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ストレスでの体内の変化と、ストレスで病気になる仕組み

 

怪我による痛みや、空腹や、人間関係のいら立ちなどのストレスで、体内に具体的にどのような変化が起きていて、

ストレスによってどのような病気が引き起こされるのかを調査したので分かったことを報告します。

 

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ストレスを受けたとき、体内で起きている変化

ストレスを受けたことで「副腎皮質ホルモン」が体内に分泌される

 

ストレスとなる刺激(暑さ・寒さ・空腹・外傷などによる痛み・他者から不快なことを言われる事など)を外界を受けたことで、

副腎(腎臓の一部である内分泌器官)から「副腎皮質ホルモン」が体内に分泌されます。

副腎皮質ホルモンが分泌されるまでの流れの詳細

  1. 視覚や触覚などから受け取ったストレス情報が、脳の視床下部まで伝達される↓
  2. 脳の視床下部が「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」を分泌する
    (同時にβ-エンドルフィンという、痛み・緊張・不安を和らげる効果がある神経伝達物質も分泌される)↓
  3. 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンをとらえた脳の脳下垂体が「副腎皮質刺激ホルモン」を分泌する↓
  4. 副腎皮質刺激ホルモンが血流に乗って体内をめぐる↓
  5. 副腎皮質刺激ホルモンが副腎に到達し、そのホルモンの刺激を受けたことで、副腎が「副腎皮質ホルモン」を分泌する

 

 




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視床下部から分泌された「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」は自律神経のうちの「交感神経」にも作用します。

この作用によって交感神経からノルアドレナリンが分泌され、

ノルアドレナリンの分泌を受けて副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンが分泌されます。

アドレナリンの効果で心拍数の増大・瞳孔の散大などの影響があり、身体が活動的な状態へ変わります。

 

 

「副腎皮質ホルモン」の作用

副腎皮質ホルモン(主に「コルチゾール」からなるホルモンの一群の名称)の効果

  • 血圧の上昇
  • 血糖値の上昇
  • 筋肉でのタンパク質代謝の促進
  • 脂肪組織での脂肪分解の促進

 

 




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副腎皮質ホルモンの作用で上記のような変化が体内に起こり、そのことで身体が活動的な状態へと切り替わります。

いわば身体を闘争状態に切り替えることで、ストレス源へ対抗できるようになります。

 




ストレスを過度に受けているときに心身に起こる異変

 

心の異変

  • 「イライラする」という感情・感覚がひんぱんに浮かんでくるようになる
  • 気力が低下し、無気力状態になる
  • 容易にキレるようになるなど、感情的になる
  • 気持ちが憂うつになる
  • 不安感が強くなる
  • 集中力が低下する

 

 

身体の異変

  • 寝付きが悪くなったり、夜中にひんぱんに目覚めてしまう
  • 朝、時間通りに起床することが難しくなる
  • やたらと疲れやすくなったり、いつまでも疲れが取れない
  • 胃痛
  • 腹痛
  • 動悸(心臓の鼓動のペースが通常時よりも早くなること)
  • 便秘
  • 下痢
  • 生理不順
  • 食欲の変化(食欲不振になったり、食欲過剰になる)

 

ストレスが心身の病気を引き起こす仕組み




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高ストレスの状況が続くと、副腎皮質ホルモンが分泌され続けることの悪影響を受けて、

「高血圧状態」「高血糖状態」「胃酸の過剰分泌状態」などが長期的に続くようになります。

 

 

高血圧状態が続くことで引き起こされる病気

  • 虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)
  • 高血圧症
  • 動脈硬化
  • 頭髪がハゲる(高血圧のせいで血管が収縮状態にあり、頭皮の血行が悪化して毛母細胞へ栄養分が行き届かなくなるため)

 

 

高血糖状態が続くことで引き起こされる病気

  • 糖尿病

 

 

交感神経が優位な状態が続くことで引き起こされる病気

  • 自律神経失調症
  • 夜間も身体が活動的な状態になっているため、不眠症になる

 

 

 

 

胃酸の過剰分泌状態が続くことで引き起こされる病気

  • 胃潰瘍
  • 胃がん

 

 

コルチゾールの分泌過剰状態が続くことで引き起こされる病気

  • うつ病
    • 過剰分泌されたコルチゾールが脳を傷害し、脳の海馬の萎縮を引き起こし、そのことがうつ病を引き起こすと考えられている
  • パニック障害や適応障害
    • 過剰分泌されたコルチゾールが血管を収縮させ、脳内の血流量が低下するせいで、脳全体や神経細胞に悪影響が及び、そのことが複数の種類の精神疾患が発症するきっかけと考えられている
  • 肉体の免疫力が低下し、風邪などの種種の病気にかかりやすくなる

 




その人の「ストレス耐性」の大小を左右する3大要素

 

1「楽天的な性格」か、それとも「抑うつ的な性格」か




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楽天的な性格の人はストレス耐性が高く、ストレス源になりうる問題が起きても
「まあ、何とかなるでしょ」「気にしない気にしない」「たまたま運やタイミングが悪かった」
のようにとらえることで、ストレス源とまっこうからぶつからずに済みます。

抑うつ的な性格の人はストレス耐性が低く、ストレス源になり得る問題に対して
「不安だ…」「もしもこんな事態になったらどうしよう…」
などと、いつまでもクヨクヨ考えてしまい、ストレスによる悪影響を直接受けてしまいます。

 

 

 

2「攻撃的でアクティブな性格」か、それとも「受動的な性格」か

攻撃的でアクティブな性格の人はストレス耐性が高く、他者から不快な言葉を投げかけられたり、物事を不当に押しつけられそうになったときは、持ち前の性格からその場で必ず言い返したり拒絶したりと、ストレス源を遠ざけることができます。

受動的な性格の人はストレス耐性が低く、他人からの嫌な誘いや物事の不当な押しつけを断ることができず、ストレス源から逃げることができません。

 

 

 

3「ストレス源を上手く処理できる」か、「ストレス源を処理できない」か

ストレス源を上手く処理できる、ストレス耐性の高い人の特徴

  • メンタルが強い性格なので多少のストレス量には動じない
  • ストレス源になりうる問題をさっさと解決できる
  • これまでの人生で多くのストレスと向き合ってきたので、今回のストレス源にも耐えやすい
  • 「ちゃんと考えるべき問題」と「あえて深く考えずにスルーすべき問題」の区別がついている

ストレス源を処理できず、ストレス耐性の低い人の特徴

  • メンタルが弱く、心のストレス容量が少ないのですぐにいっぱいいっぱいになってしまう
  • ストレス源になりうる問題が、能力不足のせいで解決できない
  • 「真面目・几帳面」という性格がわざわいして、細かな間違いや不正をスルーできない

 

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