学校卒業後、就職活動としてライトノベル作家を目指すことが、
あまりにも成功率が低すぎてダメである理由を解説します。
就職活動としてラノベ作家を目指すことがダメな理由
ライトノベルの新人賞で受賞するための難易度が、あまりにも高すぎるから
- どの出版社の新人賞も、賞を受賞する競争倍率は、だいたい50倍~100倍程度(金賞・銀賞など、新人賞コンテストには複数の賞があるため、賞の種類によって競争倍率が変動する)
- 「作家の面倒見が良い出版社(出版した作品の売上が振るわなくても、他の出版社よりは作家に対して寛容である社のこと)」の新人賞は、競争倍率が200倍~500倍以上になってしまうので、受賞は絶望的
「なかなか受賞できないこと」から派生して、企業就職が困難になりやすくなる
- 学校卒業後、企業就職せずに何年間も賞への作品投稿を続けていると、企業就職が難しくなっていく
- 「学校卒業後、経歴上に何年間もの空白期間がある求職者」は企業側が倦厭するため、書類選考の段階ではじかれやすくなる
- 経歴上の空白期間が拡大すればするほど、就職の選択肢がブラック職業ばかりになってしまう
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売り上げ不振で作品が打ち切られると、あれこれと悲惨な目に遭う
- 打ち切られた場合、「新作を出版して、初版分の印税収入を得る」という収入経路が、絶たれてしまう
- 既刊の作品が売り上げ不振を理由にして出版社側から絶版されることも多々あり、印税収入が絶たれてしまう
- 作品の打ち切りが何回か連続した場合、出版社との出版契約が解消されてしまい、ただの無職になってしまう
- 大手出版社の場合は3回連続打ち切りで契約解消、弱小出版社の場合は1回の打ち切りで即契約解消もあり得る、と言われています
(契約解消された場合、また新人賞への投稿から再スタート)
- 大手出版社の場合は3回連続打ち切りで契約解消、弱小出版社の場合は1回の打ち切りで即契約解消もあり得る、と言われています
以上の事情により、ラノベ作家を目指しても成功の目がある人
かなりの才能があり、自然のなりゆきとして作家デビューが可能な人
- 新人賞コンテストへ初めて投稿した作品が、「最終選考に残る」「受賞はできなかったものの、編集者の目にとまり、出版社側からコンタクトを取ってもらえる」といった具体的な成果を上げる
- 多くても投稿回数が3回目までに、何かしらの成果を上げられない場合、受賞は厳しいと言わざるを得ない
かなりの速筆であり、続けざまに新人賞コンテストへ作品投稿できる人
- だいたい、1ヶ月で1作(原稿用紙250枚~300枚程度)を書き上げることができるくらい、かなりの速筆(1年間で10作~12作程度量産できることが望ましい)
- 「速筆であること」は優れた文才があることの有力な指標であり、
また、次々とあちこちの新人賞コンテストへ新作を投稿していれば、1~3年以内に高確率でどこかの賞に引っかかるから
- 「速筆であること」は優れた文才があることの有力な指標であり、
ライトノベル作家は、
「そもそも、デビューすることが困難を極めるため、仕事に就くことさえほぼ不可能」
「作品の打ち切り&作家廃業の危機と、常に隣り合わせ」
というハイリスクな職業であるため、
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勝ち筋が見えない状況でデビューに挑戦することは、あまりにも愚かな行為と言えます。
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