給与額や福利厚生などの労働条件が良いホワイト業界の種類と、ホワイト業界の特徴について調査したので、分かったことを報告します。
ホワイト業界の代表的な4つの種類
1「インフラ系」
インフラ系の業界とは、「電気」「水道」「ガス」「NTT(電話)」といった、国民の生活基盤となっているものを提供する業界のことです。
インフラ系の業界では、今の体制の維持・管理がメインの仕事であり、競合他社もほぼいないことが多いので、各方面から「インフラはホワイト業界だ」と評判になっています。
2「化学メーカー業界」
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開発職は他のメーカー業界よりも大幅に楽、営業職もキツくなく、全体的にルーチンワークが多いのが化学メーカー業界の特徴です。
化学メーカー業界では離職率が低く、就労者達にとって非常に居心地の良いホワイト業界だということを示しています。
3「鉄道や郵便局のような元国営の業界」
もともとは国が運営していて、それが民営化されるようになったJRや郵便局は、業界に公務員的体質が今現在も残っています。
競合する企業がほぼ無いので、まったりと働くことができ、福利厚生も充実しています。
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4「公務員」
民間企業のように営業ノルマ・契約ノルマに追われることもないので、公務員はホワイトだと見なされることが多いようです。
ただ、公務員といってもサービス残業や休日出勤はありますし、霞ヶ関で働く国家公務員は完全にブラック職なので、公務員が完全にホワイト業界とは言いにくいと考えられます。
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その他、ホワイト業界だとよく評価される業界
- 私立大学職員
- 独立行政法人
- 社団・財団法人
- 非営利法人
- 石炭・石油のようなエネルギー系
- 海運
- 航空
- 特定の種類のメーカー(輸送用機器メーカー・ガラス製品メーカー・石油・石炭製品メーカー)

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ホワイト企業の割合が高いホワイト業界の、代表的条件
- 離職率が低い
- 社員の勤続年数が長い
- 平均年収が、他の業界よりも高い
- きちんと残業代が支払われる
- 労働法に準拠した労働時間・労働環境
- きちんとスケジュール通りに休日を取れたり、有給休暇が取得できる
- 福利厚生が充実している
このような条件を複数満たしている業界・企業は、ホワイト業界・ホワイト企業である場合が非常に多いです。
本ページで解説しているホワイト業界以外で、「ホワイト業界に見られる特徴」に当てはまる業界や企業を発見できたら、ぜひともそこへ入社することを検討してみましょう。
社員の「定着率」と「残業時間」が良好なところはホワイト業界
社員の定着率が特に高い業界
- 電気・ガス業(定着率97.7%)
- 海運業(定着率97.6%)
- 化学(定着率93.3%)
- 電気機器(定着率93.2%)
- 医薬品(定着率92.6%)
- 精密機器(定着率90.3%)
- 輸送用機器(定着率89.0%)
2013年版「CSR企業総覧」の新卒3年後定着率
社員の残業時間が特に短い業界
- 日用品・化粧品
- 化学・石油・ガラス・セラミック
- 自動車・自動車部品・輸送機器
- 電力・ガス・エネルギー
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」が分析発表
参考用に、ブラック企業の巣窟とされる「ブラック業界」の種類
- 飲食
- 介護
- 不動産
- アパレルのような小売
- 教育(学校の教員や塾講師)
- IT(下流の下請け会社)
- 金融(銀行や証券や消費者金融や保険)
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その業界がブラック業界かそうでないかは、「その業界の離職率の高さ」から判別することができます。
離職率が高い業界ランキング
- 1位:宿泊・飲食(52.3%)
- 2位:教育・学習支援(48.5%)
- 3位:生活・娯楽関連(48.6%)
- 4位:小売業(39.4%)
- 5位:医療・福祉(38.8%)
- 6位:不動産・リース(38.2%)
- 7位:その他サービス(38.2%)
- 8位:学術研究など(33.5%)
- 9位:建設業(29.2%)
- 10位:卸売業(28.9%)
平成26年11月に厚生労働省が発表した「平成23年3月卒業者の離職率」
日本で生きている以上、ある程度のブラックは避けられない
日本人の気質・国民性そのものがブラック企業を生むことが分かってきました。
そのため、日本の会社は大なり小なりほぼ必ずブラック企業要素を含んでいます。それはホワイト業界も同じです。
と少しの妥協も許さずにいつまでも転職を繰り返していても、完全無欠なホワイト業界は見つからないと思われます。
また、転職を繰り返すほど、次に就職できる会社のグレード・年収は下がっていくと一般に言われています。
という感じで、「だいたいホワイトな業界」に就職するのが現実的で良いと思われます。
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