企業の採用において、生涯最前線の現場に立ち、幹部への出世の見込みがほぼ無い…という採用枠を「ソルジャー(兵士の意味)」と呼びます。
ソルジャーという採用枠の特徴について調査したので、分かったことを報告します。
最前線で戦うので、最も消耗が激しくて危険なソルジャー
「ソルジャー」とは、現場で辛い思いをして働く役割がずっと続く会社員のことを指します。
ソルジャー(soldier)とは、「戦闘に従事する兵士」という意味です。
ソルジャー会社員の特徴
- ソルジャーは「営業」「販売」「現場担当」などのような、それをやる人の消耗が激しくて離職率の高い、嫌な仕事をあてがわれる
- 基本的には、出世コースから外されているので、ずっとソルジャーで居続ける
- 文系学部を卒業した新卒社員は、高確率で営業職のようなソルジャーに任命される
- 面接での人物評価に加えて、その人物の出身大学のグレードによって管理職候補での採用かソルジャーでの採用かが決まると言われている
もともとキツいソルジャーの中でも最悪の「証券ソルジャー」
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証券会社にソルジャー採用された人のその後
- 証券会社のソルジャーは基本的に「リテール営業」。個人の顧客に証券取引をさせたり投資信託を買わせるのが役目
- 売上額・手数料収入・会社が売りたい種類の銘柄を売れたかどうか、などの各種ノルマが課せられる
- 朝7時に出社で夜の23時に帰宅、といった勤務状況が続く
- ノルマが達成できなくて、上司に詰められる(責任を追及され、怒鳴られ、脅迫されること)のはいつものこと
- このような異常な勤務状況のせいで、大部分の証券ソルジャーは3年位内に会社を辞める。
会社側もその大量離職を見越して、毎年の採用人数(ソルジャー枠)はかなり多い
ソルジャー枠ではなく、幹部候補として採用される人
- ソルジャー枠で採用された人達と、表面上は同じように採用されたかに見えるが、
じつは採用時に人物評価・学歴・職歴・資格などで選ばれた「幹部候補」として採用されている - 支店ではなく「本店」、「大都市にある支店」などの影響力の大きなところへ配属される
- 経営に携わる「経営企画部」、社員達を俯瞰して大きな影響力を行使することができる「人事部」、法人相手専門に大口取引を行う「法人営業部」といった出世コースの部署へ配属される
- 本店や大都市の支店、出世コースの部署の仕事も、証券会社の仕事ゆえにとてもキツいが、
それに耐えていれば将来は管理職に就くことができるので、ソルジャー達とは雲泥の差がある

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ソルジャー採用された人達の末路
ソルジャーとして生き残るパターン
- 入社後も、ずっと現場で苦労しつつも、会社に勤め続ける
- ↑の過程で、「同僚や後輩の管理職候補が出世していくが、ソルジャーの自分は出世できないので、
悔しい思いをしつつも仕事を続ける」という状況が付け加わることが多い
ソルジャーとして戦死するパターン
- 過酷なノルマや、現場仕事をすることでの心身への過負荷から、もう耐えられなくなって会社を辞める
- 辞めようとする前に、身体を壊したり、うつ病・パニック障害のような精神疾患を発症して、会社を辞めざるを得なくなる
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