派遣社員とは何なのか?派遣社員ってもしかしてマズいの?派遣社員の年収は?
そんな疑問に答えるべく、現代の日本で急増している派遣社員という存在について調査したので、分かったことを報告します。
「派遣社員」とは何なのか
「派遣社員」とは、
人材派遣会社に人員登録をして、自身が望む労働条件に合った企業へと派遣される労働者
を意味します。
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派遣社員の労働形態の、かんたんな解説
- 人員登録する派遣会社に「勤務地」「残業の有無」「1日の労働時間」「休日の多さ」などの希望条件を伝えておくことで、その希望にそった派遣先企業を提示してもらえる
- 派遣先企業の労働条件や待遇が嫌ならば、派遣されることを断ることができる
- 派遣社員になった理由のアンケート調査では「自分の都合の良い時間に働けるから」という回答が最も多いが、若年層では「正社員として働ける会社が無かった」という回答が多い傾向がある
- 「派遣社員」と「契約社員」の違いは、派遣社員が人材派遣会社と契約を結んでいることに対して、契約社員は勤務先と直接雇用契約を結んでいること
「派遣社員」と「正社員」の3つの違い
1「派遣社員は期限付きの雇用関係」
正社員として採用されると、原則的に定年までその会社で働き続けることになります。
それに対して派遣社員は、数ヶ月や1年ごとの期限で区切られた雇用状態であり、契約期間が終了した後は会社側が「契約を更新して、引き続き働いてもらう」「契約を更新しないで、雇用関係を解消する」のどちらかを選択します。
2「給料の形態や額の違い」
正社員が月給制であることに対し、派遣社員は時給制であり働いた時間と給料が細かく連動しています。
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給料の額について、正社員の年収の方が派遣社員の年収よりも多いことがよくあります。
3「仕事の責任の重さが違う」
派遣社員には、ルーチンワークや、重要度があまり高くない仕事を任されることが多いです。
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会社の業務の中核に関わる、責任重大な仕事は、正社員に任されます。
派遣社員は、正社員のサポート役や、正社員が退職などをして抜けた穴を埋める役割を担います。

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派遣社員の年収
派遣社員の平均年収
- 正社員以外の人(非正規雇用者)の年収は、男女を平均して「223万2000円」
- それに対して、大企業正社員の平均年収は「375万5000円」
厚生労働省が発表した「平成28年賃金構造基本統計調査」より
派遣社員の年収が高い業種
- SE・プログラマーのようなIT系
- 期間工
- 外資系企業に勤める派遣社員
- 設計(電子・建築・機械)
派遣社員の年収が低い業種
- 事務
- 飲食
- サービス業
派遣社員でいることのメリット
メリット
- 働く時間・場所・職種を自分で決めることができ、正社員よりも自由度が高い
- 雇用形態の自由度が高いため、「大学に通っている」「資格取得のための勉強時間が欲しい」といった人達にとっては便利な働き方
- その職場の人間関係や、やらされる仕事内容が自分に合わないと感じたら、契約期間満了まで待てば、以後はその職場や仕事内容をやらずに済む
- 契約期間ごとに職場を転々とするので、仕事における人間関係が希薄であり、ストレスが少ない
- いろいろな職場や仕事を体験できるので、その経験が将来の進路決定に役立つ
- 高度な専門スキルをもっている場合、そのスキルを求めている企業に高時給で雇って貰える
派遣社員の数多くのデメリットと問題点
デメリットと問題点
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- 派遣社員の仕事は高時給ではあるが、年収で見ると、正社員に大きく劣る
- 企業側の都合で雇用契約を更新するか打ち切りをするかを決められるせいで、雇用状況・年収が不安定になりやすい
- 国の不況や、企業の経営が悪化している状況で、派遣社員がまっさきに人員整理の対象になって雇用契約を打ち切られやすい
- 派遣社員は安定的な雇用状況にないため、銀行などでローンを組んだり融資を受ける際に審査で落とされることが多くなる
- 交通費があらかじめ時給に含まれているなど、交通費が別途に支給されないことが多い
- 自身が登録している人材派遣会社・派遣先企業の種類によっては、「有給休暇」「雇用保険や健康保険のような社会保険の加入」といった福利厚生や、「ボーナス」が無い場合がある
- 35歳を越えてしまうと、企業へ派遣されることが激減すると言われている
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