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ITはやめとけと言われる原因の、IT業界の4つの奴隷構造

 

IT業界において、プログラマーなどのITエンジニア達の多くが奴隷のように使われている原因について調査したので分かったことを報告します。

 

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ITエンジニア達が奴隷にされる原因となる、IT業界の4つの構造

 

 

1「請負形態にすることでITエンジニアを安く使い倒す、『偽装請負』」

  • 「偽装請負(ぎそううけおい)」とは、
    ソフトウェア開発現場において、下流工程企業の社員が「請負」という形で、上流工程企業へ派遣されて、不当な低賃金で使われてしまう労働形態のことを指す
  • 偽装請負が横行する理由は、主に以下の理由から成る
    • 正式な派遣契約ではなく、「請負(委託)契約」という労働形態にすると、労働者の賃金を安く抑えることができて企業側にとっては好都合だから
    • 請負契約ならば、法律の「労働者派遣法」を守らずにかなり長時間働かせても、違法にはなりにくいから
    • IT業界では、「多重下請け構造が存在すること」「客先企業にひんぱんに常駐すること」などが原因で、
      企業間で緊密に連携することが普通であり、そのせいで、自社の社員を他社へ派遣することがごく自然に起こるから

IT業界では、自社の社員を、低賃金で長時間働かせることができる偽装請負が横行しています。

偽装請負によって不当な低賃金で働かされている社員達からすれば、自身が勤務している企業に奴隷扱いされている、と感じることが自然だと考えられます。

 

 

 

 

2「IT業界で、SESという人売り的な労働形態が当たり前に存在している」

派遣契約での労働と、SES契約での労働の各種の違い

派遣SES
指揮命令権の所在派遣先であるクライアント企業その労働者を雇用しているSES企業
その労働者を守る法律の有無「労働者派遣法」でしっかりと労働者が保護されている基本的な「労働基準法」でしか守られていない
労働における、契約形態派遣契約準委任契約
多重下請けの可否法律によって、厳格に禁止されている法律では、禁止されてはいない
何に対して金銭報酬が発生するか労働力と労働時間の提供(成果物を生み出す責任は無い)労働力と労働時間の提供(成果物を生み出す責任は無い)

 

SES(System Engineering Service)とは、




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システム・ソフトの開発・運用・保守などの顧客の要望に対して、自社からITエンジニアを提供して客先で作業をさせることで、要望の達成を支援する、

という業態のことを指します。

SES企業とは、「IT業界専用の派遣会社」と考えると分かりやすいと思われます。

つまり、IT業界には、人間を他社へ派遣して労働報酬をピンハネする、奴隷の売買構造が歴然として存在していることになります。

 

IT業界においてITエンジニア達が奴隷のように使われてしまう「偽装請負」「多重下請け」の問題は、そのほとんどがSES企業で起きており、




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SESという業態は、ITエンジニア達が奴隷化してしまう問題の温床です。

 

 

 

 

3「上から下にかけてどんどん報酬が中抜きされていく、『多重下請け問題』」

 

比較的楽に高額報酬を得られる、上流工程企業

  • 上流工程企業は、大手企業のSIer(システムインテグレーター、行政や企業の情報システムの構築・運用を一括して請け負う事業者のこと)
  • SIerは、「官公庁(省庁や県庁や市役所など)」「銀行」「大手企業」とのヒアリングを繰り返して要件定義し、
    顧客が求めているシステム・ソフトの設計書の作成する
  • 出来上がった、システム・ソフトの設計書を元にして、中小企業にプログラミング業務を発注する
  • 上流工程企業は、顧客から多額の報酬を受け取っている

 

 

過酷な労働環境なのに低賃金の、下流工程企業

  • 下流工程企業は、中小IT企業あるいは零細IT企業
  • 上流工程企業が作成したシステム・ソフトの設計書をもとにして、プログラミングなどの労働を行う
  • プログラミングは過酷な業務であり、しかも、成果物の納期までの猶予時間が少ない場合が多いため、
    下流工程企業の社員達は「デスマーチ」という状況で酷使されるパターンが多々ある
  • 下流工程企業は、大金が中抜きされた後の報酬しか受け取れず、
    下流工程の中でも三次請け企業・四次請け企業・五次請け企業と末端の工程へ進むにつれて、報酬額と労働条件がひどいものになっていく

