IT土方(ひどい条件で働くプログラマーの、ネット上での呼び名)になってはいけない主な理由を解説します。
「IT土方」になってはいけない、主な3つの理由
1「IT土方はとにかくひどい労働環境・労働条件であり、心身がもたないから」
頭を使う重労働が、長時間続く
- プログラミングという作業は、脳・目に重度の負荷がかかり、精神的な消耗が非常に激しい
- 脳が重度の疲労状態になると集中力がいちじるしく低下し、作業を継続することに強い拒絶反応と苦痛が出ることが、当事者にはかなり辛い
案件が炎上してデスマーチ化することが多く、そうなると重労働に拍車がかかる
- デスマーチ(クライアントの要望でプログラムの仕様の変更がされて、そのせいで納期までの時間的余裕が少なくなったり失われる)が発生すると、
連日の残業や、会社に泊まり込んで作業をするような日々に突入する- 「長時間のプログラミングによる重度の脳疲労」&「睡眠不足(睡眠時間が6時間未満という状況)」であると、
集中力と意欲の劇的な低下で精神的苦痛が最大に近くなり、さらに、睡眠不足のせいでうつ病の発病も現実的になってくる
- 「長時間のプログラミングによる重度の脳疲労」&「睡眠不足(睡眠時間が6時間未満という状況)」であると、
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2「日本という国ではソフトウェアが軽視されやすく、IT土方が割を食う構造になっているから」
「ソフトウェアの価値」が、日本では軽視されやすい
- 日本は、国内産業や輸出ビジネスで、ハードウェア(自動車や工業用機械や部品など)で成功した実績があるため、ハードウェアを信頼しすぎる傾向がある
- この傾向により、ソフトウェアが軽視されやすくなり、IT土方の労働環境・労働条件も劣悪なものになりやすい
3「下側が被害者になる「多重下請け構造」に、IT業界が該当してしまっているから」
上流工程企業
- 大手企業のSIer(システムインテグレーター、行政や企業の情報システムの構築・運用を一括して請け負う事業者のこと)が、上流工程企業に該当する
- SIerは顧客から「要求されているシステム」をヒアリングしてシステム・ソフトの設計書を作成し、
プログラミング業務を下流工程企業へ発注する
(上流工程企業は大した労力もかけずに、報酬の中抜きをする)
- SIerは顧客から「要求されているシステム」をヒアリングしてシステム・ソフトの設計書を作成し、
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下流工程企業
- 中小企業・零細企業が、下流工程企業に該当する
- 「下流工程企業へプログラミング業務を発注すること」は連鎖する場合が多く、三次請け企業・四次請け企業・五次請け企業と下へ向かうほど報酬額・労働条件もひどくなる
- 「IT業界」「建設業界」「物流業界」などに見られる多重下請け構造は日本の商業特有の悪習とされており、
日本のIT土方は下流工程において確実に悲惨な状況に追い込まれることになる
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