメン
・なぜかエヴァンゲリオンを操縦できる
・腐女子が大歓喜するほどの、シンジとの濃厚BL展開を披露
・実は使徒
・最後は笑顔のまま、初号機に握りつぶされて死亡

 

ストーリーの後半は、
鬱展開&グロ展開の連続で、
しかも見所の使徒戦もほとんど無くなって、
「何だよコレ…???」って感じの感想だった。

 

ガンダムシリーズみたいなロボット系アニメって、
味方も敵も完全なメカ、高確率でストーリーに軍事要素が絡み、
受ける人達には受けるけれど、合わない人達はまったく近寄ることができない分野。
エヴァンゲリオンはロボ要素に加えて、
生物・科学要素(装甲の中身が生物のエヴァとか使徒とかAIとかクローン人間とか)があったから、
生物畑に住んでいる理系のオタク達もファンにすることができた。

 

TV放送版のラスト2話がとにかく酷かった。
唐突に学園モノのワンシーンが挟まれたり、
シンジの心象シーンが延々と続いたり、
シンジがみんなに囲まれて「おめでとう」と拍手されて話が終了したりして、
つまらない・意味不明・超展開すぎる内容で、視聴者達が混乱しまくり。




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後から放送当時を振り返ると、
「男の戰い」
(悲惨な事の連続でついに心が折れてしまったシンジが、
その後に奮起してネルフへ戻り、単身で最強の使徒と戦う回)
が、ストーリー的に面白さのピークだった。

 

TV放送終了後に
TV番組や雑誌等で大々的にエヴァが取り上げられ、
その後に深夜枠でのエヴァの再放送がスタート。
昼間のTV放送をリアルタイムで追えていなかった層が、
世間での評判につられて深夜枠の再放送に飛びつき、
結果的にエヴァの人気が爆発して社会現象化した。

 

旧劇場版・Airは、
復活したアスカと2号機がハデに暴れたり、その直後に2号機が量産型エヴァ達になぶられたりと、
見所が多くてテンションが上がった。
同時上映された旧劇場版・まごころを、君に(新世紀エヴァンゲリオンの実質的な最終回)は、
綾波が地球サイズに巨大化したり地球人類がいっせいに液状化したりと、ついていけない展開が続いた後、
アスカの首を絞めるシンジと、アスカ「気持ち悪い…」のラストシーンで終わり。
エヴァファンの観客達のほとんどが、無言でとぼとぼとシアターを後にしていった。

 

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アニメ・新世紀エヴァンゲリオンが起こした社会現象

 

オタクではないノーマルの学生達ですら、
エヴァンゲリオンの放送をリアルタイムで追って、
クラスでエヴァに関する話題で盛り上がるほどの流行。

 

エヴァンゲリオン1巻のレーザーディスク(レーザーで再生を行う方式のビデオディスク)が、
発売日に瞬殺で完売。
その直後、本来の売値の数倍~10倍程度のプレミア価格がつくという異常事態。

 

新世紀エヴァンゲリオンの謎を考察する、
まゆつばものの商業書籍がどんどん出版されて、
書店に平積みされていた。

 

エヴァの放送当時に、
ちょうどインターネットが普及のきざしを見せていて、
ネット上にエヴァの考察サイトが大量に生まれた。

 

レンタルビデオ店で、
エヴァンゲリオンのビデオの各巻がずっと貸し出し中で、
いつまで経ってもレンタルできない状態。

 

TV放送中からすでに、
コミックマーケットでのエヴァの同人誌が人気爆発していて、
エヴァの同人誌が飛ぶように売れた。

 

新世紀エヴァンゲリオンの、
作中の各設定や各名称の元ネタである
「聖書」
の売上が増加するという変な事態にまで発展した。




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TV番組中で、
複数の芸能人が新世紀エヴァンゲリオンを語り出したり、
自身はエヴァファン・綾波ファンであると主張した。

 

・精神医学
・哲学
・文学
・社会学
たとえばこれらの学問の学者達が、
エヴァの内容を真面目に考察したり、
考察した結果をまとめた本が出版された。

 

新世紀エヴァンゲリオンの放送前のアニメ作品↓
子どもがすんなり理解できるテンプレ単純ストーリーの作品がほとんどだった
新世紀エヴァンゲリオンの放送後のアニメ作品↓
ストーリーが難解だったり、解明されない謎が残されているので考察の余地がある作品が増えた
新世紀エヴァンゲリオンという作品の登場により、
アニメ作品の作風の幅が大きく拡張された。

 

NHKのようなお堅いTV局が
番組で新世紀エヴァンゲリオンを取り上げるほどの、
社会への影響力の強さと人気の高さがあった。

 

エヴァの大ヒットの後は、
・正体不明の強大な敵と主人公達が戦う
・世界観の詳細が不明(話を追うごとに小出しに設定が明かされるものの、最終回まで大半が不明)
・鬱系のストーリー
・セカイ系(主人公とヒロインの関係性が、世界の存亡に直結する作品分野のこと)
といった、
エヴァのパクりみたいなアニメ作品が数多く発表された。

 

エヴァンゲリオンの放送終了後、
エヴァの後追いみたいなアニメが増えただけでなく、
ゲーム分野でも、新世紀エヴァンゲリオンの特徴を踏襲した
内向的な性格の主人公・ストーリーに付加された哲学要素・鬱系ストーリーのゲーム
(FF7とかゼノギアスが代表例)
が増加した。

 

「綾波系(無口・無表情で、感情をほとんど表に出さないタイプの女性キャラクター)」
というキャラクタージャンルを創造し、
綾波系は2020年の現代でもジャンルの1つとして定着している。

 

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