 

 

IT業界の多重下請け構造において、報酬が中抜きされていく例

  1. 官公庁や銀行などの発注元から、大手SIerが「この内容の案件なら、120人月(10人作業して1年掛かる作業量のこと、この段階では人月単価=100万円)だから、1億2千万円で引き受けます」と、
    発注元から1億2千万円を受け取って仕事を請ける↓
  2. 仕事を請けた大手SIerが、中小企業へ人月単価70万円という条件で仕事を発注する↓
  3. 上記の条件で仕事を請けた中小企業が、零細企業へ人月単価50万円という条件で仕事を発注する↓
  4. 上記の条件で仕事を請けた零細企業が、人月単価50万円という条件でプログラミング業務をする

 




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下流工程企業の、中小企業の社員達や零細企業の社員達には、IT業界における負担のしわ寄せが向かってきます。

低賃金で、納期までの時間的余裕も無いデスマーチ的な開発環境で働かされ、その様子はまさに「奴隷」と表現するにふさわしいものです。

 

 

 

 

4「開発での末端のプログラマー達は、奴隷のような作業環境に置かれている」

 

  • そもそも「プログラミング」という業務自体が、脳や目や精神にかなりの負荷がかかる過酷な業務
  • 「納期は決して動かせないのに、顧客や上流工程企業からシステム・ソフトの仕様変更をひんぱんに要求される」という状況のせいで、「デスマーチ」が容易に発生する
    • 「デスマーチ」とは、納期までの期間が短すぎたり、開発現場に人間が足りなすぎるなどの理由から、開発現場が超修羅場におちいっている状況のことを指す
  • デスマーチでの異常な激務や、徹夜での業務による不規則な生活のせいで、プログラマーは「うつ病」「自律神経失調症」をかなり発症しやすい

などが、プログラマーという職種が過酷である主な理由

もともとプログラミング業務が心身に強い負担がかかる作業であるうえに、

そこへさらに、

本記事で解説している「請負形態にすることでITエンジニアを安く使い倒す、『偽装請負』」「上から下にかけてどんどん報酬が中抜きされていく、『多重下請け問題』」

という問題がプログラマー達に押しつけられるわけですから、




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開発現場で必死に働いているプログラマー達は奴隷状態と言っても過言ではありません。

 




なぜIT業界でばかり、奴隷の使役が横行しているのか?の答え

 

 

答え

  1. システム開発・ソフトウェア開発においては、「ウォーターフォール・モデル」が伝統的に採用されていて、
    ウォーターフォール・モデルでは「上流工程(案件定義や設計)」と「下流工程(開発やテスト)」という上下関係が定まっており、
    その上下関係の影響で、上流工程にたずさわる大手企業が下流工程にたずさわる中小企業・零細企業を支配・搾取するような構造になっているから
  2. すでにネットを介して、IT業界の3K状況が広く知れ渡っており、そのせいでIT業界は慢性的な人手不足状態になっていて、
    IT業界に残っているエンジニア達に人手不足による負荷が集中し、エンジニア達が奴隷状態になってしまうから
  3. システム・ソフトの開発と運用について、そのシステム・ソフトの開発担当者や詳しい人物が必要に応じて他社へ派遣されることが多々あり、
    「自社の社員を、他社へ売り飛ばす」という状況そのものが、奴隷の売買という状況と酷似しているから
  4. システム・ソフトの開発においては、
    「顧客から新しい要望が次々と追加されて、仕様変更が繰り返される」「プロジェクトごとに予想外の問題点が生まれてくるのが常」などの理由から、正確な人的・時間的見積もりをすることが非常に難しく、
    たいていは開発中に人数も時間も不足することになり、そのせいで開発にたずさわるエンジニア達が激務の奴隷状態になってしまうから

 

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