現代社会で「お見合い文化」がすたれてしまったことの、主な原因を解説します。
現代で「お見合い文化」が廃れた、主な2つの理由
1「社会の成熟にともなって「自由恋愛」が推奨されるようになったから(最大の原因)」
社会が成熟し、「個人の幸福」を追求する文化が醸成されるようになる
- 社会のインフラが高い水準に達したり、人々の生活水準が高くなると、社会の構成員同士が緊密に助け合う必要性が低くなる
- 都市型の生活(社会の構成員がそれぞれの自宅で一人で暮らし、社会の他の人達とあまり関わらないようになる生活のこと)へとシフトしていく
- この都市型の生活が社会に定着した結果、社会全体の利益よりも「個人の幸福」をおのおのが追求するべき、という文化が確実に形成されるようになる
- 都市型の生活(社会の構成員がそれぞれの自宅で一人で暮らし、社会の他の人達とあまり関わらないようになる生活のこと)へとシフトしていく
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社会が成熟し、個人の幸福=男女それぞれの自由意志にもとづく「恋愛結婚」が主流になる
- 村社会特有の、強力な同調圧力や相互監視体制
- 社会が成熟すると上記の事象から脱却できるようになるため、
「お見合い(多くの場合で、自身が所属する社会や両親や仲人(なこうど)に配慮して実行する)」よりも「恋愛結婚」が人々に好まれるようになる
- 社会が成熟すると上記の事象から脱却できるようになるため、
2「現代社会では「責任を負って、男女両人の仲人役をする人」がほぼいなくなったから」
- 仲人役をする人物(昔の時代では、縁談を見つけてきて男女のお見合いを取り持つおばさんが多かった)
- 職場における上司
- 現代では上記のリストのような「みずからが責任を負って、男女両人の仲人役をする人」がほとんどいなくなったため、お見合い文化が廃れていった
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自己責任社会では、仲人がお見合いを取り持つことは不可能に近くなる
- 「その地域社会で顔が広く、多くの人達から信頼されていた仲人」の仲介だからこそ、男女のお見合いが成立していたという側面が多分にある
- 『二人の仲を取り持ってくれる仲人の、顔を立てるため』『結婚した男女の仲が悪くなった場合、お見合いを取り持った仲人がきちんと仲裁してくれる、という保障』が根拠となって、お見合いが成立することも多かった
- 現代は地域社会での人間関係が希薄になり、なおかつ、自己責任で人生を進めることが推奨されるようになったため、「他人達の人生にまで責任をもつ、仲人」が消えてしまった
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