「働き過ぎ」というのは主に心臓に過度の負担をかけ、寿命を縮めます。
働き過ぎのせいで心身に負荷がかかりすぎ、突然死してしまう「過労死」という問題について調査したので分かったことを報告します。
過労死の病理的原因
「肉体的な病気」による過労死の原因
- 急性心不全
- 心筋梗塞
- 虚血性心疾患
- クモ膜下出血
- 脳出血
これらの病気が起こる原因は「自律神経の乱れ」である。
長時間労働のせいで、自律神経の中の「交感神経」が刺激され続けて肉体が興奮状態になり、常に心臓へ負担がかかるために心不全や脳出血が起こりやすくなります。
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「精神的な病気」による過労死の原因
過労によって心身に負担がかかりすぎて「うつ病」を発症し、うつ病で自殺。
予備知識:「過労死」とは
過労死はいかにも日本的な現象として英語・フランス語でもkaroshiという単語が定着している。
また、オックスフォード英語辞典にもkaroshiの語句解説が掲載されている。
日本でいうところの過労死は、長時間労働や過重労働のせいで脳出血・心疾患・うつ病を発症しての自殺する現象を意味している。
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厚生労働省の統計で、過去10年ほどの間に過労で自殺・自殺未遂をする人が10倍ほどに増えているという発表がなされた(2014年)。
過労死の前兆
身体的な前兆
- 頭痛
- 強い疲労感
- 胸痛
- 息切れがする
- 冷や汗
- めまいがする
- 手先がしびれる
- 物がぼやける・二重に見えるなどの視力の異常
精神的な前兆
- 集中力の欠如
- 食欲の異変(食欲が感じられないか、異常に食欲が増す)
- 抑うつ的な気分
- 不眠
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過労死する労働環境基準とされる「過労死ライン」
(月に20日出勤するとして、1日4時間の時間外労働=残業)
なぜこの数字が過労死ラインにされるかというと、厚生労働省の「心理的負荷による精神障害の認定基準について基準」の中で「1ヶ月の時間外労働が80時間以上だと、脳血管疾患及び虚血性心疾患等の発症と業務の関係性が強い、と評価できる」とされているからです。
厚生労働省が、「1ヶ月に80時間以上の時間外労働をしていた人が病死した場合は、仕事をやりすぎたせいで脳の出血や心疾患が起こった、とほぼ確実に見なすことができる」と認めています。
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過労死を引き起こす原因
労働条件編
- 法定基準を無視した長時間労働を強いられる
- 仕事の量と出勤日が多すぎてろくに休むことができない
- 仕事中は常に動き回る必要があって身体への負担が大きい
精神面での負担編
- 仕事が多すぎて心に重度のプレッシャーがかかる
- 上司・同期・部下との人間関係がこじれていて不安
- 忙しすぎてプライベートがほとんどなくて生きている意味を見いだせない
身体に過度の負担がかかる労働条件は心疾患や脳出血を引き起こし、精神に重圧がかかるような状況のせいでうつ病を発症して自殺してしまいます。
過労でうつ病になったらもう自分の意思では止まらない
過労によって心に過度の負担がかかり、うつ病が発症して、うつ病のせいで自殺することも過労死に含まれます。
- 強い不安と焦りを感じる
- 睡眠時間の極端な増減のような、睡眠のパターン変化
- 集中力が無くなる
- 強い疲労感が常にある
- 死にたいと感じることが多くなる
- 趣味を楽しいと感じられなくなる
- 思考力と記憶力の減退
うつ病が発症すると、うつ病以前の人格とは別の人格へ変わると思って良いです。
(今までの人生経験を顧みた「俺は強い性格だから大丈夫!」という考え方は全く通用しません)
うつ病状態では自分の意思で自.殺を食い止めることはほぼ無理なので、言葉通りの意味で死にたくなければ仕事を休むか、過労を強いている仕事を辞めるべきです。
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