「やらずに後悔より、やって後悔」というよく用いられる格言の、
不幸をもたらす間違った解釈と、正しい解釈の、それぞれを解説します。
「やらずに後悔より、やって後悔」の、間違い&正解
「やらずに後悔より、やって後悔」の、間違った解釈パターン
「高コスト・ハイリスクな挑戦事に取り組んで、後悔した方が良い」という解釈
挑戦が失敗した場合、費やした多大なコストが丸ごと無駄になるから
- やらなかったせいで、後悔する
- やって失敗し、後悔する
- 上記のように、同じ「後悔する」という結果ならば、
費やしたコスト(金銭・労力・時間・他者からの信用など)がゼロの方である「やらなかったせいで、後悔する」の方がはるかに良い- やらない後悔:軽めの後悔(胸がもやもやする程度)
やって後悔:深刻なダメージ(大金を浪費した・借金・離婚歴など)+それによる重い後悔
- やらない後悔:軽めの後悔(胸がもやもやする程度)
- 上記のように、同じ「後悔する」という結果ならば、
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挑戦が失敗した場合、自身の満ち足りた生活・信用などが一気に崩れ去る危険性が大きいから
- ハイリスクな挑戦事(失敗すると大金を失ったり、違法系の行為なので逮捕される危険性が高い)の場合、「やらずに後悔より、やって後悔」は完全に間違っている
- 失敗した場合、自身が失うものや、自身が負うダメージ量が、あまりにも大きすぎるため
ほとんどの人達がハイリスクな挑戦をするにあたって、
・「自身の今の満ち足りた生活」「長年かけて築き上げてきた信用」などを、ギャンブルの賭け金(もしも負けたら全部失う)にしようとしていることを、自覚していない
・「ハイリスクな挑戦事」の危険性やリスクの度合いを、大幅に過小評価している(「まあ、ちょっと苦しい思いをするくらいで、すぐに元通りに回復するだろ」くらいにしか認識していない)
・失敗した場合の被害想定をろくに考えずに、「きっと上手く行く」という風に自身に都合の良い結果しか思い描けない(あまりに多くの人達がこの思考法になっていることから、この項目は人間の精神における根本的な欠陥部分である可能性がある)
このような危険な状態になっており、
挑戦に失敗して色々と失って初めて、「自身の今の満ち足りた生活」「長年かけて築き上げてきた信用」がどれほど貴重だったかを思い知る、という顛末になりやすいです。
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「やらずに後悔より、やって後悔」の、正しい解釈パターン
「やらない道」も「やる道」もどちらも必ず後悔するから、それならせめて悪あがきしてみよう、という解釈
- やらない道は、「やった場合の、その結果」が判らないため、胸がもやもやして後悔する
- やる道は、「労力・時間など、あれこれのコストがかかる」「成功が保証されていない」などの理由から、やった後に大なり小なり後悔する
- 上記のように、「やらない道」も「やる道」もどちらも必ず後悔する
- 絶対に後悔しないためには「事前に、未来が完璧に見えていて、そのうえで複数ある選択肢のうちから正解を選ぶこと」が必要であるが、これは実現不可能であるため、
自身が選んだ道を後から良い物にしていけるように建設的な努力をしていくことが「やらずに後悔より、やって後悔」の正しい解釈 - もちろん、本記事の「高コスト・ハイリスクな挑戦事に取り組んで、後悔した方が良い」という解釈の項目で言及した危険な挑戦事は、やむを得ない場合を除き、決してやってはいけない
- 絶対に後悔しないためには「事前に、未来が完璧に見えていて、そのうえで複数ある選択肢のうちから正解を選ぶこと」が必要であるが、これは実現不可能であるため、
- 上記のように、「やらない道」も「やる道」もどちらも必ず後悔する
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