「やりがい搾取」の対象になりやすい仕事・業界について解説します。
「やりがい搾取」をされやすい仕事の、主な特徴
1「奉仕精神」が強く求められる仕事
- 「困っている人」「社会的弱者」を助ける・サポートする、という性質の仕事であり、善意をもって他者に奉仕することが重要視される
- この性質のせいで、薄給・サービス残業を使用者側に強制されやすくなる
本項目の具体例の職種
・介護士
・理学療法士
・看護師
・社会福祉士
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2「他者達を指導・教育・保護する仕事」
- 立場上「人々にとっての模範となる立ち振る舞い」が要求されているため、ある程度の無償の労働は仕方ない、と見なされる状況が形成されており、やりがい搾取が実現しやすくなっている
本項目の具体例の職種
・教師
・塾講師
・保育士
・牧師
3「スター性が高い仕事であり、その仕事に就いていること自体が報酬になっている」
- 自分個人の作品・パフォーマンスが、たくさんの人達に注目される
- 多くの人達から賞賛されたり、その職に就いていることを羨ましがられる
- これらのようにスター性が高い仕事であり、その業界で働いていること自体が大きな満足感をもたらしてくれるため、
報酬の金額は安かったり、同業者との競争に勝てないと極端な安月給になってしまう
- これらのようにスター性が高い仕事であり、その業界で働いていること自体が大きな満足感をもたらしてくれるため、
本項目の具体例の職種
・漫画家
・小説家
・イラストレーター
・アニメーター
・アイドル
・パティシエ
・ウェディングプランナー
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4「就職のハードルが低くて、どんどん応募者が集まってくる仕事」
- 本項目の職種の場合、労働者達を締め上げたとしても「能力が低いので、他に行く場所が無い」「辞めたとしても、すぐに次の応募者達が集まってくる」という状況になっている
- この状況を利用して、使用者側が「給与が安くても、やりがいはあるから(本当はやりがいは無い)」というたてまえで低報酬を正当化することが多々ある
本項目の具体例の職種
・飲食
・建設
・介護
・工場
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